携帯電話買取詐欺はヤミ金やソフト闇金の手口!警察に逮捕される?危険性と対策方法

投稿日:2018年5月11日 更新日:

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★この記事を読んでわかること
(約3分で読めます)
  • 闇金やソフト闇金には、「携帯電話買取詐欺」の危険性も。“融資すら受けられない”手口の危険性とは?
  • 「信用をつけるために」と言われて、携帯電話(スマートフォン)やタブレットなどの店頭分割購入を要求されたら要注意!
  • 被害にあったはずの自分が、詐欺罪に問われてしまう恐れも。
  • 携帯電話買取詐欺の対策は、ヤミ金やソフト闇金から借りないこと。今すぐお金が欲しい場合、どうすれば?

ヤミ金やソフト闇金は、どんなに危険でも、「申し込めばお金を貸してもらえる」と考える人も多いのではないでしょうか。

ですが近年では、「そもそも希望する融資すら受けられない」という、闇金やソフト闇金まがいの詐欺も登場しています。

こうした詐欺業者の手口は、「携帯電話買取詐欺」。
申し込むと、「信用をつけるため」等といわれて携帯電話を新規契約させられるのですが、言われたとおりに闇金業者に携帯を渡しても、融資はされません。こうした「携帯電話買取詐欺」の手口について、詳しく解説していきます。

「ヤミ金やソフト闇金で借りたい」という方は、絶対に知っておきたい手口です。

携帯電話買取詐欺とは何か
携帯電話買取詐欺にあわないための対策や回避方法

こうした内容をお届けしていきます。

ヤミ金やソフト闇金を装う「携帯電話買取詐欺」とは?

まず、闇金が携帯電話を必要としている理由は、足がつかない携帯電話を必要としているからです。
闇金は振り込め詐欺やオレオレ詐欺といった特殊詐欺組織とも繋がっているといわれています。
こうした闇の組織は警察に捕まらないように、足がつかない携帯電話を使っています。「飛ばし携帯」などが有名でしょう。

そこで足がつかない携帯電話を手に入れるためにあらゆる手段を講じています。

近頃とくに問題になっている、闇金やソフト闇金を装った「携帯電話買取詐欺」の中で、比較的よくある手口をご紹介します。

:「本審査は通ったのですが、信用をつける必要があります」

ヤミ金やソフト闇金の審査申し込みをして、こんな回答が来るところから、携帯電話買取詐欺が始まります。

「本審査は完了しました。ご融資はすぐできるのですが、信用情報の状況があまり良くありません。信用を回復するために、携帯電話を分割ローンで購入して頂くようお願いします。」
「すぐお近くの携帯ショップに行って下さい。お店についたら、またご連絡ください。」

:スマートフォンやiPadなどを分割購入するように要求される

次に業者は、最新のスマートフォン(iPhone、Androidなど)や、iPadなどのタブレット端末を購入するように要求してきます。

「iPhoneを2台と、iPadを1台、契約して分割ローンで購入してください。それで信用情報が回復して、ご融資できますので。」

:購入したスマートフォン等を、指定の買取業者に売るように要求される

「無事に購入できてよかったですね。あと少しで融資ですよ!購入して頂いたスマートフォンとiPadは、指定の業者が高値で買い取りますのでご安心下さい。業者からすぐに連絡させます。」

その後、携帯電話の買取業者を名乗る人から電話があります。
いらなくなった携帯電話を売る”という形で、先ほど購入したiPhoneやiPadなどを売却させます。宅急便などの郵送で、購入したiPhoneやiPadなどを、買取業者に送る形になります。

:いくら待っても、お金が振り込まれない

ここまでの流れで、ヤミ金(またはソフト闇金)に言われる通りに、携帯電話を複数台購入し、高額な店頭分割ローンを組むことになりました。

ところが…。
「これでもうすぐ、お金が手に入る」と思っても、実際には、携帯の買取業者からも、ヤミ金からも、お金は振り込まれません。

心配になって連絡しても、「今手が離せないので、後ほどご連絡します」「手続きを進めているので、もう少しお待ちください」等と言われるばかり。

それどころか、何度か連絡するうちに、業者の態度も変わってきます。

「そんなに頻繁に連絡されると、業務が止まって困ります」
「私のことを信用できませんか?」
「営業妨害です」

…と、逆にこちらが非難されてしまいます。

そのうち、ヤミ金(ソフト闇金)にも、携帯買取業者にも、電話がつながらなくなります。
そうして手元に残ったのは、高額なスマートフォンやタブレットなどの、複数台の分割ローンだけ…。

これが、「携帯電話買取詐欺」の、よくある手口の一つです。

※コンビニなどで申し込めるプリペイドタイプのSIMカードを要求される事例も多いようです。

携帯電話買取詐欺は、警察でも対処できない?自分が詐欺罪に問われてしまう恐れも!

