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今回は、「借金解決ゼミナール」や、LINEグループ「借金かんたん返済ナビ」について、調べた結果をお届けしていきます。
「借金解決」というと、債務整理(返済減額・免除のための、国が認めた手続き)がありますが…。
一方で、「あなたの借金を解決しますよ」と宣伝して、お金に困っている人を集める悪質業者やヤミ金もいます。
一体、この「借金解決ゼミナール」や、LINEグループ「借金かんたん返済ナビ」は、信頼できる借金解決サービスでしょうか?
それとも、借金解決を装った悪質業者やヤミ金でしょうか?
気になったので調べてみました。
(※この記事は2019/02/03時点で得られた情報を基に書いたものです。)
このページは「借金解決ゼミナール」についてのレポートをまとめた記事ですが、 どれくらい返済が減るのか今すぐ調べたいという方のために、借金解決に詳しい弁護士・司法書士が直接運営する借金減額シミュレーターもご紹介しています。
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「#債務整理者歓迎」あやしいハッシュタグを追跡調査!
「借金解決ゼミナール」が気になったキッカケからお話していきます。
キッカケは、Twitterで見つけた“あやしいハッシュタグ”。
#債務整理者歓迎
#ブラックOK
#無担保
こんなハッシュタグをつけて、お金に困っている人に呼び掛ける、あやしいアカウントを発見しました。
名前やアイコンを見ると、どうも個人の女性のような雰囲気…。
「#債務整理者歓迎」ツイートは量産されたbotアカウント?
調べてみると、似たようなツイートをするアカウントが、ほかにもたくさん量産されていました。
(※このスクリーンショットはほんの一部です。実際には数えるのが疲れるくらい、同じようなつぶやきのアカウントが見つかります。)
これは、「自動的に量産された、ボットアカウント」ではないかと思います。
IDがランダムな英数字
呟きの内容がどれも似ており、人が運営している気配がない
…など、いろいろな理由があります。
SNSヤミ金の宣伝の手口にそっくり…もしかして怪しい?
#債務整理者歓迎 などの、あやしいハッシュタグ…。
そして、機械的に量産されたBotのようなアカウント…。
これは、最近になって被害が急増している「SNSヤミ金」の手口とそっくりです。
今のヤミ金は、こうやってTwitterやSNSでお金に困っている人に呼びかけ、正体を隠して被害者を集めます。
そうしたヤミ金の宣伝手法で、よく使われるのが…
#債務整理者歓迎
#ブラックOK
#お金貸します
…などのハッシュタグです。
そのため今回も、最初は「あやしいヤミ金が出てきたな」と最初は思いました。
ところが…実はこのアカウントの正体、ヤミ金ではなかったのです。
#債務整理者歓迎の固定ツイートに突撃!そのアカウントの正体は…?
「#債務整理者歓迎」というハッシュタグは、940Tweetsものつぶやきがありました。
このハッシュタグを呟いているアカウントを見ると、その多くが
「固定ツイートを見て」
「固ツイのとこで相談した」
…と、固定ツイートを見るように呼び掛けています。
ほかのbotアカウントも、すべてこの「@emi*****」を見るように誘導しています。
さっそくアクセスしてみると…
正体不明のLINEのQRコードが。
アクセスしてみると、あるLINEグループに入るよう誘導されました。
#債務整理者歓迎ツイートから、LINEグループ「借金かんたん返済ナビ。」に突撃
「#債務整理者歓迎」という、あやしいハッシュタグ。
ボットのような量産アカウント。
近年急増中の、悪質なSNSヤミ金の手口によく似ています。
追跡してみると、「@emi****」という正体不明のTwitterアカウントに。
そしてそこからQRコードで、LINEグループ「借金かんたん返済ナビ。」に飛ばされます。
ここまで“たらい回し”のように辿ってきましたが、まだ借金解決の方法にも、アカウントの正体にもたどり着けていません。
思い切って「借金かんたん返済ナビ。」のLINEグループに登録してみました。
すると、こんなメッセージが送られてきました。
「借金かんたん返済ナビの友だち追加ありがとうございます。
借金に悩んでる方にオススメの情報を随時ご紹介いたします。
早速ですが、「借金減額シミュレーター」というものをご存知でしょうか?」
…と、メッセージに続いて、さらにどこかのウェブサイトにアクセスするよう誘導されます。
一体どれだけタライ回しにされるのでしょう?
