YJカードで支払や返済を滞納したらどうなる?差し押さえや裁判になる前に債務整理の相談を

投稿日:2017年10月25日 更新日:

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★この記事を読んでわかること
  • ワイジェイカード(YJカード)を滞納するとどうなる?引き落とし日に口座残高が足りない場合は、再引き落とし日に間に合うように入金を。
  • 滞納が何か月も続くと、強制解約、ブラックリストなどのペナルティに。また、期限の利益喪失による一括返済の催告も。
  • 自分で解決するのは難しいため、弁護士や司法書士に任意整理など“債務整理”の相談を。無料相談だけでも大幅に改善される場合あり。

この記事では、ワイジェイカード(YJカード)が返済できなくなったら、どうすればいいのかを解説していきます。
Yahoo!Japanのクレジットカードとして、人気の高いワイジェイカード。Tポイントが高い還元率で貯まるなど、お得で便利なカードですが、払えなくなると大変な事態になってしまいます。

「滞納」といっても、人それぞれの事情によって、状況は大きく違ってきます。この記事では、いろいろな事情に合わせて情報をまとめていきます。以下の目次をご覧になり、ご自分に当てはまるところや興味のある部分を、優先的に読んでいただいて大丈夫です。

 

Yahooカード、楽天KCカードの未払いも、現在は「ワイジェイカード」への滞納となります

「YJカード」は「Yahoo!!Japan(ヤフージャパン)カード」の略称です。「Yahooのクレジットカードの滞納」「Yahooカードの未払い」でお悩みの方も、「ワイジェイカードの滞納・未払い」となりますので、この記事の解説がお役に立つでしょう。

また、「楽天KCカード」も、ワイジェイカード株式会社の旧商標ですので、「ワイジェイカードの滞納・未払い」と実質同じ扱いになります。
ただし、現在の「楽天カード」は、「楽天クレジット(現在の楽天カード株式会社」の商品になるため、注意が必要です。

請求書や督促状が届いている方は、送り主が「ワイジェイカード株式会社」や「MOS合同法律事務所」(ワイジェイカードの代理人弁護士)となっている場合、この記事の解説が当てはまると考えて良いでしょう。

 

ワイジェイカード(YJカード)の引き落とし日に口座残高が足りない!という方へ

「今日がワイジェイカードの引き落とし日なのに、口座残高が足りない!このままでは引き落としされず、未払いになってしまう…」

とお急ぎの方に、まず最初にアドバイスをお届けします。

“お金はあり、すぐに払える”場合、まずYJカードのお客様窓口に連絡してください。「口座にお金を入れるのを忘れてしまって…」と事情を伝えれば、支払方法を教えてもらえます。

もしも、“再引き落とし日”に間に合うタイミングなら、すぐに口座にお金を入れておけば、”再引き落とし”で無事に支払いが行われる可能性もあります。

再引き落とし日、再々引き落とし日とは

予定していた日に引き落としができなかった場合、“再度、自動の引き落としを試みる”日です。
再引き落とし日、再々引き落とし日がいつに設定されているかは、“金融機関や利用サービス等により”異なります。
“一週間後”等になっている場合もあれば、再引き落とし日が「引き落とし日の当日」という場合もあります。

引き落とし日にギリギリの振り込みが続いている方へ

「毎月毎月、ワイジェイカードの引き落とし日のギリギリになって、何とかお金を口座に振り込んでいる」

という場合、“すでに事実上、支払困難な状態になっている”と言えそうです。認めたくない気持ちもあるかと思いますが、根本的な改善が必要になるでしょう。
家計の見直し、お金の使い方など生活改善に、しっかり取り組んでいきたいところ。また、後ほど解説していきますが、借金やローンなどの返済を減らす“債務整理”についても、プロに相談するなど、知識を深めておいたほうが安心です。

