借金返済に追われて税金を滞納してしまった…相談は役所?税理士?それとも弁護士?

投稿日:2018年8月29日 更新日:

★この記事を読んでわかること
(約3分で読めます)
  • 借金返済に追われて、税金を滞納してしまった…相談先はどこ?
  • 役所や税務署・税理士では、借金解決の相談はできない。一方、税金の悩みは債務整理では解決できない。
  • 借金の悩みが背景にある場合、弁護士や司法書士に相談する選択肢も。

この記事では、「借金返済に追われて税金を滞納してしまった」という場合、どうすれば良いのか解説していきます。

“お金が返せない・払えない”という悩みの中でも、税金や社会保険料・健康保険料など(公租公課)は、少し特殊な性質を持っています。そのため相談先や解決方法も、「借金が返せない」といった問題とは違ってきます。

こうした税金・保険料などの滞納解決について、具体的に見ていきましょう。

税金や保険料など、公租公課は“債務整理できない”

「お金を払えなくなったら自己破産や債務整理」
「返済に困ったら、債務整理で解決できる」

こうした知識をお持ちの方も、最近は増えているのかと思います。
確かに原則としてはその通りで、“債務整理”という国が定めた手続きで、返済の減額や免除が行えます。

また、債務整理が行える対象は意外と幅広く、キャッシングやカードローンだけでなく、クレジットカードや住宅ローン・自動車ローン、奨学金返還など多岐にわたります。

ただし、これが“税金や保険料の滞納”となると、話が変わってくるのです。

公租公課の滞納は、債務整理できない

税金や保険料などを「公租公課」と呼びますが、これは債務整理で減額できない事になっています。

理由はまた複雑なのですが、「自己破産の非免責債権にあたるため」「民事再生法上の一般優先債権にあたるため」など、法的な根拠もあります。

こうした仕組みについて、詳しくは次の記事で解説します。

税金や保険料の滞納は誰に相談すればいい?

難しい仕組みはともかく、知りたいのは具体的な解決方法ですよね。
税金や保険料が払えない場合、悩みはどこに相談すれば良いのでしょうか?

役所
税理士
弁護士や司法書士

こうした相談窓口について、検討していきましょう。

税金の滞納は、役所や税務署に相談する分割納付にしてもらえる?

まずは市役所・区役所・町役場などの役所です。
役所には納税の相談窓口もあり、そこで税金が払えない悩みについても、相談に乗ってくれます。事情によっては、分割納付なども認めてもらえるでしょう。

ただし実際の問題として、個人個人の事情、地域ごとの運用基準、窓口担当者の姿勢などによっても、分割納付が認められるかは変わってくるようです。

また、役所は税金については相談に乗ってくれますが、借金返済など、税金以外のお金の悩みについては、あまり力になってもらえないでしょう。

話は聞いてもらえますし、知識のある職員なら、債務整理のことも教えてくれるかもしれません。ただ結論としては、「借金のほうは、弁護士か司法書士に相談してください」となります。これは、金融庁の「多重債務相談の手引き」というマニュアルにも、“弁護士や司法書士につなげること”と記載されています。

税理士も、税金の相談には乗ってくれる

税金の専門家といえば、「税理士」もいますね。
税理士も確かに、税金滞納や「払えない」といった悩みにも、相談に応じてくれるでしょう。節税だけが税理士の仕事ではありません。

ただ、税金は「国や自治体に納めるもの」ですから、税理士が「では減額しましょう、免除しましょう」と解決できるわけではありません。
そうした減免措置を受けるためのアドバイスや手助けはしてもらえますが、結局は役所に行って手続きをする必要があります。

また、税理士はあくまで税金の専門家ですから、借金返済など、税金以外の悩みについては、解決力は期待できません。

「借金返済に追われて、そのせいで税金が払えない」という場合は、借金問題の解決のために、弁護士や司法書士への相談も必要となるでしょう。

弁護士は、借金解決のほか、税金相談にもこたえられる場合がある

それでは、弁護士や司法書士はどうでしょうか?
債務整理に強い弁護士・司法書士なら、まず間違いなく、借金問題の解決が期待できます。

そして、「借金返済に追われて、税金が払えない」といった税金の悩みにも、ある程度は答えられる場合があるでしょう。というのも、弁護士の取り扱い分野の中には、「税務訴訟・行政事件」もあり、税金についても、一定の知識は持っている弁護士・司法書士もいるからです。

★借金関係の悩みと、税金の悩みが両方ある場合、弁護士や司法書士への相談も

「税金の滞納だけ」で悩んでいる場合、弁護士や司法書士に相談するより、役所や税務署・税理士に相談したほうが良いでしょう。
ですが、借金関係の悩みも抱えている場合、債務整理に強い弁護士・司法書士に相談したほうが、解決に近づける可能性が高くなります。

たとえば、

「税金のほうは役所に頼んで分割にしてもらい、その間に債務整理を行って、税金滞納の原因となった“借金”のほうを解消する」

といった解決方法があります。

弁護士・司法書士によって債務整理の申し立てが行われれば、「経済的困窮にある」と認められるため、役所や税務署も税金の分納・納付猶予を認めやすくなるでしょう。

借金返済も、税金滞納も、“あなたのお金の悩み”という点に違いはありません。こうした点も踏まえて、債務整理に強い弁護士・司法書士の無料相談も活用してみて下さい。

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