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- Twitterでお金を借りた相手から、怖い取り立てを受けている…相手の正体はヤミ金!?
- 「SNSヤミ金」の被害事例と、最新の手口。
- SNSヤミ金の被害に遭ったらどうすれば?返済なしで解決する方法とは。
この記事では、近年、被害が急増している「SNSヤミ金」について解説していきます。
「SNSヤミ金」と言いましたが、実際に被害に遭われた方は、「自分がヤミ金被害に遭っていると気が付かない」ケースも多いでしょう。
私たちの持つ“闇金”のイメージとは大きく変化している、最新のヤミ金の手口について解説していきます。
この問題は、NHK「クローズアップ現代」でも取り上げられた、現代日本の大きな社会問題です。(2019年1月20日放送)[1]
SNSヤミ金の手口と被害事例
どうすればSNSヤミ金から身を守れるか
被害に遭ってしまった場合の対処方法
こうした点について、解説していきます。
「Twitterやインスタで知った人からお金を借りてしまった」
「LINEで連絡している相手から借金して、取り立てを受けている」
こうした方は、決して他人事ではありません。
あなたが借金をした相手も、個人間融資を装った悪質ヤミ金(=違法金融業者)の可能性があります。
今のヤミ金は、「ミナミの帝王」「うしじま君」とはまったく違う!
それでは、SNSヤミ金の実態について、被害事例をもとに解説していきます。
さて、あなたは「ヤミ金」と聞くと、どんなイメージをお持ちでしょうか?
昔のヤミ金のイメージ
- 「即日融資」「ブラックOK」などと書かれた張り紙が電柱に張ってある
- あやしい雑誌の裏表紙に、小さな広告が出ている
- 雑居ビルやマンションの一室に事務所があり、暴力団員のような人が経営している
…こんな印象をお持ちの人も多いかと思います。
ちょうど、漫画「ヤミ金うしじま君」や「ミナミの帝王」のような雰囲気です。
しかし、今の闇金は、こうしたイメージとはまったく異なる手口を使っています。
Twitterで知り合った人にお金を借りたら、ひどい取り立てが…もしかしてヤミ金?被害体験談
新しい「SNSヤミ金」の手口を知るために、まずは被害事例の体験談を見てみましょう。
「お金ない…」Twitterに書き込んでいたら、「ご融資いたしましょうか?」と個人からメッセージが
「あー、お金足りないかも」
「てか金欠でやばい」
「今月も奨学金の返済つらい」
Twitterにこんな悩みを書き込んでいた、フリーターのA子さん。
とはいっても、借金地獄になっているわけでも、極貧生活を送っているわけでもありません。切り詰めながらも、多少の趣味にお金を使う余裕もあります。
しかし、そんなA子さんの所に、ある時こんなDM(ダイレクトメッセージ)が届きました。
--『こんにちは!個人で金融やってるナカニシです。もしよろしければ、ご融資しましょうか?』
なんだろう?怪しいな…と、最初はA子さんも思いました。
しかし、その人のアカウントを見てみると、ヤミ金や業者のような雰囲気ではありません。
個人でお金を貸している、親切な人なのかな…そう思って、A子さんは、ナカニシと名乗る相手に返信してしまいました。
「3万だけ」「来週の給料日まで」…即日借りれた!しかし…?
