ジャックスのオートローンの債務整理~任意整理、個人再生、自己破産それぞれの特徴は?

投稿日:2017年11月26日 更新日:

★この記事を読んでわかること
  • ジャックスのオートローンを滞納すると、車を引き上げられてしまう
  • 「車の引き上げに応じれば、それで解決」ではなく、“車が取り上げられて、借金だけ残る”パターンもある
  • ローン残債を返済できなければ、裁判・強制執行(差し押さえ)となり、職場や家族、取引先などに多大な迷惑をかけてしまう
  • 車を守りたい場合も、手放して良い場合も、法的措置を回避するために債務整理の相談が必要

この記事では、ジャックス(JACCS)のオートローンの滞納について解説していきます。

いつ車を引き上げられる?
車を守るためには、どうすればいい?
裁判や差し押さえになる?
お金が払えない場合、どう解決すればいい?

そうした疑問をお持ちの方は、ぜひお役立てください。

なお、ジャックスのオートローンには、「株式会社ジャックスと直接契約して組むもの」と、「ディーラーの店頭ローン等で、ジャックスが保証会社となっているもの」があります。
契約の方法や仕組みがそれぞれ違うのですが、“滞納するとどうなるのか・どう解決すれば良いのか”といった事については、大きな違いはありません。ですので、どちらの場合も共通するポイントを解説していきます。

 

ジャックス(JACCS)のオートローンを滞納すると車を引き上げられる?

まず、オートローンの滞納でもっとも気になるのが、「車の引き上げ」ではないでしょうか。せっかく買った車が、“返済ができないから”という事で、強制的に持って行かれてしまうことです。

では、ジャックスのオートローンで滞納すると、車は引き上げられてしまうのでしょうか。いつ引き上げになるのでしょうか。

結論からお伝えすれば、「ジャックスのオートローンを滞納すると、車を引き上げられてしまう」と考えられます。
いつ引き上げられるかは、はっきりとは言えません。ですが、流れとしては次のようになるのが一般的でしょう。

滞納状況 督促の内容、どうなるか
引き落とし日に滞納 「引き落としができませんでした」といった通知が届く
再引き落とし日
(~約3週間ほど)
車の引き上げを予告する通知(郵便)が届く
引き上げ予定日の2週間ほど前 返済の最終期日。ここまでに一括返済できない場合、車の引き上げとなる
引き上げ日 車が引き上げられる

 

ジャックスに車が引き上げられる理由は、ローン契約の所有権留保特約

ジャックスのオートローン滞納で、車が引き上げられてしまう理由は、「ローン契約に所有権留保特約が含まれるから」と言えそうです。
所有権留保特約とは、“車の所有権”を、ローン完済まで“留保”する特約です。簡単に言えば、「オートローンを払い終わるまで、車の持ち主は購入者(あなた)ではなく、ジャックスですよ」という契約内容です。
この契約に同意して、ローンが成立しているため、滞納によって車を引き上げられてしまう事になります。

 

所有権留保がなくても、仮差押えで“裁判になる前に”取り上げられる場合も

ジャックスのオートローン、またはオートローン保証では、ほとんどの場合、先ほどの“所有権留保特約”がついていると考えられます。ですが、所有権留保がない場合も、「仮差押え」で車が抑えられてしまう恐れがあります。

仮差押え(仮執行)は、債権者が「自動車の取上保管命令申立書」を裁判所に提出し、裁判所の執行官が債務者の自動車を取り上げて、保管するものです。

これは“民事保全”という、裁判上の手続きの一環になります。「これから訴えるので、相手が財産を処分してしまわないように、裁判所に抑えておいてもらう」という事です。先ほどの“所有権留保”は「契約による効力」ですが、こちらの“仮差押え”は「司法の効力」になるので、かなり強力です。

ですので結果としては、ジャックスのオートローンで滞納した場合、所有権留保特約が仮になかったとしても、車を回収されてしまう恐れがあります。

 