「携帯電話買取詐欺にあった!」と気が付いても、警察に相談すれば解決できる…とは限りません。
なぜなら、“あなた自身が、携帯ショップに対する詐欺罪や、携帯電話不正利用防止法違反に問われてしまう”恐れがあるからです。

自分はヤミ金に騙されただけなのに…なぜ犯罪に問われてしまうの?

「ヤミ金に騙されただけなのに、なぜ犯罪になってしまうの?」

という気持ちになる人がほとんどでしょう。
ですが、

ヤミ金に言われて、信用情報を回復するために(お金を借りるために)、携帯電話やスマートフォン、タブレット等を契約・購入した

購入した携帯電話やスマートフォン、タブレット等を、すぐに買取業者に売ってしまった

という事から、“不正な理由で、携帯電話などを購入した”。つまり、販売店から“騙し取った”という解釈ができてしまいます。

このことは、警視庁も公式ホームページで解説しています。

携帯電話等を販売店からだまし取る行為は犯罪です!
携帯電話販売店に対する詐欺罪が成立します

出典:携帯電話等を販売店からだまし取る行為は犯罪です!-警視庁

このように、警視庁の公式ホームページで、“犯罪になる”と断言されています。

ですので、「携帯電話買取詐欺の被害にあった!」と警察に駆け込んでも、“あなた自身も、販売店に対する詐欺の共犯者”になってしまうため、被害届を受理してもらうのは難しくなります。
それどころか、自分がその場で逮捕されてしまう恐れもあるでしょう。

こうした仕組みがあるため、携帯電話買取詐欺の被害にあっても、警察に相談して解決することは難しくなります。

ヤミ金やソフト闇金の“携帯電話買取詐欺”を防ぐ方法や対策は?

闇金やソフト闇金による、携帯電話買取詐欺の実態を、ここまでご紹介してきました。

“信用情報を回復するため”等と言われて、携帯電話(スマートフォンやタブレット等を含む)の購入を要求される
購入した携帯電話を、買取業者に売却するように言われる
言う通りにしても、何かと理由をつけられて融資されない。買取業者からの振り込みもない
警察に相談しても、自分が詐欺罪に問われてしまう

こうした危険性があるため、被害に遭うのは、絶対に避けたいところです。それでは、どうすれば携帯電話買取詐欺に対策できるでしょうか?

結論としては、“そもそもヤミ金・ソフト闇金から借りない”ことが一番です。

途中で携帯電話買取詐欺に気が付いても、自力ではヤミ金から逃げられない

「まずヤミ金に申し込んでみて、“携帯電話を買ってこい”と言われたらキャンセルすればいい」

と、安易に考えるのは絶対に禁物です。
「やっぱり(お金を借りるのを)やめます」と言うと、今度は“キャンセル詐欺(キャンセル料請求詐欺)”に手口が切り替えられてしまうでしょう。
キャンセル詐欺は、高額なキャンセル料などを請求してくる、闇金・ソフト闇金の手口です。

闇金やソフト闇金は、巧妙な罠を張り巡らせています。
こちらがどう対処しても、何らかの被害にあってしまう”ため、“そもそも闇金やソフト闇金と関わらない”ことしか、有効な対策方法はありません。

ヤミ金やソフト闇金から借りずに、生活費不足や借金問題を解決する方法も

「ヤミ金やソフト闇金から借りないほうが良い」
ということ自体は、ご存知の人も多いかと思います。

「私だって、好きで闇金から借りたいわけじゃない!ほかにどうしようもなくて…」と、事情を抱えている人が大半でしょう。

信用ブラック、総量規制、無職、専業主婦、債務整理経験者などで、銀行や消費者金融の審査に通らない
生活費や他社返済のために、今すぐ現金が欲しい

こうした事情や悩みは、ヤミ金やソフト闇金から借りなくても、解決できる場合が数多くあります。
ヤミ金・ソフト闇金といった違法業者に頼らずに済む方法を、次の記事で詳しくまとめています。
こちらもぜひ、ご参照下さい。

 

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