アプラスの任意整理(債務整理)について~アプラスカード、自動車ローンの減額方法

投稿日:2017年9月4日 更新日:

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★この記事を読んでわかること
  • アプラスのローンや返済の滞納は、債務整理(任意整理、個人再生、自己破産)で解決できる可能性がある
  • アプラスのローンは、クレジットカードのキャッシング、自動車ローン(オートローン)、パーソナルローン等があり、それぞれ適した債務整理の方法も異なる
  • どんな場合でも、「返せない、返済つらい」を解決できる方法はあるので、あきらめずに、まずは債務整理に強い弁護士や司法書士に相談を

このページでは、信販会社のアプラスのクレジットカードや、カーローン(自動車ローン)などの債務整理について解説します。

アプラスは、取り扱っているローンや金融商品が幅広いこともあり、それぞれ適した債務整理の方法も異なってきます。

また、「他社の返済や支払の滞納もある」など、整理したい債務が複数ある場合や、実質的な多重債務に陥っている場合についても、解決方法を解説していきます。

どんな借金やローンでも、解決できる方法はあります。
難しい話ばかりになってしまいますが、借金返済、滞納、未払いの取り立てから解放されるためにも、ぜひこの記事をお役立て下さい。

 

債務整理とは?簡単なポイントを解説

まず最初に、借金、ローンなどの解決のカギとなる「債務整理」について、簡単に解説します。

債務整理とは

  • 借金やローン、家賃滞納、携帯電話料金の未払い等、各種の金銭債務(滞納や未払い)を減額・免除し、解決するための、国の認めた合法的な手続き
  • 「任意整理」「個人再生」「自己破産」「特定調停」といった方法がある

任意整理

  • これから掛かる予定の利息(将来利息)や、これまでの遅延損害金をカットし、返済計画を無理のない形に立て直す
  • 整理する借金を自由に選ぶことができる
  • 裁判所を通さないため、家族や職場に秘密で行える可能性がある

個人再生

  • 返済を5分の1~10分の1程度に減額し、3年~5年の分割返済とする
  • 原則として全ての債務(借金など)が整理されるが、住宅ローン特別条項(住宅ローン特則)により、ローン返済中の家を残すことも可能

自己破産

  • 原則として全ての返済が免除され、0円になる
  • 財産の移動などに一定期間の制限が掛かる場合もあるが、日常生活や仕事に支障は出ない
  • 戸籍に傷がつく、旅行に行けなくなる…などの噂話は間違い(デマ)

 

こうした“債務整理”により、アプラスの借金、各種ローンなどが「返せない・返済がつらい」となった場合も、解決が期待できます。

ただ、お読みいただいた通り、“債務整理”といっても様々な解決方法があります。アプラスの各種ローンや返済滞納では、どんな方法が適しているのでしょうか?

実際には人それぞれ事情が異なるため、「これが正解」と白黒ハッキリ断言することはできません。債務整理に強い弁護士や司法書士に相談し、“あなたの事情に合った解決方法”を示してもらう必要があります。

そこで、ここからは“あくまで一つの目安”として、アプラスの債務整理について、事例ごとにケース・スタディで見ていきます。

 

アプラスのクレジットカードの債務整理は任意整理でできる?

まずは、アプラスのクレジットカードの債務整理についてです。
クレジットカードのショッピング・リボ払いやキャッシング機能なども、債務整理で返済を減額・免除できる場合があります。

アプラスのクレジットカードには、次のようなものがあります。

  • 新生VISAカード
  • 新生アプラスカード
  • 新生アプラスゴールドカード
  • アプラスアクシスカード
  • TSUTAYA Tカードブラス
  • バイク王カードJCB
  • アップルカードVISA
  • スマイルパーソナルカード
  • …ほか多数

整理したいカードが1枚、2枚ぐらいで、金額もさほど大きくなければ、「任意整理」で解決できる可能性があります。任意整理には、将来利息のカット、遅延損害金のカット、過払い金の返還、返済計画の立て直し…といった効果が期待できます。

ただ、

「整理したいカードやローンが何枚もある」
「多重債務で、他社の借金も合わせて整理したい」

など、債務の総額が大きくなる場合は、より減額効果の高い「個人再生」「自己破産」といった解決方法も検討したほうが良いでしょう。

アプラスパーソナルローンの債務整理は自己破産しかない?

