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- エポスカードのROOM iD家賃保証で家賃を滞納すると、数か月ほどで一括返済の催告、ブラックリスト、エムアールアイ債権回収への委託、裁判、強制執行、差し押え、明け渡し訴訟、強制退去…と、一気に進んでしまう恐れがある。
- 入居審査で記入した「緊急連絡先」や「勤務先」に確認連絡が行くことも。また、法的措置になれば、給与差し押さえで勤務先にも影響。
- 話し合いや個人での交渉、お金を用意して解決…など、個人の努力では解決が難しいため、債務整理に強い弁護士・司法書士にまず無料相談を。
このページでは、エポスカードの家賃保証「ROOM iD」で、家賃を滞納してしまった場合の対処方法を解説していきます。
ROOM iD(ルームid)を利用している方には、「エポスのクレジットカードを使って払っている」人と、「エポスのクレジットカードは持っていないが、ROOM iDのみ契約している」人と、2つのパターンがあります。
どちらの場合についても、滞納の解決や対処方法には大きな違いがありませんので、この記事で一緒に解説していきます。
エポスカードのROOM iDで家賃を滞納した場合の対処方法
エポスカードのROOM iDで家賃を滞納してしまった場合の対処方法を、まず簡単にご説明します。
家賃を払える場合
…すぐにエポスカードに連絡し、家賃の支払いについて相談しましょう。
家賃を払えない場合
…支払が厳しい場合、エポスカードに連絡する前に、債務整理による減額を検討してみましょう。
家賃の支払いは毎月発生するため、一度でも滞納してしまうと、遅れを取り戻すのが難しくなります。
今の段階で滞納分を一括返済できない場合、時間が経てば経つほど、状況は悪化していきます。
そのため、なるべく早い段階で「減額」を検討する必要があります。
★滞納家賃も「債務(=借金)」…だから減額できる可能性あり!
滞納家賃も「債務」となるため、借金返済とほとんど同じ扱いになります。
そのため、家賃保証会社から、借金と同じように取立てを受けてしまい、払えなければ裁判・差し押さえ…と進んでしまいます。
ですが一方で、借金返済の減額手続きである、「債務整理」での解決も期待できます。
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エポスカードの家賃保証ROOM iDとは?
まずは、エポスカードの家賃保証ROOM iDについて、特徴などをチェックしていきましょう。
エポスカードのROOM iDは、「エポスカードが連帯保証人となり、月々の家賃などを保証する家賃保証サービス」です。エポスカードが家などの立替払いを行い、利用者(入居者)はエポスにお金を払う形となります。
そのため、ROOM iDで家賃を滞納すると、「大家さんへの家賃滞納」ではなく、「エポスカード(ROOM iD)への滞納」となり、エポスカードから督促が来ることになります。
“エポスカードが連帯保証人になる”とご説明しましたが、場合によっては、連帯保証人を別途に立てている方もいるでしょう。その場合も、基本的な仕組みとしては大きく変わりません。ですが、家賃を滞納したときに、自分の立てた連帯保証人(家族など)にも督促が行われる可能性が出てきます。
入居時の審査もROOM iD(エポスカード)が行っている
ROOM iDで契約する物件の場合、入居時の審査についても、原則的にエポスカードが行っているようです。
それに伴って、「職場への在籍確認」「緊急時の連絡先」として、職場や実家などの連絡先も、エポスカード側で確認されている場合が多いでしょう。
こうしたポイントも、「滞納時に実家などに連絡が行く」「強制執行になったとき、職場への給与差し押さえがスムーズに行われる」など、家賃滞納に影響していきます。
ROOM iDで滞納すると強制退去?自宅訪問や裁判はある?
