奨学金が返せない場合『一括返済』が請求される!

投稿日:2016年11月1日 更新日:

この記事の簡易まとめ
  • 奨学金を3か月滞納すると、『一括返還』を元められる
  • 利息、延滞金などを含め、すべて一括で返還するよう求めるもの
  • 延滞金が発生しているため、減額返還も認められない
  • 話し合いによる解決が困難な場合も。また、放置すると差し押さえ強制執行となる
  • 『法的救済』を求めなければ、現実的な解決は難しい


奨学金が返せず、滞納してしまい、

「困った、どうしよう」

…となってしまう方が今、急増しています。

国会で取り上げられるほど、社会問題にもなっている“奨学金問題”。[1]
その“困ってしまう理由”の一つが、今回解説する“一括請求”です。

奨学金滞納による一括返還の請求とは?

奨学金の滞納による一括請求が行われるまでの流れを簡単に説明します。

奨学金の返還を滞納すると3ヶ月で個人信用情報機関に延滞情報が登録されます。(これを俗にブラックリストに載るという言い方をします。)
ブラックリストになると、クレジットカードでの支払いができなくなったり、自動車や住宅のローンなど、新たな借入れの審査に通らなくなったりと不都合が生じることがあります。

それでも延滞が続くと、ほんらい長期間の分割返還が認められたいたものが、滞納によりその権利が失われ(これを「期限の利益の喪失」といいます)、将来返還すべき割賦金を含め、日本学生支援機構から一括返還の請求を受けます。第二種奨学金の場合は、利息も含みます。

出典:JEES ご注意!延滞した場合の取扱 link archive

出典:Yahoo!知恵袋 link archive

すでに滞納奨学金の回収を『エムユーフロンティア債権回収』『日立キャピタル債権回収』『アルファ債権回収』などへ委託されている場合も、“一括返還”を求められているはずです。

日本学生支援機構にはまとめて返還したい人向けに「繰り上げ一括返済[2]」という仕組みがありますが、今回の場合、延滞が続いたため期限の利益の喪失による「一括返済」を求められた事例をご紹介しました。

この状態から、『お金がなくても可能な解決方法』について、解説していきます。

奨学金は借金と同じ…だから“減額・免除”もできる

奨学金は、「サラ金や学資ローンと比べると金利が低い」などの違いはあるものの、基本的には借金と同じです。そのため、滞納すると「期限の利益喪失」により、一括返済が求められます。

実際のところ、数百万円にもなる奨学金を、一括ですぐ払える人はほとんどいません。それができるなら、そもそも奨学金を借りていないですよね。
そのため、「どうすればいいのか」と頭を抱えてしまいます。

ですが実は、奨学金は、借金(=債務)と同じだからこそ、借金と同じ解決方法を用いることもできます。
その解決方法が、“債務整理”です。

債務整理とは?返済を減額・免除する手続き

債務整理とは、簡単に言えば、国が認めた借金減額・免除の手続きです。

借金というと、カードローンやキャッシングなど、「現金を借りること」を想像しますよね。
ですが実は、現金を直接借りるものでなくても、「返済や支払の約束」であれば、どれも借金と言うことができます。

そのため、たとえばこんなものも、債務整理(=借金解消の手続き)の対象になります。

  • クレジットカードの分割払い、リボ払い、キャッシング
  • 家賃滞納
  • 携帯電話の本体分割払い
  • 銀行カードローン
  • 消費者金融などのローン
  • 奨学金

奨学金の返還も、つまりは借金と同じですから、この“債務整理”で減額や免除が期待できるわけです。

奨学金返済を、債務整理で減額・免除できる条件

債務整理は国が認めた手続きなので、日本学生支援機構の減額返還や返還期限猶予などの申請条件は、まったく関係ありません。

たとえば、日本学生支援機構の減額返還の場合、「延滞金がない事=滞納していない事」などが条件。

一方、債務整理であれば、基本的に「返済に困っていること」が条件。
ほかの条件は特になく、返済を減額できるパターンもあります。

そのため、日本学生支援機構の救済制度が使えない人でも、債務整理による返済の減額・免除はできる場合があります。

債務整理するとどうなる?返済減額シミュレーターでチェック

実際に債務整理をするとどうなるのか、まずは気軽に使える「返済減額シミュレーター」で確認してみましょう。

ネット上には、債務整理で返済をどのくらい減額できるのか、無料&匿名で調べられるツールがあります。弁護士や司法書士が参加・運営しているので、安心して利用できます。

こうしたサービスは、

「借金減額シミュレーター」
「借金減額診断」
「借金減額チェッカー」

などの呼ばれ方をしますが、奨学金も事実上の借金なので、対象に含めることができます。

もちろん、他にもクレジットカードの返済や、キャッシング、カードローンなどの借入がある場合、「借入件数」や「借入金額」に、奨学金と合わせて入力していきましょう。

かんたんな入力をするだけで、すぐに結果がわかりますよ!

