ワイジェイカード(YJカード)の債務整理

投稿日:2017年10月26日 更新日:

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★この記事を読んでわかること
  • ワイジェイカードが払えない、返せない場合の解決方法として、債務整理、時効援用などの方法がある
  • ワイジェイカードが保証会社となっている銀行ローン等で滞納すると、ワイジェイカード株式会社から督促が来る場合がある
  • 返済が苦しい場合は、任意整理、個人再生、自己破産などの債務整理で残債を減額したり、取り立てを止めることも可能。
  • 最終返済から5年以上経っている場合、「減額和解のご提案」が届いたり、「MOS合同法律事務所」から通知や督促が来ている場合等は、“消滅時効の援用”で返済を実質の“踏み倒し”できる可能性もある

この記事では、ワイジェイカード(YJカード)の滞納解決や債務整理(任意整理、個人再生、自己破産)、時効援用などについて解説していきます。

詳しい解説については記事の中で触れていきますが、まず大切なポイントになるのは、

「返済滞納や延滞を、お金がなくても解決する方法がある」
「裁判にならずに、取り立てを止める方法がある」

ということです。
そうした様々な方法について解説をお届けしていきます。

ワイジェイカード株式会社とは?Yahoo!JAPANのクレジットカード発行会社

本題に入る前に、まずはワイジェイカード株式会社について解説していきます。 ワイジェイカード株式会社は、Yahoo!JAPANのクレジットカード発行会社です。ワイジェイは「YJ」のカタカナ読みで、Yahoo!Japanの略称…という事なのかと思われます。

クレジットカードのYahoo!JAPANカードや、ソフトバンクカード等を発行しています。また、もともとは「楽天KC」のクレジットカード会社だったので、楽天KCカードなども発行していました。
現在の楽天カード(楽天銀行)とは違う会社になるので、注意が必要です。

ワイジェイカード株式会社の変遷

平成17年10月1日、「国内信販株式会社」は「楽天KC株式会社」に商号変更。
平成23年8月1日、「楽天KC株式会社」は「KCカード株式会社」に商号変更。
平成23年8月1日、「ケーシー株式会社」は、「KCカード株式会社」からカード事業部を会社分割により承継。
平成27年1月5日、「ケーシー株式会社」は「ワイジェイカード株式会社」に商号変更。

また、ワイジェイカードは、各地の金融機関などに対して、「保証業務」も行っています。そのため、ワイジェイカードを直接利用していなくても、“ワイジェイカードが保証会社となっているローン等の滞納”で、ワイジェイカード株式会社から督促が来る場合もあります。

ワイジェイカードが保証会社になっている保証先一覧
西京銀行 http://www.saikyobank.co.jp/
りそな銀行 http://www.resonabank.co.jp/
宮崎太陽銀行 http://www.taiyobank.co.jp/
筑邦銀行 http://www.chikugin.co.jp/
西日本シティ銀行 http://714919.jp/
近畿大阪銀行 http://www.kinkiosakabank.co.jp/
埼玉りそな銀行 http://www.saitamaresona.co.jp/
ソフトバンク・クレジット機能(おまかせチャージ) https://www.softbank.jp/

 

YJカードの返済ができない、払えない場合は任意整理や債務整理をするべき?

「ワイジェイカードが払えない」となった場合、「自己破産するしかないの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
そこでまずは、自己破産を含めた、“債務整理”が必要になるかどうか、検討していきましょう。

債務整理とは、返済の減額や免除を行える、合法的な手続きです。自己破産のほかに、任意整理、個人再生、特定調停などがあります。

任意整理 将来掛かる利息や遅延損害金をカットし、元金のみを3年程度の分割払いとする
個人再生(個人民事再生) 全ての借金を5分の1~10分の1程度に減額し、3年~5年の分割払いとする
自己破産 資産を手放す必要があるが、全ての借金の返済義務が無くなる

こうした自己破産、任意整理、個人再生などの債務整理が、ワイジェイカードの滞納で、本当に必要なのかを検討していきます。

<債務整理をすぐにしなくても大丈夫>

たまたま引き落とし日に口座残高が足りなかった
払えないのは今月だけで、普段から困っているわけではない

とくに“お金に困っている”わけではないが、タイミングが合わず、ワイジェイカードの引き落とし日に間に合わない、間に合わなかった…という場合です。
この場合は、慌てずにすぐにワイジェイカードの窓口に連絡しましょう。再引き落とし日で支払ったり、指定口座への振り込みなどで、滞納にならずに解決できる可能性が高くなります。

<債務整理について、プロに無料相談だけでもしたほうがいい>

毎月のように引き落とし日に間に合わない、ぎりぎりになる
他社のローン等も返済があり、生活が苦しい

「引き落とし日に間に合わない」「ギリギリになってしまう」「遅れて払うのが当たり前になっている」…etc。いわば“紙一重”で滞納になっていない、という状態です。
今月は大丈夫でも、来月は滞納になってしまうかもしれません。

こうした場合は、いざという時のために、債務整理に強い弁護士や司法書士に“無料相談だけ”でもしておくと良いでしょう。

<債務整理についてプロに相談し、本気で考えたほうがいい>

滞納があり、督促状や催告状を受け取っている
取り立てを受けており、ストレスを感じたり、日常生活に支障が出ている

すでに滞納が発生してしまい、督促状や催告状を受け取っていたり、督促の電話が掛かってきたり…という状況です。
この場合、そう遠くないうちに“一括返済”の催告が来るとも予想されるため、すぐに弁護士や司法書士に、債務整理の相談をしておいたほうが良いでしょう。

