奨学金の返済で生活費が足りない、貯金ができない…将来は大丈夫?

投稿日:2018年5月10日 更新日:

★この記事を読んでわかること
(約3分で読めます)
  • 奨学金の返還で生活がつらい、貯金もできない…。今は良くても、今後は大丈夫?そんな不安の解決方法とは。
  • 奨学金の返還期限猶予や返還免除は、条件が厳しく、誰でも利用できるものではない。他の方法で解決が必要。どうすれば?
  • 返済を滞納すると裁判・差し押さえに。
  • いざという時のために、頼れる弁護士・司法書士に、今のうちから債務整理の無料相談を。

奨学金の返還を抱えており、生活費が足りない、貯金もできない…。
そんな悩みに、今回はお答えしていきます。

《悩みごと》
奨学金の返済がつらいです。
毎月の生活費もギリギリで、奨学金を払うと、ほとんど残りません。
貯金もできないので、何かあるとクレジットカードやカードローンに頼って、お金を工面しています。
もう30歳になるのですが、このままでは良くないと思っています。

せめて、友人の結婚式や親族の葬式など、いざという時に困らないようになりたいです。

もちろん副業もしています。節約も心掛けています。
でもどうにもなりません。
何とかできる方法はないでしょうか?

奨学金の返還が重くのしかかってしまい、貯金もできない、生活もギリギリ…。

「何かあるとすぐお金が足りなくなる」
「カードローンやクレジットカードでお金を工面して、しのいでいる」

こうした苦労を終わりにするためには、どんな方法があるのでしょうか?

奨学金の返済で、生活そのものが苦しくなってしまう

奨学金は、“借金と同じ”と言っても良いでしょう。
金利の安さこそ、民間の学生ローン等に比べれば負担は少ないですが、300万円、500万円と大きな負債を抱えてしまう事に違いはありません。

うまく大企業に正社員就職できればまだ良いですが、それもできるのは一握りの人だけです。多くの人は、ギリギリの生活の中から、奨学金の返還の費用を何とか捻出して、日々を暮らしているのではないでしょうか。

さて、そんな奨学金の悩みですが、実感としては、“奨学金返還がつらい”というより、“奨学金返還で圧迫されてしまう、生活費の不足”のほうが、実感の大きい苦労ではないかと思います。

奨学金の返還で、生活がつらい、生活費が足りない…

「奨学金を払うと、後は生活費でギリギリ」
「給料は毎月、ほとんど手元に残らない」
「臨時出費があると、カードローンやクレジットカードに頼らざるおえない」

こんな苦労を実感している方は、冒頭ご紹介した事例だけでなく、大勢いると思います。“奨学金の返還そのもの”は何とかなっても、そのせいで他の出費に対応しきれないわけですね。

減額返還、返還期限猶予、返還免除…日本学生支援機構の救済措置は、利用条件が厳しい

奨学金を運営する“日本学生支援機構”には、返還に困った場合の救済措置が用意されています。「返還期限猶予」や「返還免除」といったものです。

「生活が苦しいぐらいなら、返還猶予や返還免除を申請すれば良いのでは」

と思えるかもしれません。
ですが、日本学生支援機構に相談しても、誰もが必ず「返還猶予」「返還免除」を利用できるとは限りません。

減額返還
・約束どおりの返還は困難だが、減額した金額ならば返還が継続できる場合
・災害、傷病、経済困難、失業などの返還困難な事情が生じた場合
⇒ 一定期間、「当初割賦金を2分の1または3分の1に減額」して、減額返還適用期間に応じた分の返還期間を延長する。
※返還予定総額が減額されるものではありません。延滞している場合は願い出できません。

返還期限猶予
・現在返還が困難であるため、一定期間返還を待ってほしい場合
・災害、傷病、経済困難、失業などにより返還が難しくなった場合
⇒ 一定期間「返還を停止し先送りにする」事により、その後の返還がしやすくなります。
※返還すべき元金や利息が免除されるものではありません。

返還免除
・本人が死亡し返還ができなくなったとき、精神若しくは身体の障害により労働能力を喪失、または労働能力に高度の制限を有し、返還ができなくなった場合
⇒返還未済額の全部又は一部の返還が免除される

参考資料:返還が難しいとき - JASSO [1]

しかし、これらの制度は、一円でも延滞金があると利用が認めらないものもあります。
また、そもそもの適用条件も厳しいですね。

返還免除は、本人死亡などの場合のみ
減額返還と返還期限猶予は、災害、傷病、失業、経済困難などの場合のみ
また、滞納があれば減額返還は認められない

という事になっています。
「経済困難」という条件があるので、「生活が苦しければ、返還猶予が受けられるのでは」と思うかもしれません。

ですが、奨学金問題対策全国会議では、つぎのようなケースが報告されています。

●免除の申請をさせてくれない
娘は、機構の奨学金を借りて大学生活を送っていましたが、大学1年の1月、娘が突然心肺停止になりました。その影響で、その後、両上下肢機能全廃となりました。栄養は胃に穴を開けて摂取し、今は瞬きだけでやり取りができる状態が2年続いています。当初は、家族が少しずつ奨学金を返していましたが、夫が定年で嘱託となって収入が減り、医療費もかかるために支払いができなくなりました。機構に連絡して、返還の免除を求めましたが、回復の可能性があるからと(どんな根拠があるのでしょうか)、何度か返還猶予を繰り返してからでないと免除の申請はできないと言われ、申請用紙さえ渡してくれませんでした。困って弁護士に相談し、ようやく申請書を手に入れましたが、申請には議員などの証明を求められるなど、本当に大変です。

