借金があると転職が不利になりますか?早く完済するコツは?

投稿日:2018年5月8日 更新日:

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★この記事を読んでわかること
(約3分で読めます)
  • 借金があって転職したくてもできない、どうすれば?
  • 転職失敗による収入減や無職期間を考えると、借金は大きなハンデ。早めに完済したほうが良い。
  • 借金を早く無くす方法は?返済額を減額する「債務整理」も検討を。

借金があると、人生の節目節目で大きな壁になってしまいますよね。
そんな悩みやトラブルの中から、今回は、「就職・転職」について、ご質問にお答えしていきます。

《質問》
借金があると、転職に不利になりますか?

今の職場が自分にはとても合わなくて、転職をしたいと考えています。ですが、借金を抱えていて、踏ん切りがつきません。
転職サイトや求人情報も毎日のように見ています。ですが、もしも転職に失敗したら…借金が返せなくなったら…と考えると、借金を抱えたままでは、とても勇気が出ません。
借金があると就職面接でも不利にならないか…と、それも心配です。

アドバイスをお願いします。

「転職をしたいけれど、借金の返済を抱えたままでは、とても勇気が出ない」

といったお悩みです。

「転職に失敗したら、借金が返せなくなるのでは」
「就職面接で、借金のことが不利になるのでは」

こんな不安をお持ちのようですね。
さっそく、お答えしていきます。

転職のリスクを考えると、借金は重いハンデ

まず、転職にとって借金は、大きなリスクになると言えるでしょう。

たとえば転職に失敗して収入が減ったり、あるいは無職の期間が長引いてしまうと、借金返済も確かに厳しくなってしまう恐れがあります。

転職失敗で無職・収入低下は、借入先から“返済能力の低下”と見られてしまう

「借金はあるけれど、貯金やカードローンの限度枠が残っているから、これを元手に、じっくり転職に取り組もう」
といった人も、思い通りにいかない可能性もあります。

借金を借りる時には、カードローンでも自動車ローンや住宅ローンでも、どんな借入でも“審査”がありますよね。これは、「審査申し込み時の返済能力(=収入)」をもとに行われます。

「今の収入から見て、この金額なら返せるでしょう」という“信用”のもとに、契約が結ばれて、融資が行われるわけです。

ですから、「収入が減った」「無職になった」となれば、銀行や消費者金融から見ても、「話が違うじゃないか」となってしまいます。

実際に直接そう言われるわけではありませんが、“審査申し込み時よりも返済能力が減った”のですから、何かしら対処はされるでしょう。

限度枠を減額される
増額融資が認められなくなる

など、さまざまな可能性が考えられます。

もちろん、一般的な融資契約では、「収入が変わったらすぐ申し出ること」も盛り込まれていますから、転職を隠しておくこともお勧めできません。

クレジットカードや家賃保証会社なども同じ

「収入が減ったり、無職になると、業者が厳しい態度に出てくる可能性がある」

これは銀行や消費者金融に限らず、クレジットカード(信販会社)でも同様です。

また、家賃保証会社にも実は同じことが言えます。
家賃保証会社も、入居時の契約審査で、カード会社やローンと同じような審査を行っているためです。「契約時と収入=返済能力が変わったなら、話が違う」というわけですね。

ですので、「自分は借金はそれほど無いから大丈夫」と思っている人も、実際には大きなリスクが潜んでいる場合もあります。

借金を抱えていると、転職(就職)に影響する業種も

転職に失敗して収入が減ったり、あるいは無職の期間が長引いてしまうと、借金返済も確かに厳しくなってしまう

収入の低下=返済能力の低下で、銀行や消費者金融、カード会社など、借入先が厳しい態度に出る

…“借金を抱えたまま転職”では、こうしたリスクがある事がわかりました。

ですが、不安はもう一つありますよね。
それは、「借金があること自体、就職(転職)活動に不利にならないか」という事です。

借金の存在は、就職(転職)の採用にはあまり影響しない

借金があること自体は、転職(就職)の採用試験や面接には、ほとんど影響がありません。通常の企業の場合、「借金があるかどうかを、採用企業側が調べられない」からです。

ただし、金融関係の企業など、個人信用情報機関にアクセスできる場合は、“秘密裏に調べられる”という噂もあります。

銀行、消費者金融、カード会社などのほか、保険会社や家賃保証会社、債権回収会社などに就職・転職を考えている場合は、「個人信用情報機関で、借金のことを調べられるかもしれない」と考えたほうが良いでしょう。

