三菱UFJニコスの借金やクレジットを債務整理、消滅時効の援用で解決

投稿日:2017年10月13日 更新日:

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★この記事を読んでわかること
  • 三菱UFJニコスの借金やクレジットカードについて、「債務整理」「過払い金返還請求」「債務の消滅時効の援用」の3つの滞納解消方法をまとめ
  • 三菱UFJニコスは、旧日本信販、DCカード、UFJカードが合併した、三菱東京UFJグループの信販会社。現在はMUFGカード、VIASOカードなどを発行している。
  • クレジットカードのショッピング機能・キャッシング機能ともに、返済が苦しい場合は、債務を減額・免除する「債務整理」で解決できる可能性がある
  • 最終取引から5年を過ぎている場合は、「債務の消滅時効の援用」により、返済義務を帳消しにできることも

このページでは、三菱UFJニコスの借金やクレジットカードについて、

  • 返済が苦しくなった場合の「債務整理」
  • 払い過ぎた金利を取り戻す「過払い金返還請求」
  • 時効になった返済を帳消しにする「債務の消滅時効の援用」

…といった、滞納などの解消方法をまとめていきます。

三菱UFJニコスとは?旧「日本信販」の大手信販会社

まずは、三菱UFJニコスについて、詳細情報をチェックしていきましょう。

三菱UFJニコスの会社概要
商号 三菱UFJニコス株式会社
Mitsubishi UFJ NICOS Co., Ltd.
設立年月 1951年6月7日(旧日本信販)
2007年4月1日(三菱UFJニコス)
本社 〒101-8960
東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX
本店所在地 東京都文京区本郷3-33-5
貸金業者登録番号 関東財務局長(12)第00115号
包括信用購入あっせん業者登録番号 関東(包)第1号

(http://www.cr.mufg.jp/corporate/company/overview/index.html より)

クレジットカードの発行会社として有名ですが、貸金業者登録も持っている「貸金業者(消費者金融)」でもあります。
以前は「日本信販」という会社名でしたが、2007年に三菱UFJニコスとなりました。現在は、三菱東京UFJグループの一員となっています。

また、株式会社DCカード、株式会社UFJカードも吸収合併しており、これらの債権も、三菱UFJニコスに引き継がれているものと考えられます。

三菱UFJニコスの代表的なクレジットカード
  • VIASOカード
  • DCカード Jizile
  • MUFGカード ゴールド
  • MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレスR・カード
  • JAカード

三菱UFJニコスで滞納すると、どんな取り立てが来るのか

三菱UFJニコスのクレジットカードやローンを滞納すると、圧着ハガキや封書で督促が行われます。
まず初期段階では、三菱UFJニコスや、MUニコスクレジットといった会社から直接、督促状や催告状、督促の電話などが届くでしょう。
滞納がある程度続くと、子浩法律事務所から「法的手続着手予告書」など、より厳しい督促が来るようになります。

MUニコスクレジットから…

  • ご連絡のお願い

…等の郵便物

子浩法律事務所から…

  • 通知書
  • 法的手続着手予告書
  • 至急、ご連絡下さい

…等の郵便物

その他、債権回収会社などからの督促

また、過去の債権である「DCカード」「UFJカード」などの返済が残っている場合も、現在の三菱UFJニコスや、上記の関連企業などから督促が行われると考えられます。
同じ三菱UFJフィナンシャル・グループのエム・ユー・フロンティア債権回収からの督促や取り立てもあるでしょう。

放置しておくと、“支払督促”を申し立てられたり、最終的には“裁判、強制執行、差し押さえ”となってしまうため、早めの解決を心がける必要があります。

三菱UFJニコスの返済が苦しくなった場合、債務整理で解決できる?

続いては、三菱UFJニコスのクレジットカードやローンで、返済が苦しくなった場合の解決方法、「債務整理」について解説していきます。

債務整理というと、「借金が返せない時の手続き」や「自己破産=人生おしまい」といったイメージが強いかと思います。ですが、こうしたイメージには、いくつかの間違いも含まれています。

債務整理は、“借金解決”だけではありません。クレジットカードのショッピング機能(分割払いやリボ払い)なども、返済を減額できる可能性があります。

自己破産のほかにも、「任意整理」や「個人再生」「特定調停」といった方法があります。

自己破産も、人生をおしまいにするような手続きではありません。実際に自己破産を行っても、日常生活に支障は出ない方がほとんどです。全ての借金が無くなり借金のない生活に戻れるというメリットはとても大きいです。

