自己破産はどんな手続き?仕組みや効果をわかりやすく解説

投稿日:2019年5月8日 更新日:

自己破産の仕組みや効果について

この記事では、自己破産とはどんな手続きなのか、わかりやすく解説していきます。

「自己破産って聞いたことはあるけれど、詳しくは知らない…」
「自己破産って実際はどうなの?」

こんな疑問をお持ちの方のために、ポイントをまとめていきます。

自己破産は、“お金が払えない・返せない”悩みを解決する手続き

自己破産は、「お金が払えない・返せない」といった悩みを、解決できる手続きです。
原則として、全ての返済を免責(免除)できます。

  • サラ金、街金などのキャッシング
  • 銀行カードローン
  • クレジットカードのリボ払い、分割払い、ボーナス払い
  • クレジットカードのキャッシング
  • 住宅ローンや自動車ローン
  • 奨学金や教育ローン
  • 家賃の滞納
  • 携帯電話料金の滞納
  • 保証会社や債権回収会社への返済

…こうした様々な返済を、原則すべて免除できる、とても強力な生活再建の手続きとなります。

「お金を返せない人への罰」ではなく、「生活を立て直す手続き」

自己破産というと、なにか“罰を受ける”ようなイメージもありますよね。
ですが実際には、そうした罰則や刑罰ではありません。
むしろ逆で、「お金が返せなくなった人の、生活を立て直すための」の手続きです。
これは、自己破産について定めた「破産法」という法律に、しっかりと定められています。

【破産法 第一条】

この法律は、支払不能又は債務超過にある債務者の財産等の清算に関する手続を定めること等により、債権者その他の利害関係人の利害及び債務者と債権者との間の権利関係を適切に調整し、もって債務者の財産等の適正かつ公平な清算を図るとともに、債務者について経済生活の再生の機会の確保を図ることを目的とする。

「債務者について経済生活の再生の機会の確保を図ることを目的にする」
⇒生活を立て直し、人生をやり直すチャンスがもらえる

こういった目的で、法律からしっかりと作られています。

「自己破産させられる」ことはない!破産宣告と自己破産は違う

自己破産というと、

「あなたは破産だ!」

と“宣告”されて、むりやり破産させられる…そんなイメージもあるでしょうか。
「破産宣告」という言葉の印象も強いですよね。

しかし実際には、自己破産は、誰かに宣告されたり、強制されて行う手続きではありません。
弁護士や司法書士のアドバイスのもと、自分の意志で「破産する」と決めて行うものです。
したがって、誰かに強制されて自己破産“しなければいけない”となる心配はありません。

★ワンポイント:破産宣告という仕組み自体、今はもうありません

そもそも、破産宣告という言葉自体、2004年の破産法改正によって廃止されています。現在の制度では、「破産宣告」は存在せず、「破産手続開始の決定」という形に変わっています。[1]
この「破産宣告」や「破産手続き開始の決定」について、詳しくは次の記事で解説していきます。

《内部リンク予定:破産宣告を受けるとこうなる!逮捕や罰則、財産没収?家族や会社への影響は》

自己破産のデメリットや将来への悪影響は?

もちろん、自己破産にもデメリットはあります。
しかし、“一生続くデメリット”や、“家族にまで影響をおよぼすデメリット”はありません。

手続き期間中のみ生じるデメリット

  • 一定以上の財産の売却(管財事件の場合)
  • 郵便物の転送(管財事件の場合)
  • 転居や海外旅行などに許可が必要になる
  • 一部の資格が必要な職業に制限が掛かる

…など

手続き後、一定期間で解除されるデメリット

  • ブラックリストになる

すこし怖く思えるデメリットもありますよね。
ですが実際には、こうしたデメリットがすべて発生するとは限りません。
たとえば、一定以上の財産を持っていなければ、手続きが「同時廃止」となるため、財産の売却などもありません。

こうした自己破産のデメリットについて、詳しくは次の記事で解説していきます。

刑罰を受けたり、逮捕されたり、ホームレスになる心配は?

自己破産というと恐ろしいイメージがありますが、逮捕されたり、刑罰を受けたり、ホームレスになる心配はありません。

また、戸籍や住民票に記録が残る、選挙権がなくなる…といった噂も広まっていますが、これも間違いです。
おそらく、禁治産者と破産者を取り間違えてしまったものと思われます。
これについては、次の記事で詳しく扱っています。

結局、自己破産するとどうなるの?

結局、自己破産すると、私たちの暮らしや人生はどうなるのでしょうか?

細かく見ていくと、人それぞれ違いもあります。ですが原則として、次の3つは言えるでしょう。

  • 原則として、全ての返済が免責されゼロ円に
  • 手続き期間中は、引っ越しや旅行、一部の資格などに制限あり。しかし生活に困ることにはならない
  • 一生続くデメリットや、家族を巻き込むデメリットもない
★もっと具体的に知りたい!イメージを掴みたい場合は無料相談を

「もっと具体的に知りたい」
「私が自己破産した場合どうなるの?」

…こうした疑問をお持ちの方は、ぜひ、弁護士や司法書士の無料相談を利用してみて下さい。
債務整理に詳しい弁護士・司法書士なら、

「あなたの場合はこうですよ」

…と、あなたに合った答えを、丁寧に教えてくれるでしょう。

信頼できる法律専門家からのアドバイスや、個別の診断を“無料で”もらえるので、「相談しないほうが損」と言っても良いぐらいです。

次の記事で、こうした無料相談ができる弁護士・司法書士をまとめています。

自己破産を考えている方は、ぜひ、無料相談だけでも利用してみましょう。

自己破産や債務整理に強い弁護士・司法書士

 


--脚注、参考資料--
[1]破産宣告を受けて借金をゼロにするために知っておくべき6つのこと

-自己破産

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