--A子さん
「あの、3万だけ借りれたりしますか?ちょっと今月厳しくて…。来週必ず返すので!」
--ナカニシ
「お申込みありがとうございます!まず審査させて頂きますが、3万だけなら、すぐご融資可能だと思いますよ。
法律の決まりで、本人確認が必要なので、LINEのほうに連絡いただけますか?」
A子さんは、言われた通り、ナカニシのLINEアカウントを「友だち登録」し、連絡をしました。法律も守っているようだし、大丈夫だろう…と信じてしまったのです。
そして、「法律で決められた本人確認のため」と言われて、LINEで免許証の写真と、自分の顔写真を送りました。
それから10分ほどして、ナカニシからすぐ返信がありました。
--ナカニシ
「A子さん、審査に可決しましたよ!3万円、すぐにお振込みいたします。ご返済は1週間後とのことで大丈夫でしょうか?」
--A子さん
「ありがとうございます!はい、来週水曜が給料日なので、その日にはすぐお返しします。」
--ナカニシ
「では来週、ご返済お願いいたします。返済は、次の口座までお願いいたします。
○○銀行○○支店 ******* ナカニシ」
それから10分も経たずに、A子さんの口座には、ナカニシから3万円が振り込まれていました。
メッセージを受け取ってから、ほんの1時間足らず。あっという間に“即日融資”で借りられたのです。
LINEとTwitterしか知られてないから大丈夫!と思ったものの…
この時、A子さんはナカニシを信頼しきっていたわけではありません。一応、「もしかしたらヤミ金かも?」という警戒心はありました。
しかし…
「LINEとTwitterしか知られてないから、いざとなったら、両方ブロックすれば大丈夫」
「職場も実家も、彼氏も知られてないし、誰にも迷惑かけないはず」
「それに3万円だけだし、来週ほんとにすぐ返せる。お金を返せば、それでオシマイ」
…と、安心できる理由をいくつも見つけて、相手を甘く見てしまっていたのです。
これが大きな間違いだったことを、A子さんは、大きな後悔とともに知ることとなります。
「損害賠償」「遅延損害金」…知らなかった話で、50万円の督促が
それから1週間後、A子さんは約束どおり、ナカニシの口座に返済金を振り込みました。
しかしその翌日、ナカニシから通話が着信します。
--ナカニシ
「A子さん、ご返済頂いたお金ですが、金額が足りませんよ?」
--A子さん
「え?確かに3万円振り込みました!送金履歴もありますよ!」
--ナカニシ
「利息が入ってないじゃないですか!10日で3割ですよ!」
--A子さん
「え、そんなの聞いてません…!じゃ、利息の9000円が足りないってことですか?すぐ払います!」
--ナカニシ
「何言ってるんですか?もうあなた、延滞してるんですよ。こっちはね、あなたが延滞したせいで損害出てるんです。遅延損害金、損害賠償金、合わせて50万円、すぐ払ってもらいますよ!」
--A子さん
「50万!?そんな、ムリです…何とかなりませんか?私、知らなかったんです」
--ナカニシ
「お支払いいただけないのですね。わかりました。では、こちらもキッチリ、回収掛けさせて頂きますからね。」
そう言われ、A子さんは、急に不安になりました。もしかしたら、マズい人からお金を借りてしまったかも…。
勤務先、実家、友人…教えていないハズなのに何故?取り立てに恐怖!
「こちらもキッチリ、回収掛けさせて頂きますからね。」
そのメッセージの直後、ナカニシの“取り立て”が始まります。
すぐに一枚の写真が送られてきました。映っているのは、A子さんのバイト先のスーパーマーケット。
--ナカニシ
「A子さんのバイト先ってここですよね?お給料、差押えますから」
その後も、“教えていないはずの個人情報”が、次々と送られてきます。
--ナカニシ
「お友達のBさんにも、連絡することになっちゃいますよ。」
「ご実家の住所は、○○県○○市xx-xx-xxですよね。」
「お兄さん、○○株式会社にお勤めなんですね。お給料もたくさんもらってるんだろうなぁ。お兄さんなら払って頂けそうですね。」
その時のA子さんの心境は、“恐怖”しかありません。
ナカニシの言うことは、どれも本当のことだったからです。
ヤミ金に強い司法書士が解決!ナカニシの正体は?