それでは、エポスカードのROOM iD家賃保証で滞納するとどうなるのか、チェックしていきましょう。
滞納3か月ほどで「一括返済の催告」
滞納がある程度続くと、「期限の利益喪失」による、一括返済の催告を受けるでしょう。何か月で期限の利益喪失となるかは、明確な定めが無いようですが、一般的な相場として“滞納3か月”が目安となるでしょう。
緊急連絡先への確認連絡
家賃滞納は大きなトラブルです。そのため、入居審査時に記入した「緊急連絡先」にも、連絡が行われると考えられます。実家や両親、親戚などを緊急連絡先にしている方も多いと思いますが、そうした所へ、エポスカードから連絡が行くことは、十分に考えられます。
CIC、日本信用情報機構などでブラックリストに
個人信用情報機関に家賃滞納の事実が記録され、いわゆる「ブラックリスト」になってしまいます。
エポスカードのROOM iDが加盟している信用情報機関は、CICと日本信用情報機構の2つになります。ですが、機関同士の「相互交流ネットワーク」があるため、すべての信用情報機関でブラックリストになるのも同然と言えるでしょう。
つまり、“どこからもお金を借りられない”状態になってしまいます。
エポスカードの強制解約・他のローンへの影響
クレジットカードのエポスカードを利用している方は、強制解約になる恐れもあります。また、エポスカードが保証会社となっている銀行ローン等でも、影響が出る恐れがあります。
エムアールアイ債権回収への督促業務委託
エポスカードの関連会社である、「エムアールアイ債権回収」へ、督促業務が委託されます。「債権管理回収業務の委託について」という通知書が届き、以降の取り立て(督促)は、このエムアールアイ債権回収から行われることになります。
なお、エムアールアイ債権回収は、法務大臣の認可を得た、“督促・取り立てのプロ企業”です。
以下の写真は、エポスカードをずっと滞納したままにしていて、エムアール債権回収から届いた通知書の写真です。
出典:https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9358195.html
自宅訪問などさらに厳しい督促
エムアールアイ債権回収は、これまでの電話や督促状・催告状、法的手続き執行予告などに加えて、“自宅訪問”による取り立てなども行うようです。
法律で許可された範囲内で、これまでよりワンステップ上の督促が行われると考えて良いでしょう。
東京簡裁または東京地裁への訴訟提起(裁判)
督促に応じず、お金を払えない場合、裁判所に申し立て(訴訟提起)を起こされてしまいます。滞納家賃の返済を求める「支払督促」や、物件の立ち退きを求める「明け渡し訴訟」などが行われるでしょう。
また、こうした裁判になった場合の“訴訟費用”も、請求に上乗せされると考えられます。
どの裁判所に訴えられるかは、ROOM iDの契約書に記載がありますが、東京簡易裁判所または東京地方裁判所となっている方が多いようです。
強制退去、強制執行・差押え
裁判の結果により、「物件からの強制退去」や、滞納家賃を回収するための「強制執行(差し押え)」などが行われる恐れがあります。
弁護士・司法書士を通して適切な対応を行わなければ、こうした結果になる可能性が高いでしょう。
こうした法的措置を通して、職場や家族、実家などにも大きな影響が出る場合もあります。
たとえば、給与差し押さえは“勤務先に対して行われる”ため、職場に大きな影響を与えてしまいます。ほとんどの場合、入居時の審査で「勤務先の確認」が行われていますから、強制執行となれば、給与差し押さえは真っ先に行われると考えて良いでしょう。
ここまでの流れが、“一気に起こる”可能性があります
エポスカードのROOM iDの特徴として、上記のような督促の流れが、“滞納数か月で、一気に起こる”可能性が考えられます。
お手元にROOM iDの契約書がある方はご確認いただきたいのですが、契約解除の事由として、「信用情報に著しく不安が出た場合」といった内容が含まれているはずです。
つまり、家賃滞納によりブラックリストとなった場合も、「信用情報に不安が出た」として、ROOM iDの強制解約=エポスカードの強制解約=エムアールアイ債権回収への督促業務移管、といった図式が見て取れます。
「あっという間に債権回収会社から督促が来るようになり、すぐ裁判になってしまう」可能性は、否定できません。
請求される金額は、滞納家賃だけではありません
ROOM iDで家賃を滞納すると、「滞納した家賃だけ払えば解決」とはいきません。ROOM iDの“保証の範囲”には、次のようなものが定められています。
