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この記事では、ブラックリストについて簡単にポイントを解説していきます。
「ブラックリストってなに?」
「ブラックリストになるとどうなる?」
「ブラックリストの消し方は?」
などの疑問をお持ちの方は、ぜひお読みください。
「ブラックリスト」というリストや名簿は存在しない
「ブラックリスト」というと、“お金を返さない人の名簿”みたいに思えますよね。
ですが実際には、“お金を返せない人の名簿”は存在しません。
ですから、「ブラックリストに名前が載る」とか、「ブラックリストに載っている名前を消してもらう」とか、そういうことも無いのです。
名前が載るリスト(名簿)自体が無いのですから、名前を載せるとか、名前を消すとかいうことも、まったく無いわけです。
ブラックリストとは、「お金を借りる審査に、通りにくい状態」のこと
しかし、「ブラックリストなんて存在しない」といっても、「いくら返済を滞納したり、借金を踏み倒しても大丈夫」ということではありません。
実際には、CICやJICCといった“個人信用情報機関”という所に、
「この人は○年の○月に、いくらの返済を滞納しましたよ」
「この人はお金が返せなくなって、○年○月に、保証会社が代位弁済(立て替え払い)をしましたよ」
「この人は○年○月に、債務整理をしましたよ」
…といったことが、記録されていきます。
こうした“良くない記録”のことを、「金融事故情報」と言ったりします。
こうした「金融事故情報(滞納などの、良くない記録)」が、「個人信用情報機関」に載ってしまうと、いろいろな審査に通りにくくなります。
このような状態を、たとえ話として、「ブラックリストに載った」とか、「信用ブラック」と呼んでいます。
個人信用情報機関は、ブラックリストではないの?
さて、ここまでお読みいただいて、
「ブラックリストは存在しないって言われたけれど、個人信用情報機関のことじゃないの?」
と思われるかもしれませんね。
ですが、個人信用情報機関には、なにも“良くない記録”ばかり載っていくわけではありません。
「この人は、○年○月に大目に返済(増額返済)しましたよ」
「この人は、A社からの借金を早めに完済しましたよ」
「この人は、お金が返せなくなったけれど、債務整理をして、きちんと合法的に解決しましたよ」
…といったような、良い情報も記録されていきます。
滞納などの悪い情報も、完済や返済解消などの良い情報も、平等に記録されていくのです。
※個人信用情報機関について、詳しい解説は、次の記事で行っていきます。今のところは、「お金を借りたり、返したり、返せなかったりした時のことが、記録されている場所」だと思ってください。
ブラックリストになっても、人生はやり直せる!解除や抹消、消す方法も
さて、ブラックリストの正体が、「個人信用情報機関に、滞納などの良くない情報が記録されており、審査に通りにくくなる状態」だとわかりました。
しかし、このブラックリスト状態は、一生続くわけではありません。
個人信用情報機関の記録は、どんどん新しいものに置き換わっていきます。そのため、一定期間が過ぎると、古い記録は、順番に消えていきます。
それでは、滞納しても放っておけば、滞納の記録も消えていって、ブラックリストが自動的に解除されるのか…というと、そうではありません。
滞納が続いている限り、「この人はまだ滞納中です」と、毎月毎月、新しく記録されていってしまいます。
ですから、“滞納を解消しないと、ブラックリストは一生解除されない”ことになります。