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奨学金の返還だけでなく、
・クレジットカード
・カードローンやキャッシング
・家賃滞納、家賃保証会社からの督促 ・債権回収会社からの督促
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・医療費の分割払い
・メディカルローン、デンタルローン、エステローン
・住宅ローンや自動車ローン
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奨学金の『一括返還の請求』とは?

一括返還の請求』とは、“未払い分の奨学金+利息+延滞金を、すべて一括で払うように求められる”ことです。

奨学金の返還は、分割払いになるのが通常です。
ところが、これを滞納してしまうと、約3か月ほどで分割払いが認められなくなります。

通常のローンや借金と、同様の対応です

一括返済を求められるのは、実は通常のローンや、サラ金などの借金でも同じです。
法的には『期限の利益の消失』と呼ばれるもので、まったくの合法的な取り立てです。

このように、通常のキャッシングやローンと同様の督促や催告が行われる点から、『奨学金の実態は学生ローン』と言われることもあります。[3]

ですが、サラ金などの学生ローンに比較して金利が安いこと等もあり、当サイトとしては、奨学金と消費者金融は異なるものだと考えています。

相談すれば分割が認められる?一括請求を求められたら

『一括返還』を求められた場合、すでに滞納しているため、“延滞金”が発生しています。

延滞している場合「減額返還」の申請はできませんが、「返還期限猶予」を願い出ることはできそうです。

しかし、話し合いが、なかったことにされたケースも

ごく一部の事例だとは思いますが、『奨学金問題対策全国会議』の報告では、「自分で交渉した結果が、あとから無かったことにされた」というケースも報告されています。[4]

「元金分を払えば、延滞金免除」と話をまとめ、苦労に苦労を重ねて元金を返済した後で、「やはり延滞金も1円も免除できない」と言われてしまったそうです。

何かの手違いの可能性もありますが、こうした事が“現実に起きています”

このように、『個人で話し合って決めたこと』は、“後から変更されてしまう”可能性もないとはいえません。

放置しておくと、法的手続き⇒差し押さえです

奨学金の滞納は放置しておくと、9か月で差し押さえを受ける可能性が高いです。
詳しくは次の記事で解説しています。

 

借金をして返すことも不可能です

ネットの質問サイトなどで奨学金滞納の悩みを相談すると、

「自己責任だから、借金してでも返還してください」

など、厳しいアンサーをもらう事もあります。
ですが現実には、『一括返還』の請求を受けた場合、“借金をして奨学金を返還することは、できません”。

というのも…先ほど解説したとおり、
“一括返還を求められた時点で、すでにブラックリストに載ってしまっている”からです。

信用ブラック状態なので、そもそも新たな借金ができません。

奨学金の一括返済を求められたら、どうすればいい?

いかがでしょうか?

自分で話し合う
他のサラ金などからお金を借りて、奨学金を返す

…など、どの方法も、あまり良い結果が期待できるとは限りません。
ですが、最初にご紹介したように、“国の認めた債務整理”なら、奨学金の返還も、減額や免除ができる可能性があります。

一括返済を求められていると、自分ひとりの力では、とても解決できなくなってしまいます。ですが、それは恥ずかしい事ではなく、当たり前のことです。

ですので、こうした場合は“国の手続き=債務整理を使って、返済を減額・免除する”方法も、しっかりと検討してみたいですね。
まずは、奨学金だけでなくクレジットカードやカードローンなど、全ての借金(債務)がいくら減るのかチェックしてみましょう。

おすすめの借金減額シミュレーター

 


--脚注--
[1]奨学金制度の拡充とそれに伴う財政的視点からの課題 参議院 予算委員会調査室 藤井亮二 link archive
ほか多数の衆議院・参議院資料、議事録において、奨学金問題に国を挙げて取り組む方針が明らかにされています。特に経済的困窮により返還が困難となっている方への施策について、議論が行われています
[2]繰上返還 - JASSO link archive
[3]日本学生支援機構の奨学金の実態は「学生ローン」 朝日新聞WEBRONZA 2016年05月05日 大学生|奨学金 岩重佳治 link archive
[4]奨学生の声 | 奨学金問題対策全国会議 link archive1 archive2

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