- 月額賃料等
- 月額賃料など相当額損害金
- 残置物処理費用
- 建物明け渡し時の原状回復費用
- 明け渡し訴訟費用
また、契約の特約によって、
- 早期解約損害金
- 退去予告義務違反に係る違約金等
といった内容が含まれている場合もあるようです。
このように、滞納家賃分だけではない、さまざまな費用が上乗せ請求されるでしょう。
加えて、「遅延損害金(年14.6%)」も加算されるため、トータルでかなりの金額の一括返済が請求されると考えられます。
「個人の話し合いで」「お金を払って」解決は、難しくなります
それでは、どうすればエポスカードの家賃滞納を解決できるでしょうか。ここからは、取り立てを止めて、裁判や差し押さえ、強制退去を回避する方法について解説していきます。
電話して話し合いをする、取り立てを止めてほしいと伝える … 効果は期待できません
エポスカードに電話をして、「やめてほしい」と要望を伝えても、まず聞き入れてもらえないでしょう。
なぜなら、エポスカードは、あくまで“法律”と、“あなたもサインした=合意した契約書”に従って、督促や取り立てを行っているからです。
お金を払って解決する … 現実には難しい金額になっているでしょう
すぐにお金を払って解決できれば、それに越したことはありません。ですが現実には、「お金を払って解決」も難しいでしょう。
- 一括返済の催告により、滞納家賃+諸費用を一括で払う必要がある
- ブラックリストになっているため、他社から借りて払うこともできない
- すぐに債権回収会社への委託→裁判と進んでしまう恐れがあるため、お金を作る時間もない
こうした理由から、お金を払って解決するのは、“現実的には困難”な方がほとんどだと考えられます。
自力での解決は困難。ROOM iDで家賃を滞納したら、すぐ弁護士・司法書士に債務整理の無料相談を!
ROOM iDで家賃を滞納してしまうと、
あっという間に裁判・強制執行・差し押え・強制退去となる恐れがある
話し合いでも解決が期待できず、お金を払うのも難しい
この2点について、ご理解を頂けたかと思います。
それでは、どうすれば取り立てを止め、裁判や差し押さえ・強制退去を回避し、滞納を解決できるのでしょうか?
その方法は、“債務整理”がもっとも適切だと考えられます。
債務整理とは?
クレジットカードやローン、借金、家賃滞納などのトラブルを解決するための、“国の定めた合法的な返済減額・免除”の手続きです。
有名な「自己破産」だけでなく、「個人再生」「任意整理」といった方法もあります。
任意整理 | 将来掛かる利息や遅延損害金をカットし、元金のみを3年程度の分割払いとする |
個人再生(個人民事再生) | 全ての借金を5分の1~10分の1程度に減額し、3年~5年の分割払いとする |
自己破産 | 資産を手放す必要があるが、全ての借金の返済義務が無くなる |
こうした“債務整理”で、ROOM iDの家賃滞納も、減額や免除、返済の再分割などが期待できます。
また、解決方法は一つだけではありません。人それぞれの事情に合わせて、いろいろな手段が考えられます。
例えば…
エポスカードを長年利用している方の場合、カードキャッシングの過払い金を取り戻して、滞納家賃と相殺して減額する
他社ローン返済と合わせて債務整理を行い、借金問題を一気に解決して生活を立て直す
…等、ほかにも様々な方法があるでしょう。
自分に合った解決方法を見つけるためにも、まずは債務整理に強い弁護士・司法書士への相談が必要です。
エポスカードのROOM iDの場合、こちらの対応にもスピードが求められます
とくにエポスカードのROOM iDの場合、債権回収会社への移管や法的措置など、展開が他社よりもスピーディになる可能性があります。
ですので、自分であれこれと迷うのではなく、“債務整理に強い弁護士・司法書士に、すぐに相談する”ことが、とても重要になるでしょう。
といっても、すぐに弁護士や司法書士に相談するのは、さすがに難しいですよね。
そこで、まずはネット上から無料で使える、返済減額シミュレーターを利用してみましょう。減額シミュレーターを使っても、すぐ債務整理になったりはしないので、気軽に活用できます。
次のページでは、滞納した家賃を債務整理で解決する方法についてまとめていますが、「いきなり債務整理するのは気が引ける」という人のために、『様々な返済もまとめて減額診断できるサービス』についても解説しています。
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