借金や滞納家賃を消滅時効援用でチャラにできた相談事例と体験談

投稿日:2017年6月25日 更新日:

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この記事では、借金などの債務を“消滅時効の援用”で帳消しにできた体験談をご紹介していきます。

体験談に入る前に、簡単に“消滅時効の援用”について解説します。
すでに他の記事で解説をお読みの方も、おさらいと思ってお付き合い下さい。

債務の消滅時効と、時効の中断について

借金やローンなどの債務には“時効”があり、これが成立すると、返済義務が消滅します。
ただし、単に時間が過ぎれば良い…というものではありません。

法律で定められた、時効期間を過ぎる
『消滅時効の援用』手続きを行う

この2つの条件がそろう必要があります。

また、いつ時効になるかは、状況によって異なります。

相手が貸金業者やサラ金の場合は最後の返済から5年で時効となりますが、信用金庫や銀行、住宅金融支援機構(住宅金融公庫)、保証協会の求償債権など、債権の種類により時効期間がそれぞれ定められており、一概に5年とは言い切れません。

  • 何の借金(債権)か
  • 時効の起算点はいつか
  • 途中で“時効の中断”が発生しているか

とくに“時効の中断”に関しては、無自覚のうちに発生してしまう場合もあります。

  • 借金を一部だけでも返済する(債務承認)
  • 「返済を待ってください」「今は払えません」などの返答をする(債務承認)
  • 督促状を受け取る

こうした事柄が発生すると、“時効が中断されると知らなくても”、時効の中断事由となります。
これ以外にも、時効が中断される原因はありますが、ここでは省略させて頂きます。

また、時効が中断されると、“一時停止ではなく、カウントリセット”となることも、注意が必要です。
まるで砂時計をひっくり返すように、一からの再カウントとなります。

このように、私たちの一般感覚とは異なるルールもあり、難しい専門用語もたくさん出てくるのが、“債務の消滅時効”の難しさです。
こうした事実に触れず、“時効援用は自分でできる”と言う人もいますが、実際はプロに依頼しないと、大変なことになってしまう恐れもあります。

それでは、ここからは具体的な事例で、債務の消滅時効の援用について見ていきましょう。

 

借金の消滅時効援用をすると、訴訟を起こされるという話は本当ですか?

体験者プロフィール
・木下さん(仮名)
・年齢:30代
・性別:男性
・職業:会社員
・年収 :220万円
・家族構成:単身
・賃貸アパート住まい

司法書士への相談内容
5年ほど返済せずに放置している借金があります。
最近は取り立ては受けておらず、このままでも良いかと思っていますが、消滅時効の援用をすれば帳消しにできると聞いて、やってみようかと思っています。

内容証明郵便を送るだけだから自分でもできると思うんですが、「時効援用をすると訴訟を起こされる」とネットで読んで、気になっています。もう時効なのに裁判を起こしてくる事なんてあるんでしょうか?
自分で時効援用しても大丈夫ですよね?

解決結果

  • 相談を受けた司法書士は、「時効が未完成だった場合など、訴えられる恐れもある」といった点などを丁寧に解説。
  • 木下さんは、自分で時効援用をするのは、失敗のリスクが高いと考え、司法書士に時効援用を依頼。
  • 司法書士の調査の結果、120万円の借金全額が時効を迎えていることが判明。消滅時効の援用手続きにより、120万円の全額を消滅。

解決後の感想

「面倒なことがあるなら放置しておこう」と最初は思っていましたが、先生のお話を聞いて、時効援用をしてすっきりさせたほうが良いと思い直しました。依頼の費用も思ったほど掛からなくて、120万円の借金を帳消しにできたので、やってよかったと思っています。

解説

「もう時効だろう」と自分で思っていても、実際には過去の債務承認などで、時効の期間が変化していた…。こうしたケースは多くの方に当てはまると言えるでしょう。この場合、自分で対応すると、時効の完成日を見誤ってしまい、“消滅時効を援用したら、逆に訴えられてしまった”という失敗も考えられます。

かといって時効援用をせずに放置しておけば、いつまで経っても時効が完成しませんから、やはり“いずれ訴訟を起こされてしまう”危険は高くなる一方です。

もしも裁判を起こされ、判決を取られたら、時効期間は+10年と延長されてしまいます。
もっとも、そこまで来れば、さらに10年の時効を待つまでもなく“強制執行(差し押さえ)”と進むでしょう。

こうした時効援用の難しさと、失敗のリスクを考えると、やはり“プロに依頼する”のがもっとも賢い選択です。

 

時効の援用をしたいのですが、いつ、どこから借りたお金なのかわかりません。夫にも秘密にしたいです。

体験者プロフィール
・内山さん(仮名)
・年齢:50代
・性別:女性
・職業:専業主婦
・年収 :0万円(世帯年収490万円)
・家族構成:夫
・持ち家(住宅ローン返済中)

弁護士への相談内容
昔の借金のことで、時効についてご相談させてください。
若い頃にパチンコにはまってしまい、いくらか街金から借入を繰り返しておりました。その後、いろいろあって住所も仕事も転々とし、そうしている間に取り立ても来なくなったので、そのまま放っておきました。

