Wi-Fi料金滞納で信販会社から督促が来る理由とは?債務整理で解決する方法も

投稿日:2017年8月24日 更新日:

[PR]

この記事の簡易まとめ
  • Wi-Fi料金を滞納すると、セディナ、アプラス、オリコ、ジャックスなど信販会社から督促が来ることもある
  • モバイルルーターの分割払いなど、自覚のない“隠れた借金”がWi-Fi料金に含まれているケースも
  • 滞納を早めに解消しないと、強制解約はもとより裁判、差し押さえなど法的手続きに
  • Wi-Fi料金滞納の原因となっている、“お金が無い”を解消するために、債務整理でトータルの返済・未払いの解決を

この記事では、「ポケットWi-Fiの通信料金が払えない」という時の解決方法について解説していきます。また、Wi-Fi料金の支払いの仕組みや、滞納するとどうなるか…といった点もご説明します。

Wi-Fi料金を滞納してしまうと、督促状や催告状が届きます。
クレジットカード引き落としで払っている場合は、ご利用のカード会社から督促が来るでしょう。

  • JCB
  • セゾンカード
  • 楽天カード
  • イオンカード
  • VISAカード
  • ライフカード
  • ダイナース
  • アメリカンエキスプレス
  • UCカード
  • ニコスカード

…などのカード会社となります。

また、カード引き落としではなく、銀行などの口座振替や口座振込でWi-Fi料金を払っている場合、

  • セディナ
  • アプラス
  • オリエントコーポレーション(オリコ)
  • MUFG
  • KC
  • ライフ
  • JACCS(ジャックス)

といった信販会社から、Wi-Fiの未納料金について督促が来る場合もあります。
どちらのケースでも、滞納を解決できる方法があるので、安心してお読みください。

 

それでは本題に入っていきます。
まず最初に、Wi-Fi料金の滞納解消のために、知っておきたいポイントから解説していきます。

 

Wi-Fi料金には、無自覚な借金が隠されている場合がある

Wi-Fi料金の滞納解決のために、知っておきたいポイントを解説します。それは、「モバイルWi-Fiルーターの代金の分割払い」です。

この分割払いが、事実上の隠れた借金となっており、アプラスやセディナ、ジャックスといった“信販会社”から督促が来る原因にもつながってきます。

その仕組みについて、まずは解説していきます。

 

モバイルルーターとは、Wi-Fi通信に用いる小型の機械です。
Wi-Fiを契約した時に、一緒に手に入れた人も多いでしょう。(※1)。
このモバイルルーターを、「無料でもらった」「とくに代金は払わなかった」と思う方が多いようですが…これは実は、基本的にタダではありません。

実際には“分割払い”として、返済中になっている場合があります。

(※画像は筆者が利用中のBIGLOBE WiMAXの例です。赤枠で囲った部分が、モバイルルーターの分割払い=隠れた借金となります。)

このモバイルルーターの分割払いは、いわば“隠れた借金”のようなものです。

信販会社を通して与信審査が行われた
毎月、利息を含めて分割払いをしている

という2点から、“原理的には、借金と実質ほとんど同じ”と言っても良いでしょう。

そしてこの仕組みが、Wi-Fi料金を滞納した時に、心当たりのない会社(信販会社など)から督促が来る理由にもつながります。

 

Wi-Fi代金滞納で、心当たりのない会社から督促が…その理由とは?

「Wi-Fi料金に含まれている、モバイルルーターの分割払い」。
この仕組みが、「Wi-Fi料金の滞納で、知らない会社から督促が来た」という事態につながる場合があります。

複雑な話になるので、筆者の具体例で解説していきます。
筆者の場合、BIGLOBEのWi-Fi料金を口座引き落としにしています。その引き落としの明細は、次のようになっています。

「BIGLOBE(セデイナ」となっていますが、この「セデイナ」は信販会社のセディナのことです。
「モバイルルーターの分割払いを、信販会社のセディナを通して行っており、それがBIGLOBEのWi-Fi料金と一緒に引き落とされている」という事になります。

なので、仮に筆者がWi-Fi料金を滞納してしまうと、そこに含まれている「モバイルルーターの分割払い」も、“信販会社のセディナに対して”滞納してしまう事になります。
そのため、督促状や催告状についても、やはりBIGLOBEではなく、信販会社のセディナから来るでしょう。

 

Wi-Fi料金滞納が信販会社への滞納となり、ブラックリストに載る恐れも

Wi-Fi料金の滞納が、信販会社への滞納になる場合がある
そのため、Wi-Fi料金の滞納で、知らない会社=信販会社から督促が来る場合もある

…という事が、ひとまずご理解いただけたと思います。
そして、次に重要なポイントが“ブラックリストに入ってしまう恐れ”です。

Wi-Fi料金滞納
→ 実際には信販会社(セディナ、アプラス、ジャックス、オリコなど)への滞納になっている
→→ ブラックリストに載ってしまう

という流れです。

信販会社は、CIC、JICCなどの「個人信用情報機関」を使って、顧客の信用情報(今までの借金やクレジットカードなどの利用履歴、滞納などの記録)を閲覧できます。
また、自社の返済に滞納があれば、その情報を「個人信用情報機関」に登録します。(これをブラックリストに載るといった言い方をします。)この情報は他の企業と共有されます。

そのため、

“信販会社に滞納すると、他社にもそのことが知られてしまう”
どこからもお金を借りられなくなる、クレジットカードを作れなくなるetc

という結果を招いてしまいます。

 

