闇金やソフト闇金だけじゃない!悪質業者の手口を総まとめ

投稿日:2018年12月26日 更新日:

★この記事を読んでわかること
  • ソフトヤミ金、架空請求、整理屋・紹介屋…悪質な金融業者や詐欺師の手口を一覧まとめ
  • どんな人が狙われる?悪質業者の被害に遭いやすい条件とは
  • 被害に遭わないためのコツや、被害に遭ってしまった場合の相談先は?

この記事では、金融やお金に関する悪質業者の手口をまとめていきます。

悪質業者の手口は、「架空請求」などの良く知られた手口だけではありません。「個人間融資」「クレジットカード現金化」など、悪質性があまり知られていない手口もあります。

「私は大丈夫」
「ちょっとだけなら問題ないだろう」
「怪しそうだけど、便利そう」
「もうここしか頼れない…」

そんな気持ちが、悪質業者に関わってしまう危険信号です。
この記事をお読み頂き、様々な悪質業者の手口や危険性の知識を身に着け、自分や家族を守るためにお役立て下さい。

さまざまな悪徳・悪質業者の手口の一覧

お金にまつわる悪徳業者には、様々なタイプがあります。
今回は、

「どんな人が狙われているのか」
「被害に遭いやすい条件」

…といった視点から分類して、解説していきます。

ブラックリストや総量規制で、お金を借りられない人を狙う「ヤミ金」「ソフト闇金」等

銀行や消費者金融、クレジットカードなど、お金を借りる契約には「与信審査」があります。

この審査は、誰でも無条件に通るものではありません。
特に、「ブラックリスト」だったり、「総量規制」に引っ掛かっていると、どこからもお金を借りられなくなる恐れもあります。

ブラックリストとは…
滞納や延滞などの“金融事故”の記録が、個人信用情報機関に記録されている等、著しく信用情報が悪くなっている状態

総量規制とは…
貸金業者に対し、申込者の年収の1/3以上の貸し付けを禁止する法律。銀行など他の業界でも、同様の自主規制が行われている場合もある

いわば、「お金を借りたくても、借りれずに困っている人」ですが、こうした人を狙う悪徳業者も多々あります。

代表的な「ヤミ金」「ソフト闇金」をはじめとし、様々な手口を見ていきましょう。

《狙われている人・被害に遭いやすい人》

  • 銀行カードローンやサラ金などで、お金を借り過ぎてしまっている
  • ブラックリストや総量規制で、これ以上借りられない、審査に落ちる
  • 借金生活から脱出できず、お金を借りないと暮らしていけない
  • パチンコや風俗、スマホのガチャ課金ゲームなど、お金のかかる趣味にハマっている

ヤミ金、ソフト闇金

ヤミ金やソフト闇金は、どちらも違法な金融業者です。
警察庁の資料[1]を参照すると、

貸金業に必要な登録・届出をしていない
高金利での貸し付け

…といった要素が、ヤミ金やソフト闇金の定義となるようです。

なお、ソフト闇金は、「ヤミ金よりも金利が安い」等とうたっていますが、実際には法定金利(法律で定められた金利の上限)の数十倍にもなる暴利となっています。

また、実際のヤミ金・ソフト闇金被害は、「高い金利を取られる」だけではありません。

暴行、脅迫、恐喝、強要などの違法かつ過激な取り立て
口座売買、携帯電話買取など、違法行為の片棒を担がせる(犯罪収益移転防止法違反、携帯電話不正利用防止法違反)

…等、家族や職場を巻き込み、後々の人生に大きな傷跡を残すような被害実態もあります。

特に、口座売買や携帯電話買取などの場合、“ヤミ金の被害者が、罪に問われてしまう”恐れもあります。

こうした事例について詳しくは、次の記事でまとめています。

キャンセル料詐欺、融資保証金詐欺

こちらは闇金やソフト闇金とよく似ていますが、「実際にはお金を貸さずに、キャンセル料や融資保証金などの名目で、お金を取り立てる」ことが特徴です。[2]

お金を貸します…と宣伝しておきながら、

「融資のために保証金」等といってお金を振り込ませる
キャンセルしようとすると、キャンセル料の名目でお金を請求する

…といっ手口になります。

LINE闇金、Twitter闇金

こちらも実態としては、「ヤミ金・ソフト闇金」と同様です。大きな特徴は、LINEなどのメッセージングアプリや、TwitterなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を用いて、宣伝・勧誘を行っている点です。

普段から慣れ親しんでいるLINEやTwitterなどで勧誘されるため、警戒心が薄れて、つい申し込んでしまう恐れもあります。

個人間融資(LINE、Twitterなど)

こちらもLINEやTwitterなどで勧誘・宣伝を行う悪質業者です。これも実態としては“ただの闇金業者”であることがほとんどですが、まるで個人が行っているかのように装うのが特徴です。