さすがに少し疲れてきましたが、引き続き突撃していきます。
ついにたどり着いた「借金解決ゼミナール」返済減額診断、しかし…?
#債務整理者歓迎 ⇒ 「@emi*****」 ⇒ LINEグループ「借金かんたん返済ナビ。」 ⇒ そして謎のウェブサイト…。
度重なるタライ回しの末、ようやくたどり着いたのが、「借金解決ゼミナール」という返済減額診断サイトでした。
※ https://www.shakkin-kaiketsu-seminar.com/ link より
「弁護士監修」と書いてありますね。
こうやってみると、一見、信頼できそうなサービスに思えます。ですが、最近は本当に見分けのつかない悪質業者やヤミ金もありますから、まだまだ油断はできません。
さらに念を入れて、この「借金解決ゼミナール」運営者の正体に迫っていきます。
運営会社はBrothers株式会社
「借金解決ゼミナール」のホームページをくまなくチェック。
すると、「運営会社」のページに、次のような情報が。
社名:Brothers株式会社
住所:東京都港区港南1丁目9-3-6 アレア品川13F
TEL:03-4405-3533
mail:info@brothers-rn.co.jp
サービス内容:https://brothers-rn.co.jp/出典:借金解決ゼミナール link
この「株式会社brothers」についても調べてみましたが、どうやら、いろいろなWEBサービスを展開しているIT企業のようです。
この「借金解決ゼミナール」も、「株式会社brothers」が運営するサイトの一つだと、公式に明記されています。
会社自体にも怪しいところはなく…。
「SNSヤミ金か?」と疑って調査しましたが、そういった悪質業者では無いようです。
(株式会社brothersさん、疑ってすみませんでした<m(__)m>)
借金解決ゼミナールの気になる点・心配なところ
「借金解決ゼミナール」や、LINEグループ「借金かんたん返済ナビ。」は、SNSヤミ金のような、あやしい違法業者ではないようです。
とはいえ、今回こうして調べてみて、いくつか心配になる点もあります。
「借金解決ゼミナール」の口コミや評判、2ch上の噂について
借金解決ゼミナールの減額診断は、サービスが開始して間もないのでしょうか。
現時点では、ネットで口コミや評判を探しても、利用者による書き込みはまったくといっていいほど見つけられませんでした。
その代わり、「借金解決ゼミナール」の広告を掲載し、宣伝している企業のホームページはたくさんありました。
「借金解決ゼミナール」の提携弁護士事務所は不明…
とはいえ、「借金解決ゼミナール」の提携弁護士については、調べても正体がわかりませんでした。
借金解決の「債務整理」は、弁護士、または簡裁代理認定を持った司法書士しか代理人になれません。
これは法律で定められており、守らないと、“非弁行為”という違法行為になります(※弁護士法72条など)
ですから、「どの弁護士と提携しているのか」という情報は、はっきり表記して頂いたほうが、安心感があるかな…と思います。
Twitterアカウント量産は規約違反では?