滞納が続くと、Wi-Fiの強制解約も!さらに遅延損害金も重なっていきます

滞納が続くと、「強制解約」も行われます。
強制解約は、一時的な利用停止と違って、文字通り“契約を強制的に解除される”という事です。

強制解約になってしまうと、もう滞納を解消しても、Wi-Fiを利用することはできません。また、ブラックリストを通して他社にも知られてしまうため、新しくWi-Fiを契約する事もできないでしょう。
こうなってしまうと、滞納を解消し、さらにブラックリストも解除しなければ、Wi-Fiを使うことはできないと考えられます。

もちろん、強制解約になって、Wi-Fi通信が使えなくなったから…といって、支払い義務が消えるわけではありません。

さらに滞納が長期化すると、「遅延損害金」も無視できません。
遅延損害金は、滞納している日数に応じて、毎日のように増えていきます。利息のようなものですが、「利息とは別に増えていく」ものです。

解決が遅くなるほど、請求額もどんどん増えてしまう事になります。

 

どのWi-Fi会社でも、同じことが起こる可能性があります

ここでは筆者の利用しているBIGLOBEを例に解説しましたが、@nifty(ニフティ)やYmobile(ワイモバイル)など、他社のWi-Fiでも原則として仕組みは同様です。

そのため、例えば「ニフティのWi-Fi料金を滞納して、信販会社のアプラスから督促が来る」といったことも、十分に考えられます。

また、ここまでは「モバイルルーター代を分割払いで返済中」の場合で解説してきましたが、モバイルルーター代の分割払いが終わった後でも、やはりWi-Fi料金を滞納すれば、督促が行われます。

このほか、モバイルルーターを用いない「SIMカードのみ」のプランや、「SIMカード+SIMフリースマホ、タブレットなど」といったサービスも普及していますが、こちらに関しても同様のことが言えます。

どのような形であれ、“滞納している”状態を解決できないと、“最終的に裁判、強制執行、差し押さえ”となってしまうため、すぐに滞納を解消する必要があります。

 

どうしてもWi-Fi料金が払えない、滞納を一括請求されている…そんな場合は

それでは、ここからは「Wi-Fi料金滞納の解決方法」について解説します。

実際に滞納してしまうと、およそ2か月~3か月ほどで、「滞納分+当月分の一括請求」が来ます。つまり、たとえば3か月分滞納していると、

滞納3か月分+当月分=4か月分
…の一括請求が来る事になります。

もちろん、ここまで来ればWi-Fi通信も止められているでしょう。また、信販会社を通して、ブラックリストになっている(個人信用情報機関に掲載されている)事態も考えられます。

「2万円ぐらい、なんとかなる」という方は、やはり“何とかして完済”するほうが良いでしょう。

ですが、「2万円でも厳しい」という方もいるのではないでしょうか。

家賃、携帯電話代なども滞納しており、その督促も受けている
クレジットカードのリボ払いや、借金、各種ローン、分割払いなどの返済も滞納している
奨学金の返還にも追われている

…などなど、いろいろな原因で、Wi-Fi料金も払えなくなっている方も多いと思います。

そうした場合は、Wi-Fi料金に限らず、他の借金の滞納・未払いもまとめて債務整理で解決するのが、もっとも良いと考えられます。

 

債務整理とは?解決できるのはサラ金や過払い金だけではありません

「債務整理で滞納を解決」と言われても、実感の湧かない方が多いと思います。

テレビの偏った報道や、過払い金返還ばかりをアピールするCMもあり、「債務整理はサラ金から過払い金を取り戻すこと」というイメージが強くなってしまいました。

ですが現実には、サラ金に限らず、様々なローンや支払いの滞納・未払いを解決できる手続きです。

具体的には、「任意整理」「自己破産」「個人再生」の3つの手続きがあります。

任意整理
遅延損害金や将来利息をカットし、元金のみを分割で無理なく支払えるよう、返済計画を立て直します。

個人再生
すべての債務(支払うべきお金)を、5分の1~最大10分の1まで減額できます。

自己破産
原則として、すべての債務(支払うべきお金)の返済義務が無くなります。

 

債務整理では、「Wi-Fi料金滞納だけを解決する」ことも、もちろん可能です。

ですが、「Wi-Fi料金の支払いが苦しい原因=他の支払いや返済の滞納」も一括りに、債務整理で一緒に解決すると考えたほうが、より根本的な解決に近付けます。

 

債務整理の第一歩は、無料相談から

債務整理で生活を立て直す第一歩は、「債務整理に強い弁護士・司法書士への無料相談」です。

相談だけ今すぐ無料で行い、話を聞いて、債務整理を実際に行うかどうかは、もう少し検討してみる…といった事も可能です。

信頼して無料相談できる弁護士・司法書士を、次のページにまとめているので、ぜひご覧ください。

債務整理に強い弁護士・司法書士 一覧

 

※1:モバイルルーター、ポケットWi-FiとWi-Fi通信について
厳密には、Wi-Fi通信とモバイルルーター、ポケットWi-Fiは、用語としては異なる意味がありますが、ここでは一般的に広義に用いられているイメージとして、ポケットサイズのモバイルルーターを用いてWi-Fi通信を行うシステム全体を差すものとします。
また、Wi-Fi通信は「SIMカードのみ」といったプランもあり、この場合はモバイルルーターが用いられませんが、この段階の説明では省略しています。

 

-滞納・返済

© 2024 【債務整理ジャーナル】借金が返せないときに役立つ債務整理情報サイト

目次へ