債務整理とは

債務整理とは、国の認めた債務の減額・返済免除の手続きです。
自己破産のほか、任意整理・個人再生といった手続きがあります。

任意整理 将来利息や遅延損害金をカットし、返済計画を立て直し、元本のみを3年程度の分割で支払います。裁判所を通さず弁護士が相手業者と直接和解交渉をするため家族にバレずに債務整理することも可能です。
個人再生 全ての借金を1/5~1/10程度に減額し、月々の負担を少なくし3年~5年の分割払いとします。借金の額が大きいほど減額効果があるのがメリットです。
自己破産 原則として全ての借金が免責され無くなります。全ての借金がゼロになる最も効果のある方法です。
三菱UFJニコスのクレジットカードは債務整理できます

三菱UFJニコスのクレジットカードも、返済が苦しくなってしまったら債務整理が可能です。
キャッシングローンはもちろん、ショッピングローンのリボ払いに関しても債務整理できる可能性があります。

他社ローンや他社クレジットカードの返済も、合わせて債務整理できます

「任意整理」であれば、整理する債務を選ぶことが可能です。「個人再生」や「自己破産」では、原則としてすべての債務が対象となります。

三菱UFJニコスのクレジットカード返済の解決は、債務整理が特に向いています

「債務整理をするべきかどうか」は、人によって答えが異なります。滞納の有無、収入状況、他社借入の状況など、人それぞれ事情が異なるためです。そのため、まずは債務整理に強い弁護士や司法書士に無料相談し、判断を仰いだほうが良いでしょう。

とはいえ、三菱UFJニコスのクレジットカードの場合、「返済・支払いが苦しい」となった場合、債務整理が特に向いていると思われます。
三菱UFJニコスのクレジットカードは、“限度額の幅が比較的大きい”特徴があるためです。

たとえば、一般カードの「VIASOカード」でも、限度額は最大100万円もあります。他社の一般カードが、限度額30万円~50万円程度であることを考えても、かなり幅が広いと言えるでしょう。

言い換えれば、三菱UFJニコスのクレジットカードで返済困難に陥ってしまった場合、持ちやすい一般カードでも、100万円規模の債務に膨れ上がっている可能性があります。そのため、「自身の努力では完済困難」となり、債務整理が必要となると考えられます。

三菱UFJニコスやMUニコスクレジット等からの督促が、時効援用で消滅できる場合とその方法

最後に、消滅時効の援用による解決方法を解説します。
「消滅時効の援用」については、聞きなれない方も多いと思います。そのため、基本的なポイントから解説します。

債務の消滅時効の援用とは
時効援用の概要 “債務の消滅時効”を主張することで、返済義務を消滅させ、1円も返さなくて良い状態にする、合法的な手続き。
時効の期間 借金、ローンなどの商事債権は、最終返済から5年で時効
ただし、時効の起算点が変動している場合もあるため、必ずしも5年経てば時効とは限らない
時効援用の方法 ・弁護士や司法書士を通して、時効を主張する
・自分で内容証明郵便を適切に作成し、発行する(失敗のリスクもある)
・訴訟や支払督促を申し立てられている場合は、答弁書などで異議申し立てを行い、時効を主張する
時効援用のメリット ・比較的、手続きがシンプルで素早くできる
・返済義務そのものを無くせるため、1円も払わなくて良くなる
・積み重なった遅延損害金の支払い義務もなくなる
・時効援用によってブラックリストになる等のマイナスがない
・弁護士や司法書士に依頼をすると、すぐに本人への督促がストップする。
時効援用のデメリット ・時効が援用できる条件が厳しく、可能な人は限られる
・訴訟、督促、仮執行、債務承認などで、時効が中段・援用が阻止される恐れがある
・自分で電話をかけるなど対応すると、無自覚に債務承認を行ってしまい、時効援用できなくなる恐れがある(時効援用権の喪失)

こうした「債務の消滅時効の援用」は、三菱UFJニコスや、ニコスの引き継いだDCカード、UFJカード、旧「日本信販」のクレジットカードやローンでも有効です。

つまり、「最終取引から5年以上が経過している」場合、債務整理や自己破産をしなくても、消滅時効の援用だけで、返済を無くせる可能性があります。

時効の援用をしなければ、返済義務は消えない

「最終取引から5年以上経過している」場合(時効債権)でも、債権者である三菱UFJニコスや、MUニコスクレジット等は、督促を行ってきます。

“債務の消滅時効の援用”を行わない限り、いくら時間が経っても時効が成立しないためです。また、督促状を送ることで、“債務承認”による時効成立の阻止などを狙っているとも考えられます。

非常に複雑な仕組みになるため、必ず、時効援用に強い弁護士・司法書士への無料相談が必要となるでしょう。

 

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