ワイジェイカードの未払いで取り立てが来る?滞納が続くと…

クレジットカードの未払いが何か月も続くと、“滞納者”となり、さまざまな取り立てやペナルティが発生していきます。
まず、一般的な流れを見てみましょう。

クレジットカードの返済を滞納すると?
滞納・延滞の期間 督促や取り立ての内容
数日~1ヶ月 ・電話による催告。確認のような形
1ヶ月~2ヶ月 ・「ご返済のお願い」「お支払いのお願い」といった郵便による督促
・まだ厳しい姿勢ではないことが多い
・すぐに滞納を解消できれば、ブラックリストにならない場合も
実家、職場など緊急連絡先への確認連絡
連帯保証人や保証人がいる場合、そちらへの確認連絡
3ヶ月 強制解約
一括返済の催告
個人信用情報機関への事故情報の送信(ブラックリスト)
・厳しい催告状や督促状の送付
・実家、職場など緊急連絡先への確認連絡
・連帯保証人や保証人がいる場合、そちらへの確認連絡
3ヶ月以上 ・「一括返済催告状」「最終通告書」「法的手続執行予告」などの厳しい督促
・実家、職場など緊急連絡先への確認連絡
・連帯保証人がいる場合、そちらへの督促
裁判所への訴え(支払督促、通常訴訟)
最終段階 裁判(訴訟など)
裁判所から、「口頭弁論期日呼出状及び答弁書催告書」が届く
差押強制執行による財産の強制回収、口座の差押え、職場への給与差押え

ワイジェイカードの場合も、こうした流れで督促や取り立てが行われると考えられます。滞納3か月ごろから、ブラックリスト、強制解約など、督促が本格化していくでしょう。ただし、公式に発表されている情報ではないため、三か月よりも早い段階で、本格的な取り立てに進んでいくケースも考えられます。

ワイジェイカードの滞納で、一括返済の催告、強制解約、ブラックリストになる場合

ワイジェイカードの滞納が3か月ほど続くと、「強制解約」「一括返済の催告」「ブラックリスト」といったペナルティが発生すると考えられます。なお、上でも触れましたが、“三ヶ月”というのはあくまで目安にすぎません。滞納一ヶ月でも、こうしたペナルティが発生する場合もあるでしょう。

強制解約

ワイジェイカードを強制的に解約となり、以降、カードが利用できなくなります。ショッピング、キャッシング、ETCなど、全ての機能が停止されるでしょう。

そのため、ワイジェイカードを家賃や公共料金、税金などの支払いに利用している場合、すぐに支払い方法を変更しないと、これらの料金でも“滞納”になってしまいます。

期限の利益喪失による一括返済の催告

強制解約とほぼ同時に、「期限の利益喪失による一括返済の催告」が発生します。これは、

期限の利益喪失通知
一括返済催告状

といった郵便で通知が届くなど、発生すればすぐにわかるでしょう。
これは、「ワイジェイカードへの支払い残債を、すべて一括で払うように」という請求です。リボ払い、分割払い、ボーナス払いや、カードキャッシングの返済など、“支払期間がまだ残っている”場合でも、“すべてを一括で返済”するよう求められます。

ブラックリスト

「ワイジェイカードの滞納を解消するために、他社からお金を借りよう」
「ワイジェイカードが強制解約で使えなくなったから、他のクレジットカードを作ろう」

と思っても、現実には実質不可能でしょう。なぜなら、強制解約と同時に、“ブラックリスト”になるからです。

★ワイジェイカードの滞納は、“複数の信用情報機関”でブラックリストになる

ワイジェイカードの滞納によるブラックリスト入りは、特に厳しい事態と言えます。

そもそも「ブラックリスト」とは、“個人信用情報機関に、滞納(金融事故)が記録されること”です。機関に加盟している他社も、この情報を使って審査などを行うため、“他の加盟企業でも、審査に通らない”状態と言えます。

個人信用情報機関は、CIC、JICC、全銀協の3つがあります。
そのため、「CIC加盟企業でブラックリストになっても、JICCと全銀協には記録されないので、JICC、全銀協の加盟企業ならローン審査に通る」といった、間違った説明がなされる場合もあります。