車の引き上げだけではない!“裁判・差し押さえ”の影響は職場や家族にも

さて、ジャックスのオートローンを返せなくなったとき、「車を諦めて、素直に引き上げに応じれば、それで万事解決」という事ではありません。引き上げ後の車の査定額がローン残債に足りない、等の理由により、“車を回収されて、オートローンの残債(=借金)だけが残る”結果になりがちです。

そして、この残債が払えなければ、裁判、強制執行、差し押さえと進んでしまうでしょう。詳しくは「債権回収会社からジャックスの滞納借金について取り立てを受けたら?」で解説していますが、“債権回収会社に債権が譲渡され、そちらから督促や法的措置を受ける”ケースもあります。

差押え強制執行になれば、自動車だけでなく、ほかの財産や預金、給与(事業主の場合は売掛金)なども、裁判所の執行官によって強制的に回収されてしまいます。
そうなると、職場や取引先、家族の生活など、大勢の人に多大な迷惑をかけてしまうでしょう。特に、給与や売掛債権は、第三債務者である職場(売掛債権の場合は取引先)に対して強制執行されるため、影響は計り知れません。

 

ジャックスのオートローン解決方法はどうすれば?車を守る方法と、車を手放す方法

ここまでお読みいただいて、「ジャックスのオートローン滞納は、何とか解消しなければ」と思って頂けたのではないでしょうか。
ですが、「お金がなくて払えないから滞納しているのに、どうやって滞納を解消すれば…」と、頭を抱えてしまうのが、多くの人にとっての現実だと思います。

そこで一つ、ぜひとも検討して頂きたいのが、“債務整理”です。
債務整理とは、国の認めた“借金などの返済減額・免除・再分割”の方法です。返せなくなった借金を、無理のない形にして、解消するための手続きと言えます。
「任意整理」「個人再生」「自己破産」といった種類があり、いずれも弁護士や司法書士に依頼して行います。

任意整理 将来掛かる利息や遅延損害金をカットし、元金のみを3年程度の分割払いとする
個人再生(個人民事再生) 全ての借金を5分の1~10分の1程度に減額し、3年~5年の分割払いとする
自己破産 資産を手放す必要があるが、全ての借金の返済義務が無くなる

こうした債務整理の各種手続きで、ジャックスのオートローンや、ジャックスが保証会社となっているディーラーローンの滞納も、減額や免除が可能です。つまり、“お金が足りなくても解決できる”可能性があると言えます。

 

無料相談で、すぐに債務整理に強い弁護士・司法書士に相談を

オートローンの滞納、そして車がどうなるのかは、デリケートな事情が関係する方も多いでしょう。

「ジャックスのオートローンで滞納しているのですが、車を手放すしかないでしょうか?」
「どうしても家族の介護で車が必要です。なんとか守れる方法はありませんか?」
「過疎地域に住んでいまして、車がないと買い物もできません。」

こうした場合に、どうすれば自分や家族の生活が守れるのか、日々の暮らしが守れるのかは、本当にプロの判断が重要になります。

また、特別な事情がない場合も、ただでさえオートローンの滞納は“難しい問題”です。ここまでの記事をお読みいただいても、その難しさは、肌でご理解いただけたものと思います。

だらこそ、債務整理に踏み切るかどうか決める前に、“無料相談”で弁護士や司法書士にアドバイスをもらうことが重要です。
信頼できるプロに相談し、「自分はどうすればいいのか」を教えてもらいましょう。

債務整理に強い弁護士・司法書士に無料相談

 

補足説明:債務整理をすると、オートローンで買った車はどうなるのか

任意整理すると?オートローンは対象にしなければ大丈夫

任意整理は、整理する債務を選べる債務整理手続きです。ですので、オートローンを対象にしなければ問題はありません。

たとえば、「任意整理で“ジャックス以外の借金やクレジット”を整理し、ジャックスのオートローンに返済できる余裕を作る」という方法もあります。任意整理と合わせて過払い金返還請求も行い、そのお金を返済に充てる方法も考えられるでしょう。

