ライフカードの家賃を滞納・支払えない場合の債務整理での解決方法

投稿日:2017年10月2日 更新日:

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★この記事を読んでわかること
  • ライフカードの家賃保証「ライフあんしんプラス」は、あんしん保証株式会社との提携による家賃保証・収納代行サービス
  • 滞納すると家賃の督促のほか、ブラックリストになる等の問題や、また裁判による物件明け渡し訴訟や強制退去になることも
  • 個人の努力による解決は難しいため、弁護士や司法書士へ債務整理の相談が必要

この記事では、ライフカードで家賃を払えなくなる、滞納するとどうなるのか、またその解決方法などについて解説していきます。

ライフカードはクレジットカード会社として有名ですが、以下のような家賃保証・家賃収納代行サービスとも提携しています。

 

あんしん保証株式会社 「ライフあんしんプラスカード」
・家賃保証付きライフカード
・家賃カード・ライフMasterCard

簡単に説明すれば、家賃支払いをライフのクレジットカードで行うものです。他社カードとの違いは、家賃保証の機能がついており、「ライフあんしんプラス」対応のカードを利用することで連帯保証人が不要になる点です。

また、家賃保証サービスとなるため、家賃滞納が発生すると、保証会社の「あんしん保証株式会社」が代位弁済(一時的な立て替え払い)を行い、不動産会社に代わって債権回収(取り立てなど)を行います。

加えて、「ライフあんしんプラスカード」での家賃の滞納は、“ライフカードの返済滞納”という事でもあるので、ライフカード側からも何らかのアクションがあるでしょう。少なくとも、個人信用情報機関に事故情報(滞納)が記録され、ブラックリストになることは十分に考えられます。

こうした事態が発生した場合、どんな督促が行われるのか、強制退去になるかどうか、解決方法などを見ていきましょう。

 

ライフカードで家賃滞納すると何が起きる?【督促・ブラックリスト編】

家賃滞納には、実は大きく分けて2つの問題があります。

ひとつは「お金の問題」…滞納してしまった家賃をどうするか…という問題です。
もう一つは、強制退去などの「住まいの問題」です。

まずは、ひとつめの「お金の問題」から見ていきましょう。

ライフカードの家賃保証「ライフあんしんプラスカード」は、ライフのクレジットカード(家賃カード・ライフMasterCard等)で家賃を支払う仕組みになっています。そのため、“家賃滞納=ライフのクレジットカードの滞納”となってしまいます。

そのため、次のような流れで督促が行われると考えられます。

クレジットカードの返済を滞納すると?
滞納・延滞の期間 督促や取り立ての内容
数日~1ヶ月 ・電話による催告。確認のような形
1ヶ月~2ヶ月 ・「ご返済のお願い」「お支払いのお願い」といった郵便による督促
・まだ厳しい姿勢ではないことが多い
・すぐに滞納を解消できれば、ブラックリストにならない場合も
実家、職場など緊急連絡先への確認連絡
連帯保証人や保証人がいる場合、そちらへの確認連絡
3ヶ月 強制解約
一括返済の催告
個人信用情報機関への事故情報の送信(ブラックリスト)
・厳しい催告状や督促状の送付
・実家、職場など緊急連絡先への確認連絡
・連帯保証人や保証人がいる場合、そちらへの確認連絡
3ヶ月以上 ・「一括返済催告状」「最終通告書」「法的手続執行予告」などの厳しい督促
・実家、職場など緊急連絡先への確認連絡
・連帯保証人がいる場合、そちらへの督促
裁判所への訴え(支払督促、通常訴訟)
最終段階 裁判(訴訟など)
裁判所から、「口頭弁論期日呼出状及び答弁書催告書」が届く
差押強制執行による財産の強制回収、口座の差押え、職場への給与差押え

このように、“ブラックリスト”や“裁判・差し押さえ”など、重大な事態に陥ってしまう恐れもあります。

さらに家賃滞納の場合は、こうした“お金を払えないことが原因で起きる事態”に加えて、“立ち退き交渉・追い出し・強制退去”といったことも生じてきます。

請求されるのは、滞納家賃だけではない

家賃滞納の場合、請求されるのは「滞納した家賃の金額」だけではありません。次のように、さまざまな費用が加算されて請求されます。

  • 月額賃料等
  • 残置物処理費用
  • 賃貸借契約更新料
  • 現状回復費用
  • 賃貸借契約が解除された場合に生じる明渡しまでの立替賃料等相当額に対する遅延損害金

また、立ち退き交渉などが裁判に発展し、強制退去となった場合には、「裁判費用」も請求に加えられる恐れがあるでしょう。

 

ライフの家賃保証で滞納するとどうなる?【立ち退き・明け渡し・強制退去編】

家賃を滞納してしまうと、ここまで説明した“支払いの督促”に加えて、物件の明け渡しを求める行為(立ち退き交渉など)も行われます。

立ち退きや明け渡しと言っても、その内容はいろいろあります。
大きく分けて、「立ち退き交渉」「物件明け渡し訴訟⇒強制退去」「追い出し行為」の3つがあります。

強制退去 合法
(ただし裁判所の命令が必要)
明渡訴訟(裁判)の判決に基づき、裁判所の許可のもとに行われる強制執行です。
裁判所の許可なく、強制的に退去させることはできません。
立ち退き交渉 合法 家主または代理人弁護士を通して、立ち退きを求めることです。法律に基づいた、任意の交渉行為となります。
追い出し行為 違法 カギを無断で交換したり、家財道具を運び出すなど、強引に追い出すことです。追い出し行為は“自力救済”となり、不法行為にあたると言われています。