ところが実際には、“すべての信用譲歩機関でブラックリスト扱い”と言えます。相互交流ネットワークにより、CIC、JICC、全銀協のすべての個人信用情報機関で、情報交換がされているためです。

とくにワイジェイカードの場合、「CICとJICCの2つに加盟している」ため、滞納すると、CICとJICCの2つで、一気にブラックリスト入りとなる場合もあります。これに相互交流ネットワークの働きもあるため、事実上、「ワイジェイカードで滞納すると、すべての信用機関でブラックリスト扱いになり、どこからもお金を借りられなくなる」と言えます。

ワイジェイカードの“遅延損害金”は仕組みが複雑?要注意のポイントも

クレジットカードやキャッシングの滞納では、“遅延損害金”も軽視できないポイントです。とくにワイジェイカードの未払いでは、遅延損害金にも少し複雑な仕組みや、注意点があります。

ショッピングとキャッシングで、遅延損害金の年率が違う

ショッピング(一括払い、分割払い、リボ払い、ボーナス払い等)の滞納に対する遅延損害金は、“年率14.6%”となっています。一方、カードキャッシングの滞納に対しては、“実質年率20.0%”の遅延損害金が設定されています。(※どちらも2017年10月時点)

金融情勢等の変化により、変更される場合がある

ワイジェイカードの利用規約には、遅延損害金の率や、その他の利率などを、「金融情勢等の変化により」変更することができると明記されています。
利率の変更通知に気が付かず、利息や遅延損害金の利率が、気が付かないうちに、いきなり上がってしまう…といった事もありえない話ではないので、注意が必要です。

 

複雑な仕組みと計算が必要に…数字に弱い方は、プロに無料相談を

ワイジェイカードの滞納は、このように複雑な仕組みも関係していきます。遅延損害金や利率などは、「数字や計算に弱い、自信がない」という方は、とくに注意が必要です。
難しい話ですので、一度は“債務整理に強い弁護士・司法書士”に、無料相談で解説してもらったほうが良いでしょう。

債務整理に詳しい弁護士・司法書士はこちら

 

ワイジェイカードの未払いで裁判や差し押さえは本当に起きる?

ワイジェイカードの滞納が続くと、「法的手続き」を起こされる可能性も高いでしょう。ここでの法的手続き(法的措置)とは、“訴訟”や“支払督促”、判決後の“強制執行・差し押さえ”といった、裁判所を通した滞納回収になります。

「コストがかかるから裁判は行われない」という誤解

ワイジェイカードに限らず、借金やクレジットカードの法的手続きについては、「訴訟費用で赤字になるから、本気で行われない」等、“ただの脅し”とする誤解もあるようです。
ですが実際には、「支払督促」という“書類手続きだけで済む、ローコストで早い法的手続き”もあります。早ければ数日で確定となり、コストも通常の半額ほどです。

差し押さえになると、まず最初に“職場に迷惑”が掛かる可能性

ワイジェイカードの場合、強制執行となると、まず最初に影響が出るのが、勤務先だと考えられます。

カードの審査申し込みの時、“勤務先への在籍確認”を行っている方も多いと思います。この場合、ワイジェイカード側は、本人の勤務先を把握している状態です。

強制執行のうち、“給与差し押さえ”は、本人ではなく勤務先に対して行われるので、強制執行の許可が下りれば、ワイジェイカードはすぐに、あなたの勤務先に給与差し押さえをかける事が可能です。

ワイジェイカードの滞納による法的手続きは、“どこにいても”起こされる

ワイジェイカード株式会社は、福岡と東京に本社があります。「自分の住んでいる場所からは遠いから、裁判も起こされないのでは」と考える方もいるかもしれません。ですが、これも間違いといえるでしょう。

ワイジェイカードの利用規約を見ると、「会員の住所地、商品等の購入地及び当社の本社、各支店、営業所を管轄する簡易裁判所及び地方裁判所」が管轄裁判所として指定されています。