ただ、「ジャックスのオートローンを整理しなければ、どうしようもない」場合や、「債務整理をするまえに、オートローンの所有権留保特約で車を引き上げられてしまった」という場合は、車を守るのが難しくなる恐れもあります。

これに限らず、任意整理は“依頼する弁護士や司法書士の腕次第”…という部分も大きいので、しっかりした先生を選びましょう。

 

個人再生すると…所有権留保特約などにより異なります

個人再生の場合は、オートローンの所有権留保特約によって、車を守れるかどうかも変わってきます。ジャックスのオートローンは、基本的に所有権留保特約があるので、車を引き上げられてしまうと考えて良いでしょう。

所有権留保特約がない場合も考えられますが、その場合は、“個人再生の清算価値保障原則”という、大変複雑な法的ルールによって結果が変わってきます。
これは本当に高度な法務知識と実務経験が必要になる分野です。ですので、ご自身でネットで調べたり、本を読んで勉強するよりも、債務整理に強い弁護士や司法書士に無料相談で聞いたほうが良いでしょう。

ネットには確かに、個人再生の清算価値保障原則を解説しているサイト等もあります。ですが、中途半端な解説を頼りにすると、“生兵法は大怪我のもと”となりかねません。ですので、当サイトでも具体的な解説は省略し、“本物のプロである、弁護士・司法書士への無料相談”をおすすめしています。

 

自己破産すると…絶対に残せない、というわけでもありません

「自己破産」を選んだ場合も、車を手放すことになるか、それとも守れるかは、“人それぞれの契約内容や事情による”となります。
ですので、やはりこれも“債務整理に強い弁護士や司法書士に問い合わせ”が正解なのですが、あくまで参考として、いくつかポイントを解説していきます。

まず、債務整理や自己破産といっても、何でも四角四面にキッチリと定まるわけではありません。「自由財産(自己破産しても守られる財産)の拡張」など、地方裁判所ごとの判断基準や、裁判官の裁量による判断もあり、現実にはかなり柔軟性があります。

ジャックスのオートローンの場合は、所有権留保特約によって引き上げられてしまう可能性が高いのですが…仮に所有権留保特約がなく、かつ査定額が20万円以下の場合は、車を手放さなくて済む可能性もあります。

“車を守るか、生活と家族を守るか”…冷静な検討を

ジャックスのオートローンを債務整理すると、所有権留保特約により、車を引き上げられてしまう可能性が高いと言えるでしょう。もちろん、債務整理をせずに滞納を続けても、やはり同じ特約で車を回収されてしまいます。ですので、“何がなんでも車を守りたい、手放したくない”という方は、考え方を変える必要に迫られるかもしれません。

そこでご提案なのですが、「車を守れるかどうか」ではなく、「家族や生活や仕事を守る」「お世話になった人との信頼関係を守る」と考えてみてください。

オートローンの滞納を解消できなければ、車の引き上げに加え、債権回収会社からの督促、裁判、差押え・強制執行などを通して、家族や職場、周りの人にも、大きな迷惑をかけてしまいます。

ですが債務整理をすれば、仮にオートローンで買った車は守れなかったとしても、家族や生活、仕事、大切な人の人生は守ることができます。
なぜなら、債務整理はただの借金減額方法ではなく、“借金返済に苦しんでいる方を救済するために、国が作った制度”だからです。

もちろん、「車を手放してしまうと、日常生活に支障が出る」「病気や高齢の家族の介護に、車がどうしても必要」など、人によってデリケートな事情もあるでしょう。そうした場合も、最大限の配慮をもって解決を図られるのが、債務整理の一番のポイントです。

自分や家族にとって、“どういう形での解決”が一番良いのかを、弁護士や司法書士と一緒に、冷静に考えてみてはいかがでしょうか。

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