「個人だから安心」
「業者ではないから大丈夫」

…と考えてしまう人を狙っているようです。

ヒトトキ融資

違法な金融業者の中でも、特に卑劣なのが「ヒトトキ融資」です。
これは、“お金に困っている女性に狙いを定め、「返済のカタに」として性的関係を強要する”手口です。

言われるまま性的関係を受け入れたとしても、それで返済が無くなるとは限りません。
それどころか、写メや動画を撮られて脅され、さらなる金品や肉体関係を強要されたり…と、どんどん追い込まれてしまう恐れもあります。

クレジットカード現金化

クレジットカード現金化は、「クレジットカードのショッピング枠を現金化する」という名目の手口です。

高額な商品を購入させた後、その商品を業者が買い取る「買取方式」
高額な商品を購入させた後、そのキャッシュバックという形で現金を受け取る「キャッシュバック型」

…といった手口があります。
「実際に現金が手に入るなら、詐欺や悪質行為ではないのでは?」と思えるかもしれませんね。

ですが実際には、次のクレジットカードの引き落とし日に、“現金化したお金よりも多い金額”の請求が、カード会社から来ることになります。

また、カード会社の規約違反になる等、不適切なカード利用で大きなトラブルになる事もあります。

こうした事から、国民生活センターも、クレジットカード現金化業者に注意するよう呼び掛けています。

(1)クレジットカード契約違反行為である
(2)利用をした多くの消費者が支払い困難に陥る
(3)業者はリスク等を一切説明していない
(4)「クレジットカード現金化」という目的を隠されて勧誘される場合がある
(5)入金されなかったり連絡がとれなくなったりするケースもある
(6)トラブルが潜在化しやすい

出典:「クレジットカード現金化」をめぐるトラブルに注意!-利用者自身も思わぬ大きなトラブルに巻き込まれるおそれが-国民生活センター link archive

ヤミ金の紹介屋

「ブラックリスト救済」
「つなぎ資金にお困りの方、ご相談受付中」
「ブラックOK即日融資」

などと宣伝して、お金に困っている人を集め、ヤミ金業者へ斡旋する悪質業者です。

こうしたヤミ金紹介・闇金斡旋の業者は、「多重債務救済センター」「借金相談国民センター」など、公的機関のような名前を名乗るケースもあります。

★ヤミ金・ソフト闇金、個人間融資etcでお金を借りてしまった方へ

闇金やソフトヤミ金など、違法業者から借りたお金は、返済義務がありません。

また、キャンセル料や手数料、遅延損害金、賠償金、保証金etcの請求を受けても、違法業者や悪質業者にお金を払う必要はありません。

とはいえ、相手もプロの犯罪者なので、そうしたことを分かったうえで、脅迫・恐喝・暴力などで取り立てを行います。

しかし、ヤミ金やソフト闇金に強い弁護士・司法書士を頼れば、取り立てをストップし、縁を切ることも可能です。詳しくは、次の記事をご覧ください。

闇金・ソフト闇金などの取り立てをストップ!無料相談できる弁護士・司法書士

★ブラックリストや総量規制でお困りの方へ

闇金やソフト闇金など、悪質な金融業者にまだ関わっていなくても、「ブラックリストや総量規制で困っている」という方もいるでしょう。

こうした方には、次の記事の解説がお役に立てるはずです。当てはまる方は、こちらも合わせてご覧ください。

 

借金返済などに困っている人を狙う「整理屋」「相談窓口のなりすまし」等

悪質業者や詐欺師は、「お金を持っている人を狙うもの」と思われがちです。

「私はお金もないし、それどころか、借金返済に困っているぐらいだから、詐欺や悪質業者だって狙ってこないはず」

そんな風に思ってしまうのは、実は大間違いです。

お金に困っている、返済ができない、取り立てを受けている…“人の弱み”に付け込んで、僅かな生活費すらも搾り取ろうとする、悪質な違法業者が存在します。

《狙われている人・被害に遭いやすい人》

  • 借金、ローン、クレジットカード、家賃、奨学金などの返済や支払いに困っている
  • 郵便、電話、自宅訪問などの取り立てを受けている
  • 各種料金の未払いや延滞があり、督促状、催告書、特別催告状、最終通告などの郵便が届いている

整理屋、斡旋屋、非弁行為

「あなたの借金を整理します」
「あなたの借金を整理できる専門家を斡旋(紹介)します」

…などの名目で、お金に困っている人を狙う悪質業者です。

特徴としては、

高額な手数料を要求する
特定の悪徳弁護士や、弁護士を名乗るニセモノを紹介する(非弁提携)
または、「返済を一本化する」などと称して、違法な高金利で、ヤミ金に借り換えを行わせる

といったことが挙げられます。

もちろん、こうした悪質業者に頼ったところで、借金返済の解決にはまったくなりません。それどころか、違法な悪質業者から、取り立て等の被害を受けてしまうでしょう。

公的機関の相談窓口を装った悪質業者

悪質業者の中には、あたかも公的機関の相談窓口かのように装って、お金に困った人を集客・勧誘するところもあります。

  • 消費者金融相談センター
  • 多重債務国民相談センター
  • 多重債務者相談センター
  • こくみん生活救済センター

…など、いかにも国や自治体、市役所やNPO法人などの取り組みに思える名称ですが、実際にはヤミ金や違法な整理屋・あっせん屋などの“勧誘窓口”に過ぎない…という手口です。