Twitterでの宣伝方法も、ちょっと疑問です。
外部の広告業者が勝手にやっているのだと思いますが…。
まず、アカウント量産や似たようなツイートをスパム的に行うことは、ツイッターの利用規約違反に該当する恐れがあります。
また、
#債務整理者歓迎
#ブラックOK
#お金貸します
といった、SNSヤミ金まがいのハッシュタグも、ちょっと不安に思います。
利用者から見れば、「個人を装う、違法なSNSヤミ金の宣伝」と区別がつきません。
ヤミ金がなりすまして、紛れ込む危険性もありますよね。
あれだけ“タライ回し”されると、ちょっと疲れます…
Twitterのハッシュタグ
↓↓↓
個人アカウント
↓↓↓
「@emi****」アカウント
↓↓↓
LINEグループ「借金かんたん返済ナビ。」
↓↓↓
「借金解決ゼミナール」
結果として、かなり“タライ回し”にされてしまいました。
もちろん、こうした“タライ回し”も、外部の広告業者の宣伝方法に問題があるのでしょう。
ですが、こうした宣伝方法は、「借金解決ゼミナール」や、運営会社の「株式会社brothers」さんも、適切だとは思っていないはず。
(こうした宣伝方法が行われている実態を知れば、好ましいと思うはずがないでしょう。)
「借金解決ゼミナール」は健全なサービスですから、わざわざ正体を隠すように、利用者をタライ回しにする理由なんて、一つもありません。
外部の広告業者がやっている事だと思いますが、こうした“タライ回し”や正体を隠すような宣伝方法は、見直されたほうが良いかと思います。
当サイトも、「借金解決ゼミナール」さんと同じように、債務整理・借金返済に悩む人のために頑張っている仲間として、これからも応援していきたいと思います。
#債務整理者歓迎、#ブラックOK…SNSヤミ金のハッシュタグに要注意!
さて、今回のハッシュタグ追跡調査では、健全な「借金解決ゼミナール」にたどり着きました。
ですが、こうした「#債務整理者歓迎」「#ブラックOK」などのハッシュタグは、“個人になりすました悪質ヤミ金”がよく使う手口です。
Twitter個人間融資=SNSヤミ金がよく使うハッシュタグ
- #債務整理者歓迎
- #金融ブラック
- #ブラック
- #即日融資
- #お金貸します
- #お金貸して
- #資金調達
- #ブラックOK
- #奨学金返済
- #低金利
- #今すぐお金が必要
- #お金ください
- #救済
こうしたハッシュタグを見つけたら、「SNSヤミ金」の可能性があるので、関わらないように注意したほうが良いでしょう。
なお、次のスクリーンショットはこれらのハッシュタグを利用している「個人融資」です。ヤミ金の可能性があるので注意してください。
なお、SNSで宣伝するヤミ金の手口については、こちらの記事でも詳しく扱っています。
「借金解決ゼミナール」を紹介するためにヤミ金と同じハッシュタグを使うことの問題点
外部の広告業者が勝手にやっていることだと思いますが、「借金解決ゼミナール」のような健全な債務整理サイトを紹介するために、ヤミ金と同じハッシュタグを使うことには、次のような問題点もあるように思います。
まず、健全な業者の紹介にヤミ金と同じハッシュタグを使えば使うほど、「ヤミ金との区別がつかなくなる」ということです。
現在、「#ブラックOK」「#債務整理者歓迎」などのハッシュタグは、ヤミ金と健全なサービスとを見分けるポイントになっています。
しかし、健全なサービスにも、こうしたハッシュタグを使い始めると、闇金との差別化が無くなってしまいます。
言い換えれば、“ヤミ金が紛れ込みやすくなる”ということです。その結果、SNS等でヤミ金の罠にはまり、被害に遭ってしまう人も増えるのではないでしょうか。
とくに、返済に困って生活が苦しい人ほど、精神的にも追い詰められてしまい、冷静な判断が難しくなっています。
だからこそ、ヤミ金まがいの振る舞いをせず、はっきりと合法性・健全性を前に出し、たとえば「借金解決ゼミナール公式」のような、わかりやすいアカウントを使ったほうが良いと思います。
「#債務整理者歓迎」で返済減額(=債務整理)を案内されても、実際には難しい
「#債務整理者歓迎」などのTwitterのハッシュタグを使った宣伝・集客には、ほかにも不安な点があります。
たとえば、「#債務整理者歓迎」は、「債務整理をした人歓迎」とも読み取れます。
そして、「債務整理をした人」に、借金解決ゼミナール(=減額診断=債務整理)を勧める流れです。
しかし、「債務整理をすでにしている人は、一定の年数を開けないと、二度目の債務整理は難しい」という現実もあります。
完全に不可能ではありませんが、よほど債務整理に詳しい弁護士・司法書士に直接相談・直接依頼しないと困難でしょう。
#即日融資、#低金利、#無担保…も不適切
「借金解決ゼミナール」に誘導するTwitterアカウントで、
#即日融資
#低金利
#無担保
といったハッシュタグが使われているのも、疑問です。
債務整理は、お金を貸してくれたり、お金をもらえる手続きではありません(過払い金があれば取り戻せますが、即日は難しいでしょう)。
なので、「#お金貸します」「#即日融資」というタグがついていても、「借金解決ゼミナール」ではお金も借りれない。もらえない…という事です。
これも外部の広告業者が勝手にやっている事だと思いますが、サービスの内容とかけ離れたハッシュタグを使うのも、ちょっと疑問ですね。
不適切なプロモーションは外部業者のせい?ストップしなくて大丈夫?