「このままでは、職場や家族にも、友達にも迷惑をかけてしまう」
そう悟ったA子さんは、急いで解決方法を調べ、ヤミ金に強い司法書士に無料相談を行いました。
相談を受けた司法書士は、すぐに“初期費用ゼロ円”で依頼を受任。
ナカニシの正体は、やはり“個人を装ったヤミ金業者”でした。
依頼を受けた司法書士は、すぐにナカニシの取り立てをストップ。さらに、これ以上の返済をせずに、完全に縁を切ることに成功します。
どうやらその司法書士は、ヤミ金業界でも“手ごわい相手”として知られていたため、ナカニシもすぐに手を引いたようです。
こうしてA子さんは、大変な事態をなんとか解決できました。
なぜ?どうして?最新の「SNSヤミ金」「LINEヤミ金」の手口を暴露!
さて、前半の体験談をお読み頂いて、いろいろな疑問がありますよね。
「なぜ、A子さんが教えていない個人情報を、相手は知っていたの?」
「こういう被害に遭ったとき、どうすればいいの?」
ここからは、そんな疑問にお答えしていきます。
ヤミ金に強い司法書士がNHKの取材に回答!個人情報、なぜ知られてしまったのか?
「お友達のBさんにも、連絡することになっちゃいますよ。」
「ご実家の住所は、○○県○○市xx-xx-xxですよね。」
「お兄さん、○○株式会社にお勤めなんですね。業界大手じゃないですか。お給料もたくさんもらってるんだろうなぁ。お兄さんなら50万、払って頂けそうですね。」
…先ほどご紹介した事例で、被害者のA子さんが、ヤミ金ナカニシ(個人を装った違法業者)に言われた“取り立て”の言葉です。
“教えていないはずの個人情報”が、なぜ知られてしまったのでしょうか?
こうしたカラクリを、ヤミ金解決に強い司法書士が、NHKの取材に答えて、こう解説しています。
「被害者も、自分の個人情報がどこまで管理できているのか知らない事も多いですね。」
-ウィズユー司法書士事務所 奥野正智先生[1]
一体どういう事なのか、解説していきます。
何気ない投稿から個人情報を突き止める「モザイクアプローチ」
モザイクアプローチ。
これが、近年のヤミ金や詐欺師、違法業者が活用する、SNSを使った個人情報特定のテクニックです。
たとえば、こんなツイートがあるとします。
「健康のためにお散歩!この商店街が大好きです」
一見、何気ないツイートに思えますよね。
ですが写真をよく見ると、特徴的な建物やお店のカンバンなどから、その人の“毎朝のお散歩コース”が特定できてしまう可能性があります。
つまり、その人の生活している地域が絞り込めるわけです。
また、こんな投稿も個人情報の特定につながります。
「今からバイトだけどつらい…。もう夜勤やめたい」
「コンビニの夜勤って時給はいいけど、体はキツいよね」
「バイト先の新発売の○○、案外おいしいかも」
“コンビニで夜勤をしている”
“アルバイト勤務”
という事がわかりますね。
これと先ほどのツイートを合わせて、生活圏の中にあるコンビニから、その人のバイト先を特定できるわけです。
ほかにも、
SNSの友達リスト
友達の投稿内容
写真に写っている風景
…など、何気ない情報から、その人の家族、友人、職場、学校、地域などを、特定することが可能です。
ひとつひとつは“あいまいな情報”でも、組み合わせることで、細かい個人情報が特定できるわけです。これが、モザイクアプローチと呼ばれるテクニックです。
“何気ない写真の背景に映った公園”から、個人情報を特定されてしまった人もいます。
先ほどの事例の「ナカニシ」も、こうしたモザイクアプローチのテクニックを使って、A子さんの個人情報を特定し、取り立てに使っていたわけです。
教えていなくても、個人情報を特定される…SNSヤミ金の恐ろしさ
まるで探偵のように、断片的な情報をつなぎ合わせ、何気ないツイートやポストから個人情報を特定する…。
この「モザイクアプローチ」が、今の闇金や違法業者の手口の一つです。
「個人情報を教えていないから安心」
「職場や実家の連絡先は知られていないハズ」
こうした油断は、今のヤミ金・ソフト闇金やSNSヤミ金には、まったく通用しません。
正体がヤミ金だと“気づかせない”…個人間融資などを装う手口
