[PR]
- 自動車ローンの滞納で車を引き上げられた…取り戻す方法はない?
- 車の差押え解除は実質不可能、その理由とは?
- 差し押さえ解除よりも注意するべき、重大な危険性あり!その正体とは?
この記事では、「自動車ローンの滞納で、車を引き上げられた(差し押さえられた)」という方に、ぜひ知っておいて頂きたいことを解説していきます。
まず、
「車の差押えを解除したい」
「引き上げられた車を取り戻したい」
「いつ差し押さえは解除されるの?」
といった疑問があるかと思います。
ですが残念ながら、差し押さえられた車を取り戻すことは、まず不可能です。
そして、「差し押さえの解除」や「車を取り戻すこと」より、もっと心配するべき重要なポイントもあります。
こうした話を、わかりやすく解説していきます。
自動車ローンの滞納で差し押さえられた車は取り戻せない
まず、自動車ローンの滞納で引き上げられた(差し押さえられた)車は、“取り戻せない”という事を解説します。
一口にまとめてしまえば、そもそも、「元からあなたの車ではない」からです。
どういう事か簡単に説明しましょう。
所有権留保特約により、自動車ローン完済までは“あなたの車ではない”
自動車ローンの契約には、たいていの場合、“所有権留保特約”がついています。
これは、「ローンを完済するまでは、車はあなたのものではない」という取り決めです。「自分が購入して、普段から自分が乗っているのに、自分のものではない」…という形なので、実感しにくいかもしれませんね。
それでは、ローンを完済するまでの間、車は誰のものなのか…というと、“自動車ローンを組んだ信販会社や銀行のもの”という形になっています。
つまり、自動車ローンを滞納すると「銀行や信販会社が、自社の持ち物である自動車を、あなたの手元から“引き上げる”」という事になります。
完済しなければ自分の車にはなりませんので、滞納により引き上げられてしまった車は、“取り戻す”ことができません。
“取り戻す”より重要な、「他社からの差押えの回避」
さらに恐ろしいことに、「今回の車の引き上げ(差し押さえ)」が原因で、他のローンの借入先からも一斉にに一括返済請求が来てしまう恐れがあります。
「あの人は自動車ローンを滞納したから、うちが貸し付けた借金も返せなくなるかもしれない。早めに一括返済を催告しよう」
…という風に、他の借入先も考えるわけですね。
もちろん、これは根拠のない話ではありません。
実際に、契約書の「期限の利益の喪失条項」という部分で定められている事柄です。
対象は、カードローンやキャッシングなどの借金だけではない
「私は借金なんか無いから大丈夫」…と思う人も、決して油断はできません。
なぜなら、次のような返済や支払にも「期限の利益の喪失条項」があり、一社からの差押えが原因で、他社からも一括返済請求が届く恐れがあるからです。
《こんな返済がある人は要注意!》
- クレジットカードの分割払い、リボ払い、ボーナス払い等
- 住宅ローン
- 学資ローンなどの金融機関からの借入
- 家賃滞納
- 携帯電話などの本体分割払い
- エステローンや医療ローン(メディカルローン)
- …など
何らかの“分割で払っている・返済しているもの”がある人は、すべてが当てはまります。
一括返済請求が届いてしまうと、当然、返済が難しくなります。
その結果、他社も「返せないのですね。では裁判を起こして差押えます。」と、一気に強制執行に踏み切る恐れがあります。
つまり、今回の自動車の引き上げ(差し押さえ)をキッカケとして、他の借入先からも差し押さえを受ける恐れがあるわけです。
今回、車の引き上げ(差し押さえ)を受けたのとは別に、他社への返済がまだ残っている方は、“そちらでも差し押さえを受けてしまう恐れ”があります。
ですので、さらなる差し押さえを防ぐために、早めに対策を始める必要があります。
まずは手始めとして、次にご紹介する借金減額シミュレーションを活用してみましょう。
今回は「車の引き上げ」だけで済んだかもしれませんが、次の差押えは、「口座差押え」「職場に対する給与差押え」なども生じる恐れがあります。
そうなる前に、早めに対策を講じていきましょう。
なぜ他社から一括返済請求が?差し押さえを回避する方法は?
他社から一気に一括返済請求を受け、返済できなくなり、そして差押え…。
そう言われても、まだまだピンと来ない方も多いのではないでしょうか?それもそのはず、私たちの普段の常識では、あまり想像しにくい事ですよね。
そこで、次のページでもう少し具体的な解説や、事例・体験談、そして回避する方法などを詳しく解説しています。
自動車ローンを滞納して、車を引き上げられてしまった人は、こちらもぜひお読みください。