《内部リンク予定:借金救済センターは公的機関ではない!ニセモノの借金相談窓口に要注意!》

保証人代行・保証人仲介・保証人紹介

返済や支払いに困っている事情だと、何かの契約などの際に「保証人探し」で苦労してしまう事もあるかと思います。
そうした事情の人を狙う悪質業者が、「保証人代行」「保証人仲介」「保証人斡旋」などの業者です。

高額な手数料を請求された
解約できない(キャンセル料や賠償金を要求される)
お金を払ったのに、保証人を紹介してもらえない
紹介してもらった保証人が、実在しない人物だった
相互保証で、代わりに相手の保証人になるよう要求された結果、多額の借金を背負わされた

…など、国民生活センターに報告されたトラブル事例[3]も多種多様です。

★返済や支払いに困っている方へ

返済や支払いに困っていると、このような悪質業者に付け狙われる恐れもあります。やはり返済滞納、延滞などのトラブルは、早めに解消したいところです。

「事情があってお金が払えない」「支払が苦しい」という場合は、合法的な返済減額・免除の手続である、“債務整理”も検討してみましょう。

検討の第一歩として、無料・匿名・登録不要で安心して利用できる、返済減額シミュレーター等もあります。
お困りの方は、こちらの解説をご覧ください。

借金減額診断シミュレーターやチェッカーで返済がどれだけ楽になるか調べよう!

 

驚きとプレッシャーを与えて、お金を払わせる「劇場型詐欺」等

「え?まさか!?」と思うような、急な出来事が起きた…と思わせて、冷静な判断力を奪い、お金を払わせようとするタイプです。

これまでご紹介した手口と違い、「ごく普通の人」をターゲットにするのが特徴です。誰でも、どんな生活を送っている人でも、狙われる恐れがあります。

《狙われている人・被害に遭いやすい人》

  • ごく普通の生活を送っている
  • 携帯電話、スマートフォン、パソコン等を日常的に使っている
  • 「自分は大丈夫」「自分の身には、こんなことは起こらない」と思っている
  • 「詐欺や架空請求の手口は、知識があるから自分で防げる」と思っている

架空請求業者

架空の業者や、実在の金融会社・債権回収会社に成りすまして、ありもしない督促を行う業者です。昔はハガキ・郵便での督促が多かったようですが、現在はスマホのSMS(ショートメッセージサービス)も頻繁に使われているようです。

有料サイトの会員費
アダルトサイト利用料

…などの名目で、架空請求がされる事も多いようですね。

おれおれ詐欺(振り込め詐欺、なりすまし詐欺)

家族や身内に成りすまし、「突然の事故やトラブルがあったから、お金を出して欲しい」と持ち掛ける手口です。
警察役、友人役、会社の上司役…など、複数の詐欺師がいろいろな役割を演じて、あたかも本当に事件や事故が起きたかのように装うことから、「劇場型詐欺」と呼ばれることもあります。

ワンクリック詐欺

インターネットを閲覧している途中で、急に画面が切り替わり、「ご入会ありがとうございます。会員費用○○万円をお支払いください」といった画面が表示されるタイプです。

  • スマホのカメラのシャッター音を鳴らして、顔が撮影されたかのように思い込ませる
  • IPアドレス等を取得して表示させ、個人情報が把握されたと思い込ませる

…といった手口も用いられています。

ニセモノ弁護士・なりすまし弁護士による督促

架空請求の一種ですが、

架空の弁護士名・法律事務所名を名乗る
実在する法律事務所や債権回収会社になりすます

といった特徴があります。
弁護士から督促が来たと思い込み、「裁判や差し押さえになるかも」と不安になって、慌ててお金を払ってしまう…。
そんな反応を狙っての手口だと思われます。

悪質業者や詐欺師の手口は多種多様…警察や国民生活センターも警戒中!

ここでご紹介した以外にも、悪質業者や詐欺師の手口は、まだまだ実にたくさんあります。

「手口を知っているから大丈夫」と思っている人ほど、“知らない手口”に引っ掛かってしまう恐れもあるため、油断は禁物です。

もしも「詐欺かもしれない」「悪質業者に引っ掛かってしまったかも…」と不安な方は、お近くの消費者センターや法テラス、警察署などにご相談下さい。

また、ヤミ金やソフト闇金など、一部の悪質金融業者については、法律上、警察ではすぐに対処できない場合もあります。

「悪質なヤミ金やソフト闇金etcから取り立てを受けて困っている」といった場合は、こうした事例の解決に強い弁護士・司法書士に相談してみましょう。

闇金・ソフト闇金などの取り立てをストップ!無料相談できる弁護士・司法書士

 


--脚注、参考資料--
[1]平成29年における生活経済事犯の検挙状況等について-警察庁 link archive
[2]日常生活を脅かす犯罪への取組み-警察庁 link archive
[3]借金をするとき、家を借りるとき、就職するとき・・・保証人紹介ビジネスのトラブルにご注意!-国民生活センター link archive

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