そのため、ワイジェイカードで滞納すると、“日本全国どこにいても、簡易裁判所または地方裁判所に訴えを起こされる”可能性があります。

ワイジェイカードの代理人弁護士(MOS合同法律事務所)から督促が行われる場合も

ワイジェイカードの滞納では、代理人弁護士である「MOS合同法律事務所」から督促が行われる場合もあります。「ご通知」「通知書」といった書類のほか、「督促状」や「法的手続き開始予告」などの郵便が届くと考えられます。
相手は取り立てのプロの弁護士ですので、自分で対応しようと思っても、ほとんど上手くいかないでしょう。

ワイジェイカードの滞納は自己解決が難しい…任意整理や債務整理の無料相談を

ワイジェイカードの滞納・未払いで、どんな督促や取り立てが行われるか、詳しくチェックしてきました。その結果、“自分で解決するのは難しい”と言える理由がいくつもあります。

一括返済を催告されるため、払って解決するのは困難

一括返済の催告を受けると、何十万円、何百万円という大金を、一度に払う必要があります。そのお金を、たとえば他社借入で用意しようと思っても、ブラックリストになっているため審査に通らないでしょう。
「払って解決したい」と思っても、お金がない・用意できない状態です。

“支払督促”などの法的手続きで、すぐに差し押さえ強制執行になる恐れ

半年、一年と時間があれば、節約や副業、サイドワークを頑張って、お金を用意できるかもしれません。ですが、“支払督促”など、スピード化された法的手続きもあるため、すぐに裁判所に訴えられてしまう恐れもあります。

プロの弁護士(MOS合同法律事務所)による取り立て

ワイジェイカードはYahoo!!Japanのカードですから、もちろん相手は大企業です。優秀な専門家も多数います。加えて、MOS合同法律事務所という、プロの弁護士事務所が代理人についています。まさに“プロ集団”による取り立てが行われるため、個人で対応しようと思っても、とても対応できないでしょう。

こちらもプロの味方を付けよう!任意整理など債務整理に強い弁護士・司法書士に無料相談を

ワイジェイカードの滞納は、自分の努力だけで解決するのは困難だと言えます。そのため、“返済を減額・免除・再分割”できる、“債務整理”の利用も視野に入れたほうが良いでしょう。
債務整理というと、「自己破産」のイメージも強いですが、そのほかにも「任意整理」「個人再生」といった手続きがあります。

任意整理 将来掛かる利息や遅延損害金をカットし、元金のみを3年程度の分割払いとする
個人再生(個人民事再生) 全ての借金を5分の1~10分の1程度に減額し、3年~5年の分割払いとする
自己破産 資産を手放す必要があるが、全ての借金の返済義務が無くなる

任意整理>個人再生>自己破産の順に、“より効果的だが、ペナルティも大きい”形となっていきます。とはいえ、最もペナルティの大きい自己破産でも、日常生活に支障が出ることはほとんどありません。また、一定期間を過ぎれば、すべてのペナルティが解除されます。戸籍などの記録に残ることもなく、家族や子供に迷惑をかけることもありません。

ワイジェイカードの債務整理は任意整理?個人再生それとも自己破産?

どんな手続きを用いるべきかは、人それぞれの状況によって異なります。

たとえば、「ワイジェイカードと、他社1社、合計2社で数十万円の負債」といった場合、ある程度の安定した収入がある人なら、もっとも負担の少ない“任意整理”で解決できることが多いでしょう。

一方、「年収250万円で、ワイジェイカードも含め、5社合計500万円の負債」といった場合は、収入と負債のバランスが大きく崩れているため、“個人再生”や“自己破産”が必要になるかもしれません。

また、負債額が小さい場合でも、「年収がまったくない」等の事情により、返済を全額免除できる自己破産での解決が選ばれる場合もあります。


このように、人それぞれの事情によって、適した解決策は異なります。
そのため、“自分はどうすれば良いのか?”を、まず、債務整理の特異な弁護士・司法書士に相談することが大切です。

 

債務整理に強い弁護士・司法書士に、ワイジェイカードの滞納を無料相談

ワイジェイカードや、他のクレジットカード、ローン等の滞納について、無料ですぐに相談できる弁護士・司法書士を、次のページにまとめました。
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