このうち「追い出し行為」は、違法性も疑われるため、ライフカードや「あんしん保証株式会社」では行われないものと考えられます。

「ライフあんしんプラスカード」で滞納した場合は、法律を守った立ち退き交渉=弁護士による交渉や、裁判所への申し立て、判決による強制退去などが行われると考えられます。

 

ライフカードの家賃滞納は、個人で解決が難しい…その理由とは?

それでは、ここから“家賃滞納の解決方法”について解説していきます。

ライフカードの家賃滞納は、個人の努力で解決するには難しい問題だと言えるでしょう。
その理由を、簡単にまとめていきます。

1:仕組みが他の家賃保証よりも複雑

家賃の決済方法(払い方)にはいろいろあります。大家さんの銀行口座に直接振り込む、家賃保証会社を通して支払う、クレジットカードを通して払う…などがあります。

ですがライフカードの家賃保証サービスでは、「家賃保証会社(あんしん保証株式会社)」を通して、さらに「クレジットカード会社(株式会社ライフカード)」も通し、大家さんや不動産会社に家賃を支払う…という、複雑な三重構造になっています。

これは他社と比べてもかなり複雑なタイプなので、自分で滞納を解決しようと思うと、多くの方が混乱してしまうでしょう。

2:ブラックリストになるため、“借りて返す”こともできない

ライフカードの家賃保証は、決済にクレジットカードを通しています。そのため、家賃滞納=クレジットカード滞納となり、ブラックリストになってしまいます。
この特徴があるため、ライフカードで家賃を滞納すると、ブラックリストにより”他社からお金を借りて返す”という方法も使えなくなります。

3:請求額がどんどん大きくなっていく

このポイントはライフカードに限った話ではなく、家賃滞納の全般に言えるものです。
家賃は“毎月かかるお金”なので、支払いが滞ると、滞納額も急激に増えていきます。
たとえば家賃5万円で1か月滞納すると、滞納額は5万円。これを一気に払おうとすると、滞納分5万円+当月分5万円で、10万円の一括払いが必要になります。さらに、半年ぶん滞納すると、30万円にもなってしまいます。

このように、“暮らすだけで毎月かかるお金”なので、支払いが難しくなった時に、あっという間に滞納金額が積みあがってしまうリスクがあります。

逆に言えば、滞納金額が積みあがる前に、いかに素早く解消するかが、家賃滞納解決の最重要ポイントと言えます。

 

すぐに債務整理の無料相談をすることが、もっとも重要なポイントです

ライフカードの家賃滞納を解消するためには、早めに“債務整理”の無料相談をすることが大切だと言えます。

債務整理とは、“ローンやクレジットカード、家賃などの返済を減額・免除する手続き”です。

ここまでご説明した通り、ライフカードの家賃滞納は、個人の努力での解決が非常に難しい問題です。また、解決が長引けば長引くほど深刻になります。

そのため、

早めに=傷が深くならないうちに
債務整理で=自力ではなく、国の救済制度の力を借りて

解決に臨むしか無いと言えるでしょう。

債務整理とは
  • 借金やローン、家賃滞納、携帯電話料金の未払い等、各種の金銭債務(滞納や未払い)を減額・免除し、解決するための、国の認めた合法的な手続き
  • 「任意整理」「個人再生」「自己破産」「特定調停」といった方法がある
  • 手続きを依頼すると、取り立てが最短即日でストップすることも
任意整理 将来掛かる利息や遅延損害金をカットし、元金のみを3年程度の分割払いとする
個人再生(個人民事再生) 全ての借金を5分の1~10分の1程度に減額し、3年~5年の分割払いとする
自己破産 資産を手放す必要があるが、全ての借金の返済義務が無くなる

このような“債務整理”の手続きを使えば、「ライフあんしんプラスカード」などの滞納家賃についても、支払いを減額・免除できる可能性があります。
また、債務整理を相談だけでもしておけば、ライフや「あんしん保証」側の弁護士による自宅訪問が行われても、「こちらも今、弁護士(または司法書士)に相談しているので、お帰り下さい」と、退去させることもできます。

弁護士や司法書士に無料相談で、債務整理の検討をはじめましょう

ライフカードの家賃滞納に、債務整理はとても効果的な方法です。ですが、弁護士や司法書士に債務整理の依頼を…となると、すぐに決断できる方ばかりではないでしょう。
そこで、まず最初に“無料相談”で、悩みを聞いてもらい、アドバイスをもらうことをお勧めします。

「ライフカードの家賃保証で滞納してしまい、払えなくて困っています」
「家賃の滞納がなかなか解消できません。支払いはライフカードになっています。どうすればいいでしょうか?」

…など、信頼できるプロに、気軽に無料相談してみましょう。次のページでは実際に役立つ情報をまとめています。

 

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