相談してみれば、弁護士や司法書士の判断で、「債務整理しなくても解決できる」となる場合もあるでしょう。また、「今の段階なら、一番ペナルティの軽い任意整理で解決できる」となるケースも考えられます。

どういう判断になるかは、人それぞれの事情によって異なるため、早めにプロに相談して“診断”してもらう必要があります。

<すぐに債務整理をはじめるほうが良い>

一括返済の催告や、法的措置の開始予告、最終通告を受けている
簡易裁判所や地方裁判所から特別送達で郵便(訴状、支払督促など)が届いている

すでに本格的な“取り立て”がはじまっている段階です。すでにワイジェイカード側からすれば、あなたは“滞納者・不良債権者”と扱われている事になります。

特に、裁判所から特別送達が届いている場合、“訴訟提起されてしまった”と考えて間違いないでしょう。素早く適切に対応しなければ、強制執行となり差し押さえを受けてしまう恐れがあります。

こうした最悪の事態を防ぐためにも、今すぐに、債務整理の得意な弁護士・司法書士に、助けを求めたほうが良いでしょう。

“任意整理の初期費用無料”など、お金がなくても債務整理をスタートでき、最短即日で取り立てをストップできる先生もいます。

少しでも不安があれば、すぐに弁護士や司法書士に相談を

ここまでお届けした解説は、あくまで“目安”にすぎません。一人一人の債務状況や収入、経済状況は違いがあります。ですので、滞納がほとんどない方でも、債務整理が必要になる場合もあれば、何十万円と滞納があっても、債務整理せずに解決できる方もいます。

“自分の事情に合わせた判断”が必要になるため、少しでも不安があれば、債務整理に強い弁護士・司法書士の無料相談を利用したほうが安心です。

債務整理に詳しい弁護士・司法書士はこちら

 

ワイジェイカードが保証会社となっている銀行ローン等で滞納した場合も、解決方法は債務整理

ワイジェイカードが保証会社となっている銀行ローン等で、返済を滞納してしまった場合、借入した金融機関ではなくワイジェイカード株式会社から督促が来ると考えられます。

この場合も、基本的に解決方法は“債務整理”となってくるでしょう。
債務整理は、“国の定めた借金トラブル解決方法”なので、借りた相手が銀行や消費者金融であっても、クレジットカード会社であっても、基本的に同じ手続きで返済の減額・免除が期待できるようになっています。

他社のローンやクレジットカードの滞納と、合わせて解決することも

多重債務など、他社のローンやクレジットカード等の滞納で困っている場合、一度の債務整理で解決できる方法もあります。
たとえば、「任意整理」で整理する債務を選んで解決することも可能です。逆に、すべての債務を整理対象とすることも可能です。

 

ワイジェイカードの返済は“債務の消滅時効の援用”で返さなくて良くなる?

借金滞納や返済トラブルの解決方法について、ご自分でお調べになっている方は、「債務の消滅時効の援用」についても、見かけた記憶があるのではないでしょうか。

簡単に説明すれば、“借金を時効で返さなくて良くする方法”なのですが、この方法は、ワイジェイカードの返済滞納でも使えるのでしょうか。簡単にチェックしていきましょう。

最終返済から5年以上経っていれば、あとは手続きをするだけ

消滅時効も、“法律で定められた、れっきとした社会の仕組み”です。そのため、ワイジェイカードだけ特別扱いという事はありません。ワイジェイカードの返済も、時効で消滅させることが原則として可能です。

ただし、その条件として、

最終返済(時効の起算点)から5年以上が経っていること
「債務の消滅時効の援用」という手続きを、正しく行うこと

この2つが必要となります。
最低でも5年以上前ですので、ワイジェイカードがまだ「KCカード株式会社」や「楽天KC株式会社」、「国内信販株式会社」などの名前だった頃の返済が残っている場合、消滅時効の援用が期待できるかもしれません。

また、「減額和解のご提案」という書類が届いていたり、代理人弁護士事務所(MOS合同法律事務所)から「通知書」や督促状が届いている場合は、時効援用で返済を帳消しにできる可能性があります。

必ずしも成功するとは限りません。YJカード時効援用の注意点

これはワイジェイカードに限った話ではありませんが、消滅時効の援用は、必ず成功するとは限りません。たとえば、自分でワイジェイカードに電話や連絡をすると、“債務承認”が発生して、時効援用ができなくなる恐れもあります。
シビアな法律の手続きになるので、自分で対応せずに、必ず、消滅時効の援用に強い弁護士・司法書士に相談しましょう。

消滅時効の援用を無料相談できる弁護士・司法書士

 

“時効で逃げ切り・踏み倒し”を狙うのは困難…詐欺罪に問われる恐れも

ワイジェイカードの返済は、確かに“時効の起算点から5年”で、時効援用により消滅させる事が可能です。ですが、「時効で逃げ切って踏み倒そう」と狙うのは、現実的にはまずできないでしょう。ワイジェイカード側には、時効のカウントをリセットする方法(時効の中断事由)もあるためです。

また、最初から“時効による踏み倒し”を狙って、お金を借りたりクレジットカードを利用すると、“詐欺罪”に問われて、警察に捕まってしまう恐れもあります。

ですので、“最終返済からまだ5年も経っていない”“時効援用ができそうにない”という場合、時効援用ではなく債務整理での解決を考えましょう。

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