おそらく、問題のあるハッシュタグを使っているのは、「借金解決ゼミナール」の運営会社「株式会社brothers」ではなく、外部の広告業者だと思います。
健全な企業が、自社サービスの直接プロモーションとして、ヤミ金まがいの振る舞いをする…といった事は、通常ありえないからです。
しかし、「株式会社brothers」は、外部の業者によるこうした不適切なプロモーションを、ストップしなくて大丈夫なのでしょうか?
当サイトとしては、同じ債務整理に携わる仲間として心配しています。
brothersの借金解決ゼミナールは、過去に強制捜査を受けた企業と酷似したビジネスモデル?
ハッシュタグのほかにも、借金解決ゼミナールには、心配になる点があります。
それは、「借金解決ゼミナール」のビジネスモデル自体が、過去に“検察の強制捜査を受けた企業とよく似ている”ことです。
特に似ているのは、
弁護士が多数提携、弁護士監修…等と称しているが、どの弁護士事務所と提携しているかは不明
そうした状態で、積極的にWEBプロモーションを行い、利用しやすい無料減額診断で多数のユーザーを獲得
という点でしょう。
似たような事業を行った結果、非弁行為に走ってしまい、検察の強制捜査を受けた企業もあります。
(※非弁行為…弁護士にしか認められない業務を、弁護士ではない人が行うこと。弁護士法違反)
弁護士の資格がない事務員らに債務整理業務を行わせていた疑いがあるなどとして、大阪地検特捜部は20日午前、大阪市の法律事務所と東京都のインターネット関連会社などへの家宅捜索を始めた。
(…略…)
関係者によると弁護士資格がない事務員らに債務整理の手続きをさせていた疑いなどがあるという。
(…略…)
HIROKENは2011年設立で、「街角相談所―法律―」というサイトを運営。同サイトには「借金減額シミュレーター」があり、居住地や借入額などを入力するとあゆみ共同法律事務所などが紹介される。
悪意がないとしても、「殺到する依頼や相談に対応しきれず、つい資格のないスタッフに対応させてしまう」等、同じ失敗をしてしまわないか心配です。
株式会社brothersの「借金解決ゼミナール」も、気を付けて運営して欲しいところですね。
#債務整理者歓迎「借金解決ゼミナール」の問題まとめ
最後に、ここまでの内容をまとめてみます。
調査の結果、「借金解決ゼミナール」について、次のような問題があると思います。
(1)SNSヤミ金と区別がつかない、あやしいハッシュタグ
量産されたボットアカウント(のようなもの)
「#債務整理者歓迎」などの“ヤミ金まがいの”ハッシュタグ
正体を隠すように、TwitterアカウントやLINEグループをタライ回し
…こうした宣伝方法には、
「ヤミ金と区別がつかない」
「ヤミ金が健全なサービスのプロモーションに紛れ込みやすくなる」
「ヤミ金被害者が増える恐れがある」
…等、様々な問題点が考えられます。
外部の広告会社が勝手にやっている事だとは思いますが、ストップさせなくて大丈夫でしょうか?
(2)サービスのビジネスモデルにも心配が…
「借金解決ゼミナール」自体、過去に“非弁行為”で検察の捜査を受けた会社と、とても良く似たビジネスモデルです。悪意が無くても、“人手不足”などが原因で、同じ失敗にならないか心配です。
こうした問題の改善について、運営会社の株式会社brothersさんには是非ご検討いただきたいところ。
「借金や返済に困っている人を助けたい」という気持ちは当サイトも同じですので、今後とも応援していきたいと思います。