ジャックス(JACCS、ジャックスカード)の債務整理

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このページでは、株式会社ジャックス(JACCS、ジャックスカード)の債務整理について解説します。
クレジットカードやカードローン、オートローン保証や住宅ローン保証など、ジャックスの返済で滞納しており、お困りの方は、ぜひお役立てください。

株式会社ジャックスとは？主なサービスやクレジットカード

まずは、株式会社ジャックス(JACCS)について、基本的な情報を確認していきましょう。
ジャックスは、1954年に創業された日本の大手信販会社です。名称のJACCSは、Japan Consumer Credit Serviceの略語となっています。
“クレジットカードのジャックス”として有名で、主なカードには以下のようなものがあります。

株式会社ジャックスの主なクレジットカード

• ジャックスカード
• ジャックスカード ゴールド
• ジャックスカード VISA payWave
• アルプス ジャックスカード
• ETC ジャックスJCBカード

その他、豊富なプロパーカードや、各社との多数の提携カードを発行しています。

クレジットカード以外にも豊富なサービスを展開

クレジットカードでなじみ深いジャックスですが、そのほかにも、カードローンの発行や、各種ローンの保証業務なども行っています。「ジャックスのオートローン」も、評判の高い人気のサービスの一つです。

自動車ローン保証、住宅ローン保証、家賃保証など、保証会社としても幅広く活躍しており、ジャックスのクレジットカードを持っていない方でも、間接的に利用している場合も多くなります。また、個人事業主向けのサービスも展開しており、事業主や経営者からも評判となっています。

このように多角的なフィナンシャル事業を展開しているため、思わぬ返済の滞納で、ジャックスから督促が行われる場合もあります。この記事では、主な事例について簡単に触れながら、ジャックスの債務整理について解説を進めていきます。

ジャックスのクレジットカードや各種ローンが払えない・返せない時は債務整理の検討を

ジャックスにはクレジットカードをはじめとし、様々なサービスがありますが、支払や返済に困って滞納してしまった場合、解決方法はどれも「債務整理」または「消滅時効の援用」が基本となるでしょう。

債務整理は、返済や未払いを減額・免除、再分割などにより負担を軽減し、困っている方を助けるための、国の認めた救済制度です。

債務整理には、「特定調停」「任意整理」「個人再生」「自己破産」といった種類があります。また、少し異なりますが、返済義務を時効で帳消しにする「債務の消滅時効の援用(時効援用)」も、返済トラブルの解決に用いられる場合があります。

こうした各種の合法的な手続きで、ジャックスの滞納も解消できる可能性があります。

ジャックスにはクレジットカードに限らず、住宅ローン保証、オートローン保証、カードローンなど、さまざまなフィナンシャル・サービスがあります。ですが、どのようなケースであっても対応できるように、債務整理の仕組み(制度)が国によって整えられています。そのため、ジャックスの様々な返済滞納や未払いに対しても、また、ジャックス以外のローンやキャッシング等についても、債務整理で解決をはかることが可能です。

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ジャックスは保証会社？信用金庫や銀行ローンの滞納でジャックスから督促が来る理由は？

クレジットカード会社として知られるジャックスですが、先ほどご説明した通り、“銀行や信用金庫、ろうきん等の保証業務”を行う保証会社でもあります。

保証業務とは、簡単に説明すれば、「利用者が滞納した場合に代位弁済(立て替え払い)を行い、督促して回収する業務」です。ジャックスは、住宅ローン保証、オートローン保証、家賃保証など、さまざまなローンの保証業務を行っています。

そのため、ジャックスが保証会社となっているローンで滞納すると、そのローンを借りた銀行等ではなく、ジャックスから督促が来ることになります。この場合も、返済が難しい場合は、上記の“債務整理”での解決が期待できます。

ジャックスのオートローンを債務整理すると車はどうなる？

ジャックスは、クレジットカードやカードローンのほかに、オートローン(自動車ローン)も提供しています。また、他社のディーラーローン等の保証業務も行っているようです。
こうしたオートローンの滞納も、“債務整理”で解決が図れるのですが、では債務整理をすると、購入した車はどうなるのでしょうか？

この答えは、

債務整理のうち「任意整理」「個人再生」「自己破産」のどれを使うか
ローン契約の“所有権留保特約”があるか

といった要素によって大きく左右されます。人それぞれの事情によって異なるので、一概に引き上げられるとも、引き上げられないとも言えません。

ですが、所有権留保や、あるいは法的手続きの「仮差押え」で車が回収されてしまう可能性も高いと考えられます。車の引き上げは、そう何か月も待ってもらえるものではありません。そのため、ジャックスのオートローンで滞納した場合、すぐに弁護士や司法書士への相談が必要となります。

