アコムのクレジットカード(ACマスターカード)の任意整理・債務整理

投稿日:2017年10月13日 更新日:

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★この記事を読んでわかること
  • アコムのACマスターカードで、リボ払いやキャッシングの返済を滞納した場合どうすれば良いか。
  • 滞納が続くとブラックリスト、裁判、差し押さえ強制執行で、日常生活や勤務先にも大きな影響が。
  • ACマスターカードのリボ払いやキャッシングの滞納も、任意整理、個人再生、自己破産といった債務整理で解消できる場合もある。
  • ACマスターカードの場合、自己破産しなくても、任意整理によるメリットも十分に期待できる。

この記事では、アコムの「ACマスターカード」の返済ができなくなった場合や、滞納してしまった場合の解決方法をご紹介していきます。

ACマスターカードの返済を滞納すると、アコム(ACサービスセンター)から次のような書類が届きます。

  • 「催告書」
  • 「ご返済のお願い」
  • 「一括返済のお願い」
  • 「お取扱い部署変更のお知らせ」
  • 「返済計画のご提案」
  • 「法的手続きの予告書」

また、アコムの関連会社である「アイアール債権回収」から、督促状債権譲渡譲受通知書などが届く場合もあります。

こうした督促状や通知書で取り立てを受けている方に、リボ払い地獄や借金地獄の脱出に役立つ情報をお届けしていきます。

 

アコムのACマスターカードとは?特徴と自動リボ払いの注意点

まずは、ACマスターカードについて、特徴を簡単にまとめていきます。

ブラックリストでもACマスターカードなら審査に通る?と噂になるほど評判

リボ払い専用のクレジットカードで、持ちやすいことで人気の高いACマスターカード。「他のクレカで審査に落ちた私でも作れた」など、口コミでも評判になっています。
一部には、「信用ブラックでもACマスターカードなら審査に通るのでは」といった声もあるようですが、審査はしっかりと行われているでしょう。

また、即日発行ができるなど、スピードの早さでも人気を集めています。

自動リボ払い機能で、借金地獄になってしまう人も

便利で持ちやすく、人気の高いACマスターカード。ですがその一方で、注意して使わないと、あっという間に「リボ払いが終わらない、返せない」状態になってしまうリスクもあります。
これは、ACマスターカードが「リボ払い専用カード」で、“一括返済で払ってもリボ払いになる”ためです。

 

ACマスターカードを滞納すると取り立てはどうなる?差押え強制執行で勤務先にも連絡が

次に、ACマスターカードを滞納すると、どんな取り立てが行われるのか見ていきましょう。

まずは、一般的な督促の流れをご紹介します。
ACマスターカードの場合も、基本的に以下のような流れになると考えられます。

クレジットカードの返済を滞納すると?
滞納・延滞の期間 督促や取り立ての内容
数日~1ヶ月 ・電話による催告。確認のような形
1ヶ月~2ヶ月 ・「ご返済のお願い」「お支払いのお願い」といった郵便による督促
・まだ厳しい姿勢ではないことが多い
・すぐに滞納を解消できれば、ブラックリストにならない場合も
実家、職場など緊急連絡先への確認連絡
連帯保証人や保証人がいる場合、そちらへの確認連絡
3ヶ月 強制解約
一括返済の催告
個人信用情報機関への事故情報の送信(ブラックリスト)
・厳しい催告状や督促状の送付
・実家、職場など緊急連絡先への確認連絡
・連帯保証人や保証人がいる場合、そちらへの確認連絡
3ヶ月以上 ・「一括返済催告状」「最終通告書」「法的手続執行予告」などの厳しい督促
・実家、職場など緊急連絡先への確認連絡
・連帯保証人がいる場合、そちらへの督促
裁判所への訴え(支払督促、通常訴訟)
最終段階 裁判(訴訟など)
裁判所から、「口頭弁論期日呼出状及び答弁書催告書」が届く
差押強制執行による財産の強制回収、口座の差押え、職場への給与差押え

 

ACマスターカードの督促状は、ACサービスセンターから届く場合も

ACマスターカードの取り立ては、郵便や電話、場合によっては自宅訪問などで行われるでしょう。督促状や催告状など郵便は、アコムの“ACサービスセンター”から届く場合も考えられます。

取り立てのプロ企業「アイアール債権回収」に債権譲渡される可能性

滞納が長期化している場合など、アコムの100%子会社である「アイ・アール債権回収」に債権譲渡され、ここから督促が来ることも考えられます。
アイ・アール債権回収は、法務大臣の許可を得た“取り立てのプロ集団”です。アコムのACサービスセンターからの督促も十分強力ですが、さらに厳しい姿勢での取り立てを(合法的な範囲内で)、アイ・アール債権回収が行う可能性もあります。

支払督促や通常訴訟を申し立てられ、裁判所から特別送達が届く

滞納がなかなか解消されないと、やがて裁判所から特別送達が届くでしょう。「裁判なんて大げさな」と思うかもしれませんが、ほとんど書類手続きだけで可能な“支払督促”など、スピード化された法的措置もあります。

強制執行になると、勤務先にも裁判所から通達が行われる

法的措置を取られ、適切に対応できなければ、強制執行となってしまいます。

持ち家や車などの財産が無い方も、給与差し押さえや、預金差押えなど強制執行が行われます。

ACマスターカードは、審査申し込みの際に勤務先への在籍確認があります。つまり、“勤務先が把握されているので、給与差し押さえが比較的スムーズにできる”ということです。