続いて、アプラスのカードローン、「アプラスパーソナルローン」の債務整理についてです。商品名としては、「α倶楽部カード」という名称もあります。

アプラスパーソナルローンは、いわゆる“借金”となり、使用感としてはサラ金に近いでしょう。そのため、「返せなくなったら自己破産しかないの?」と思う方も多いようです。

ですが実際には一般的なカードローン同様、「任意整理」「個人再生」で解決できる可能性もあります。

アプラスパーソナルローンは、限度額が10万円~300万円となっています。
最大の300万円を債務整理する場合でも、「個人再生」で100万円に減額し、残りを3年の分割払いとして、月々約2万8000円の返済計画で解決できるケースも考えられます。

もちろん、「他社の借金や、他のローンも併せて整理したい」などの場合、整理する金額が変わってくるので、自己破産が必要になる場合もあるでしょう。逆に、整理する金額がもっと少なければ、「任意整理」で解決できる場合もあります。

アプラスの自動車ローン(カーローン、オートローン)を債務整理すると車やバイクが引き上げられる?

アプラスは自動車ローン(オートローン、カーローン)でも大きなシェアを持っているため、利用している方も多いのではないでしょうか。

「返せない、返済がつらい」

となってしまうと、まっさきに心配になるのが、“ローン返済中の車やバイクの引き上げ”でしょう。

オートローンを債務整理をすると、原則として、ローン返済中の車やバイクが引き上げられてしまう恐れがあります。

とはいえ、「必ず引き上げられる」とは限りません。ローンの契約に「所有権留保特約」があるかどうか、また車やバイクの資産価値、条項の定め方、そして裁判官の判断(個人再生や自己破産の場合)などにより、結果は異なります。

また、「任意整理で、自動車ローンは整理せずに他の借金やクレジットカードだけ整理する」という方法もあり、これならローン返済中の車やバイクを残せる可能性もありそうです。

とはいえ、自動車ローンやオートローンの債務整理は、たいへんシビアな判断になります。債務整理に強い弁護士や司法書士のアドバイスが、絶対に必要と言えるでしょう。

家賃滞納、アプラスによる集金代行など、その他のケースの解決方法

アプラスが家賃保証会社となっている賃貸契約で、家賃滞納を債務整理する

アパートやマンション、借家などの家賃で、アプラスが家賃保証会社となっている場合、家賃滞納は“アプラスの債権”となります。つまり、このケースで滞納家賃を債務整理する場合、債務整理する相手は不動産オーナーではなくアプラスとなります。

この話は非常に複雑なため、別の記事「アプラスが家賃保証会社、家賃を滞納すると裁判・強制退去?債務整理が根本的な解決方法!」で詳しく解説します。

アプラスが集金代行を行っているケースでの債務整理

アプラスは、他社のサービス等の集金代行業務も行っています。このケースでは、“督促はアプラスから行われるが、アプラスが債権者ではない”事になります。そのため債務整理も、アプラスではなく、債権者である他社に対して行う事となるでしょう。

アプラスの債務整理は非常に複雑!プロのアドバイスが必要です

さまざまな業務を行っている、大手の信販会社アプラス。
そのため、“アプラスのローンや借金を債務整理”と言っても、人それぞれ、債務や督促の内容も違えば、金額も違い、そして適した解決方法もまったく異なります。
ここで解説した内容も、すべての人に当てはまるとは限りません。
だからこそ、アプラスに関係したローンや借金の解決は、“債務整理に強い弁護士・司法書士”への相談が、絶対に必要です。
「アプラスの返済が苦しい、つらい」と感じたら、すぐに無料相談で、弁護士や司法書士に助言を求めてください。

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