ジャックスの家賃保証の滞納も“債務整理”で解決できる？

「ジャックスは様々な他社ローンなどの保証も行っている」とご説明してきましたが、それと少し似たサービスとして、“家賃保証”も行っています。
これは、賃貸物件で入居者が家賃を滞納した場合、立て替え払い(代位弁済)と督促・回収を行う業務です。

といっても、保証される(＝滞納者に請求される)内容は、滞納した月額家賃だけではありません。雪だるま式に増えてしまう遅延損害金はもちろん、督促にかかる弁護士費用、明け渡し訴訟などの訴訟費用、退去後の原状回復費、残置物撤去費用、早期解約違約金など多岐にわたります。こうした諸経費が請求に上乗せされ、一気に200万円以上の請求となってしまう場合もあります。

また、費用や滞納家賃の回収・取り立てだけでなく、“任意での立ち退き交渉”や、“明け渡し訴訟による強制退去”といった業務も行っているようです。そのため、ジャックスの家賃保証で家賃を滞納すると、“住まい”と“お金”という、生活の大切な基盤が一気に揺るがされてしまいます。

家賃滞納は、解決が遅れれば遅れるほど、請求額が膨れ上がってしまう特徴もあります。そのため、ジャックスの家賃保証で家賃を滞納した場合、すみやかに弁護士・司法書士に相談したほうが良いでしょう。

債権回収会社からジャックスの滞納について督促が来たら

ジャックスの各種サービスやローン、クレジットカード等で滞納が続いていると、「債権譲渡譲受通知」が届く場合があります。これは、債権(＝返済を受け取る権利)が、ジャックスから“債権回収会社”に移ったことを意味します。

具体的には、

• アビリオ債権回収株式会社
• ジャックス債権回収サービス株式会社
• エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社

といった債権回収会社(サービサー)に、債権譲渡や回収を委託される場合が多いようです。
これらの債権回収会社は、法務大臣から特別な許可を得た“取り立てのプロ”です。といっても、非合法な取り立ては一切行わず、淡々と法に従って、“裁判や差押え(強制執行)”といった法的措置により、債権回収を行います。たいへん強力な“借金回収のプロ”ですので、個人で太刀打ちすることは到底できません。

ですがその一方で、債権回収会社に譲渡された債権は、“時効債権”となっている場合もあります。これは簡単に言えば、“もう時効を過ぎており、あとは時効援用の手続きをするだけで、返済義務が帳消しにできる”可能性があります。

ですので、債権回収会社から督促が来たら、“消滅時効の援用”を検討する必要があります。といっても、こちらも実際には複雑な法的ルールがあるため、個人で行うのは困難でしょう。さらに、自分で相手方に連絡してしまうと、“債務承認”により時効の中断が発生したり、時効援用権の喪失を引き起こしたりして、時効援用ができなくなる恐れがあります。

こうした理由があるため、ジャックスの滞納で債権回収会社から郵便ハガキや督促が届いたら、弁護士や司法書士に相談する必要があります。

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ジャックスに過払い金はある？株式会社ジャックスへの過払い金返還請求について

ジャックスの債務整理に関連して、「ジャックスへの過払い金返還請求」についても解説します。

過払い金返還請求とは、“払い過ぎた利息を取り戻す”手続きです。貸金業法が改正された2008年ごろより以前では、多くの消費者金融や信販会社で、利息制限法の上限を超えるグレーゾーン金利での貸付が行われていました。しかし、これは「法定金利を超えており、不当」という判断が最高裁判所より下された結果、過払い金を取り戻しやすくなり、返還請求をする人が急増しました。

さて、そんな過払い金返還請求ですが、ジャックスの場合はどうなっているのでしょうか。
結論からお伝えすると、ジャックスの場合、「現在、取り戻せる過払い金がある人は、ほとんどいない」と言えます。

というのも、ジャックスは2008年よりずっと以前の“1997年”ごろから、自主的に金利を下げ、グレーゾーン金利での貸付をやめているからです。そもそも“払い過ぎた金利”が発生している方が少ないと言えます。

では、1997年以前にジャックスを利用しており、高い金利を払っていた人はどうでしょうか？
こちらも残念ながら、現在では過払い金を取り戻すのは難しいと考えられます。なぜなら、“過払い金の時効は最終取引から10年”となっているためです。

現在(2017年)は、ジャックスが自主的に金利引き下げを行ってから、20年も経っています。ですので、仮に過払い金が発生していても、“すでに最終取引から10年以上が経過している”人も多いでしょう。そうなると、“過払い金は時効により取り戻せない”となります。

万が一、1997年以前からジャックスとの取引が継続している…という方は、過払い金が取り戻せるかもしれません。心当たりのある方は、“過払い金返還請求に強い弁護士・司法書士”に、無料相談で問い合わせしてみましょう。

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