給与の差押えは、正社員や公務員に限らず、パートやアルバイト、派遣社員、契約社員の方でも、扱いはほぼ同じです。
裁判所から勤務先に、「給与差押命令」が送達されるため、勤務先でも問題になる恐れがあります。

また、預金差押えも執行されますが、こちらは差押えの範囲制限がないため、口座の中のお金を“まるごと持っていかれて”しまい、無一文になる場合もあります。

 

ACマスターカードの滞納解消は債務整理が必要?その理由を検証

ACマスターカードの滞納が、裁判、強制執行、差し押さえなどの大変な事態を招いてしまうことを、ここまでご説明してきました。

それでは、滞納してしまった場合、「自分の努力や節約で解消」することは可能なのでしょうか?
検証してみた結果、滞納を自分で解決することは、とても難しいと言えそうです。

期限の利益喪失により、一括返済の催告を受ける

ACマスターカードは、限度額がショッピング枠だけでも最大300万円、カードローン(キャッシング)枠と合わせると、最大800万円にもなります。

滞納すると『期限の利益の喪失』により、数百万円~最大で800万円もの一括返済を催告されるため、たった一枚のクレジットカードでも、“自分の努力で完済して解決”は難しくなります。

ブラックリストになり、他社から借りて返すことも実質不可能

期限の利益喪失とほぼ同時に、CIC・JICCといった個人信用情報機関に滞納が記録され、「ブラックリスト」になってしまいます。
こうなると、他社から借りて返そうと思っても、「おまとめローン」すら審査に通らない…といった事態が起こるでしょう。

アコムは全国各地の銀行や信金・労金などで保証会社となっているため、こうしたローンで審査に通る可能性は“ほぼゼロ”と言えます。

このように、ACマスターカードの滞納の影響を検証すると、「自力での解決は困難なため、債務整理が必要」という結論になります。

 

ACマスターカードのリボ払いやキャッシングを、債務整理で減額・免除する方法

ACマスターカードで返済を滞納してしまった場合、債務整理がもっとも効果的です。
とくに一括返済の催告を受けるようになると、債務整理のほかには、現実的な解決方法はほとんど無いのではないでしょうか。

とはいえ、「ACマスターカートはクレジットカードだから、債務整理できないのでは?」といった疑問の声もあるようです。ですが実際には、クレジットカードのショッピング利用やキャッシング利用も、債務整理で返済の減額・免除が期待できます。

もちろん、ACマスターカードのリボ払いやキャッシングも、債務整理で滞納を解消できるでしょう。

債務整理=自己破産ではありません

債務整理といっても、かならず自己破産になるとは限りません。
自己破産のほかにも、任意整理や個人再生といった手続きがあります。

任意整理 将来掛かる利息や遅延損害金をカットし、元金のみを3年程度の分割払いとする
個人再生(個人民事再生) 全ての借金を5分の1~10分の1程度に減額し、3年~5年の分割払いとする
自己破産 資産を手放す必要があるが、全ての借金の返済義務が無くなる

ACマスターカードを任意整理するメリット

ACマスターカードの場合、もっとも負担の少ない「任意整理」でも、効果が期待できるでしょう。

任意整理による返済の減額は、「将来利息のカット」だけになります。ですが、ACマスターカードは“リボ払いによる利息の負担”が比較的大きいため、将来利息のカットだけでも、大きな減額効果が出る場合もあります。
(※実際に任意整理で解決できるかは、人それぞれの事情により異なります。)

ACマスターカードを任意整理・債務整理する場合の注意点

ACマスターカードはクレジットカードとなるため、任意整理など債務整理を行う場合の注意点もあります。

債務整理をするとカードが使えなくなります。光熱費や携帯料金、公共料金、保険料など、月々の支払いをACマスターカードにしている方は、銀行引き落としに変更する等、手続きをしておく必要があります。

 

アコムやACマスターカード以外の借金返済も、合わせて解消できる

債務整理のメリットとして、「他社の返済滞納なども、あわせて解消できる」ことも重要です。

ACマスターカード以外にも、

  • プロミスやモビットなどの消費者金融
  • オリックス銀行カードローンや新生銀行レイクなどのカードローン
  • 住宅ローン、自動車ローンなど各種ローン
  • 他クレジットカードのキャッシングやショッピング枠
  • 家賃滞納や携帯電話料金、奨学金など

…こうした各種の返済を、債務整理により、まとめて減額・免除できるでしょう。

逆に、「任意整理で、減額する返済を選ぶ」ことも可能です。また、「借金を大きく減らしたいけれど、家を手放したくないので、住宅ローンだけは整理したくない」といった場合、個人再生の住宅ローン特別条項を使う方法もあります。

弁護士・司法書士への無料相談で、自分に合った解決方法を

借金問題を解決する方法は、一つではありません。
人それぞれの事情に合った方法で、返済滞納や未払いの解消が期待できます。
そのためにも、債務整理に強い弁護士や司法書士に相談し、プロのアドバイスをもらうことが大切です。

次のページで、無料相談の窓口や、弁護士・司法書士のレビュー、債務整理の体験談などをまとめています。

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