出典:奨学生の声 | 奨学金問題対策全国会議 link archive1 archive2

これは「娘さんが両上下肢機能全廃になっても、返還免除の申請を受けつけてくれなかった」という親御様からの報告です。

返済期限を延ばしてもらう「返還期限猶予」の条件として「経済困難」があげられていますので、「生活が苦しければ、返還猶予が受けられるのでは」と思うかもしれません。
しかし、返還免除の条件である「身体の障害により労働能力を喪失」となっても、申請を認めてくれなかったことから、「経済困難」という条件も生活保護受給者や、ホームレスぎりぎりの生活実態をイメージしておいたほうがよいかもしれませんね。

  • アルバイトやパートでも、仕事があって収入を得ている
  • 1日3食カップラーメンだけでも、一応は食べることができる
  • ボロボロの安アパートでも、家賃を払って住んでいられる
  • 生活がギリギリで、1円の貯金もできない

…こうした人は、生活に困っていたとしても、日本学生支援機構の言う“経済困難”には当てはまらない可能性があるのです。

奨学金の返済が苦しい…絶対に避けたいのは滞納による“差し押さえ”

奨学金の返済で、毎日の生活がギリギリ…。
臨時出費のたびにカードローンなどの借入を繰り返す…。
そんな生活で、もっとも気を付けたいのが「差し押さえ」です。

奨学金でも、あるいは借入しているカードローンやキャッシング、クレジットカードでも、返済を滞納してしまうと、督促を受けることになります。

ただ、督促を受けても「お金が無い」のですから、払うことは難しいでしょう。

3か月ほどで「期限の利益喪失による“一括返済の催告」が行われるようです。

日本学生支援機構のほか、

エムユーフロンティア債権回収
日立キャピタル債権回収
アルファ債権回収

といった、取り立てのプロ企業である“債権回収会社”から、督促を受けることもあります。
こうした厳しい督促を経て、裁判(支払督促、少額訴訟、通常訴訟など)、そして「差し押さえ(強制執行)」となってしまうでしょう。

こうなると、職場やバイト先からのお給料も、わずかな口座預金も、すべて差し押さえで強制的に回収されてしまう恐れがあります。
日々の生活すら、さらに厳しい状況に追い込まれてしまうでしょう。

ですので、「毎月毎月、崖っぷちのやり繰りで、何とか奨学金を返している」という方は、“差し押さえ”に注意して、いざという時も滞納しないよう、努める必要があります。

債務整理するほどではない?でも、無料相談だけは行っておきましょう

「滞納したら差し押さえになってしまうから、絶対に滞納しない」

そう意識していても、お金はやはり、かかる時はかかります。
自分で気を付ける、お金の使い方を工夫する…といっただけでは、対処しきれない事態もやって来るでしょう。

「もう滞納するしかない」
「滞納してしまった、どうしようもない」
「明日の引き落としに絶対に間に合わない」

そうなった時に、慌てて闇金に駆け込むことになったら、巧妙な手口で借金地獄に引きずり込まれてしまいます。

そうした事態を避けるためにも、今のうちから備えをしておくべきでしょう。とはいえ、貯金や節約、ダブルワークなど、もう充分に苦労されている方も多いと思います。

ですので「お金のかからない方法」で、更なる備えをしておきましょう。そのためにお勧めなのが、“債務整理に強い弁護士・司法書士への無料相談”です。

『債務整理』とは、借金などの返済を減額・免除する手続きです。
あまり知られていませんが、奨学金も債務整理の対象にできます。

「今はまだ大丈夫」
「債務整理なんて大袈裟すぎる」

と思えるかもしれません。
ですが、いざ「どうにもならなくなった時」では、遅すぎる危険性があります。

今のうちに債務整理の無料相談だけしておくと…

今のうちに債務整理の無料相談をしておくことは、十分な意義とメリットがあります。

いざという時に頼れる弁護士・司法書士を、今のうちに見つけられる
「本当に困った時は、この人の相談しよう」と思える専門家がいることは、それだけで大きな安心につながります。

実はもう自力で解消不能になっている…そんな事態をいち早く見抜いてもらえる
自分では「まだ大丈夫」と思っていても、実は債務超過で、もう自力では完済できない事態に陥っているかもしれません。そうした“隠れた危険性”を、プロに診断してもらえます。

奨学金などを“早く完済するために”必要なことを教えてもらえる
奨学金でもクレジットカードでも、あるいはカードローンなどの借金でも、「早く完済する」ためにどうすれば良いのか、無料相談でもシッカリしたアドバイスをもらえるでしょう。
それだけで、返済の問題や不安が大いに解消される事もあります。

カードローンやクレジットカードの借金を任意整理して、生活を建て直す方法も

奨学金の返還に追われていると、どうしても生活費をカードローンやクレジットカードに頼りがちですね。
その結果、奨学金返還に加えて、こうした借金の返済も重なり、さらに生活が悪化してしまう“悪循環”に陥りがちです。

そこで、奨学金の返還は残して、クレジットカードやカードローンだけ“任意整理”で返済を減額する方法もあります。

「奨学金は自分の学費だから、ちゃんと返したい」という方も、この方法なら、希望通りに生活を建て直せるでしょう。

もちろん、奨学金も他の借金も、あわせて返済を減額することも可能です。

★債務整理を無料相談できる弁護士・司法書士の情報をまとめました

 


---脚注---
[1]返還が難しいとき-JASSO
※法的救済、制度内救済の用語は、次の組織の定義を参考としました。
救済制度│奨学金問題対策全国会議 archive

 

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