現在は落ち着いているのですが、最近になって、債権回収会社から督促状が届くようになりまして、困っております。
今のところ月に一度、郵便が届くぐらいで、実生活に支障はないのですが、「もしかしたら訴えてくるかもしれない」と考えると、心中穏やかではありません。夫には「どうせ架空請求の詐欺か何かでしょう」と言い含めておりますが、怪訝な顔をされています。

インターネットで調べてみたところ、「消滅時効の援用」というもので、取り立てを止めて、返済も無くせると知りました。私の場合もできるのではないかと思いますが、なにぶん昔の話でして、いつ、どこから、いくら借りたのかも、最後に返済したのがいつなのかも、まったく覚えておりません。

当時の書類などもすべて処分しておりますし、まったく手掛かりがございません。
このような状態ですが、先生のほうで調べて頂いて、可能であれば時効援用をお願いできるでしょうか。
また、夫に知られずにお願いしたいのですが、できますでしょうか?

解決結果

  • 相談を受けた弁護士は、内山さんの許可を得て、債務について調査を実施。すべての債権者、最終返済日、金額などを正確に把握。4社約500万円、利息や遅延損害金も含めて、全額の時効消滅ができると判明。
  • 調査結果を受け、山内さんは弁護士に時効援用を依頼。
  • ご家族に知られることもなく、 1週間ほどで手続きがすべて完了し、約500万円の借金がゼロ円に。

解決後の感想

時効援用のおかげで督促状もまったく来なくなり、夫にも知られずに済みました。もう何年も前の、若い頃の借金とはいえ、心にひっかかりを覚えておりましたので、「ようやく本当に、借金と縁を切ることができた」と、心から安堵しております。

解説

今回のケースは、「いつ、どこから、いくら借りたのかも覚えていない」という事例です。
督促状が債権回収会社から届いているので、債権はここに移動していると考えられますが、“債権の移動を伴わず、督促業務だけ委託を受けて行っている”ケースも考えられますので、これだけでは本当にハッキリしません。

このように情報があいまいな形であっても、時効援用に優秀な弁護士・司法書士であれば、債権の実態を調査して対応することも可能です。

 

いろんな督促がたくさん来ています。とにかく早く取り立てを止めてほしいです。

体験者プロフィール
・富田さん(仮名)
・年齢:30代
・性別:女性
・職業:派遣社員
・年収 :180万円
・家族構成:単身
・賃貸アパート住まい

司法書士への相談内容
先月引っ越しをしたら、いろんな取り立てが一気に届くようになって、焦っています。
何年か前に、いろいろ無理をしていた頃があって、ケータイ代とか家賃とかクレカとか、全部踏み倒しています。

友達の家に住ませてもらったりして、取り立ても来なくなったので、もう時効でいいかなと思って、先月アパートを借りて住民票も移しました。
そしたら、今まで全然止まってた取り立てが、全部一気に届くようになってしまいました。

今、督促状が届いているのは、

・携帯電話代(ソフトバンク) 10万円
・家賃 50万円
・クレジットカード 80万円

金額はざっくりですが、このくらいです。
こんなに滞納したとは思ってなかったんですが、思ったより倍ぐらい金額も多いです。

引っ越したばっかりだし、こんな生活してたので貯金とかも全然ないです。
派遣の仕事もはじめたばっかりで、クビになるのも困ります。

とにかく取り立てを止めてほしいんですが、たくさん過ぎて、どうすればいいかわかりません。
全部一気に止めてもらうことってできますか?

解決結果

  • 相談を受けた司法書士は、まずは依頼を受任して取り立てを止めることを提案。富田さんはすぐに解決を依頼。
  • 司法書士の素早い対応により、“最短即日で取り立てをストップ”
  • 取り立てを止めた後、司法書士が債務の調査を実施。その結果、すべての債務が“消滅時効の援用”で消滅できると判明。
  • 司法書士により、各債権者に対して消滅時効の援用を行う。結果、富田さんの滞納していた携帯電話代10万円、家賃50万円、クレジットカード代80万円の全額が消滅、0円に。

解決後の感想

取り立ても早く止めてもらえて、滞納してたケータイ代も家賃もクレカも全部0円にしてもらって、本当に助かりました。こんなことって絶対できないと思ってたので、すごくビックリしています。
あの時、先生に相談して良かったです。

解説

消滅時効の援用は、カードローンやキャッシング、消費者金融からの借り入れ…といった借金だけでなく、携帯電話代や家賃なども対象になります。
時効までの長さなどが債務によって異なるので、専門的な判断が必要となります。ですがプロに依頼すれば、今回のように“異なる債権を全て調査し、可能であれば一気に時効で消滅させる”ことも不可能ではありません。

また、今回は相談者・富田さんの、「すぐに取り立てを止めて欲しい」という希望にも、司法書士はしっかりと“最短即日取り立てストップ”で対応していますね。
同じような悩みをお持ちの方は、こちらにまずは無料相談してみてはいかがでしょうか。

消滅時効の援用を無料相談できる弁護士・司法書士

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