そもそも、近年のヤミ金は、“ヤミ金だと気が付かせない”ような手口も使ってきます。
誰だって、好きこのんでヤミ金からお金を借りたいとは思いませんよね。
そのことは、当のヤミ金業者も良く知っています。
ですから、あたかも「私はヤミ金ではないですよ」「健全な業者ですよ」という風に装って、お金に困っている人に近づいていきます。
たとえば…
「金融をやっている個人です」など、業者ではないと言い張る
「貧困支援」「借金救済」「返済解決」など、善意による救済や、社会運動、NPO、公的機関などを装う
弁護士や司法書士になりすます(非弁行為・非弁提携)
…といった手口が確認されています。
また、「丁寧な言葉づかい」「親身になって相談に乗る」など、最初は親切丁寧に接して、ターゲット(被害者)の信頼を得るなど、心理的・精神的にも巧妙化しています。
#即日融資、#ブラック歓迎…ハッシュタグで集客・勧誘
SNSのハッシュタグも、ヤミ金などの勧誘によく使われる手段です。たとえば、次のようなハッシュタグが使われることが多いようです。
#金融ブラック
#ブラック
#即日融資
#お金貸します
#お金貸して
#債務整理者歓迎
#資金調達
#ブラックOK
#即日貸します
#奨学金返済
#低金利
#今すぐお金が必要
#お金ください
#借金救済
#個人間融資
こうしたハッシュタグをツイートにつけて呟くことで、お金に困っている人を、巧妙に誘導していきます。
また、第三者のフリをして、口コミを装うこともあります。
たとえば…
「即日借りれた!
@*****さん、助かりました!
#即日融資
#ブラックOK」
「FF外から失礼します。
個人間融資の@******って方がおススメですよ!
私もいつも助けてもらってます( *´艸`)
#資金調達
#今すぐお金が必要」
こんなイメージですね。
こうしたツイートやハッシュタグにも、充分に注意していきましょう。
借りた相手がSNSヤミ金だった…!そんな時は
それでは最後に、もしも「借りた相手がSNSヤミ金だった」という場合、どうすれば良いか解説していきます。
相手はプロ…自分ひとりで対応は危険!
相手は“金融犯罪のプロ”です。
自分一人で対処することは、危険ですので、絶対にやめましょう。
対応を誤ると、自分だけでなく、家族や職場、友人など周囲の人も危険にさらしてしまいます。
警察に相談しても、何もしてもらえない…
また、相手は巧みに証拠を隠しているので、警察に相談しても、事件性が立証できず“何もしてもらえない”という事がほとんどです。
SNS上の犯罪を取材した、NHKクローズアップ現代「あなたの“SNS投稿”が危ない」の番組内でも、専門家がこう指摘しています。[1]
「調べても、違法な文面がなかなか見られない。個人間融資を装うなど(事件性が)隠されている」
「警察ですぐに取り締まるのは難しい」
とはいえ実際には、SNSヤミ金やソフト闇金の逮捕・摘発事例もあります。
「まったく逮捕できない」というワケではないのですが、しかし“個人の被害届だけだと、SNSヤミ金を摘発するのは難しい”という事になるでしょう。
複数の被害事例や、法的にしっかりした証拠が集まらないと、ヤミ金逮捕には踏み切れないのだと思われます。
「Twitterで知り合った人からお金を借りたら、怖い取り立てを受けている」
「SNSでお金を借りた相手が、ヤミ金かもしれない」
そんな時は、“ヤミ金に強い弁護士・司法書士”に無料相談を行いましょう。
「相手がヤミ金かどうか、ハッキリしない」
「もしかしたら、本当にただの個人かも…」
という場合も、気兼ねなく、弁護士や司法書士に無料相談して大丈夫です。万が一間違えてしまっても、誰にも怒られません。
弁護士や司法書士のなかでも、特にヤミ金解決が得意な先生たちは、
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…といった、さまざまな解決を、“初期費用ゼロ円”で行えます。
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脚注、参考資料