借金アリの転職は不利!早く完済して、転職活動に集中できる環境づくりを

借金があると、転職に大きな不利があると言えるでしょう。

転職が上手くいかず、無職の期間が長引いて、返済が厳しくなる
転職に失敗して、収入が下がり、返済が難しくなる
一部企業での採用に、借金の存在が不利に働いてしまう

このように大きなデメリットが、3つも存在します。
これでは、とても落ち着いて転職活動もできませんよね。

何より、転職や就職は、その後の人生を大きく左右する、大切な出来事です。だからこそ、できれば“借金を早く終わらせて、落ち着いてから”のほうが理想的です。
急ぎの完済が難しくても、せめて返済をなるべく減らしておきたい所ですね。

返済の減額・免除を行う「債務整理」の検討も

「できるだけ早く借金を完済したい」という場合、返済額を減額できる“債務整理”も視野に入れて検討していきましょう。

債務整理というと、テレビで描かれるような“極貧生活(=絶対的貧困)の人”が行うものだと思えるかもしれませんね。
ですが実際には、絶対的貧困の人に限らず、返済に困っていれば、誰でも行うことができます。

また債務整理には、有名な「自己破産」だけでなく、「任意整理」「個人再生」「特定調停」といった方法もあります。

たとえば「任意整理」なら、基本的に、『今後の利息と遅延損害金をカットする』&『月々の返済額を見直す』だけですので、手続きとしてもそう重いものではありません。
それでも、“借金を早く完済する”という目的には、十分大きなプラスになるでしょう。

転職・就職を考える人のための、債務整理のQ&A

債務整理をすると、勤務先にバレるでしょうか?
いいえ。その心配はありません。
債務整理をしても、そのことが職場に知られる心配はありません。
滞納をして差し押さえを受けた場合は、職場にも給与差押えの通達が行われるため、全て知られてしまうでしょう。ですが、債務整理を行えば、差し押さえを受ける心配も通常ありません。ですので、“債務整理を行ったほうが、職場にバレる心配が減る”とも言えるでしょう。
債務整理は、自分一人で行えますか?働きながらでも大丈夫でしょうか?
働きながらでも問題ありませんが、自分一人で行うのは困難です。
基本的に、債務整理は弁護士・司法書士に相談・依頼して行う手続きです。専門性が高い分野ですので、自分一人で行うことは、かなり難しいでしょう。
一方、弁護士や司法書士に依頼すれば、あとは基本的にお任せで手続きしてもらえます。ですので、働きながら、あるいは転職活動をしながらでも、問題なく行えるでしょう。
債務整理をすると、転職や就職で採用試験に不利になりますか?
実質ほとんど影響ないでしょう。
相手先が金融関連の業種で、個人信用情報機関に照会できる場合は、秘密裏に調べられてしまう可能性はあるかもしれません。
ただしこれは、非常にグレーな(あいまいな)問題ですので、詳しくは弁護士・司法書士に無料相談で聞いてみたほうが良いでしょう。
★借金を早く減らす“債務整理”。詳しくは弁護士・司法書士に無料相談を!

債務整理について、まずは弁護士や司法書士への無料相談だけでも行ってみましょう。

「自分はそこまで困っていない」
「まだ大丈夫、頑張れる」

という方も、もしかしたら、債務整理が必要な状況に陥っているかもしれません。無料相談だけでも、そうした診断をしてもらえるので、非常に有益です。

電話・メール等での無料相談に対応している、債務整理に強い弁護士・司法書士を、次のページでまとめています。
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