奨学金の機関保証で滞納…JEESから取り立てが来たらどうなる?

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★この記事を読んでわかること
(約3分で読めます)
  • 奨学金の機関保証で、返還を滞納してJEESから督促が来た…どうすればいい?
  • 奨学金の機関保証とは?なぜJEESから取り立てが来るの?
  • 一括返済を請求されており、とても払えない…分割や減額してもらう方法は?

この記事では、奨学金の機関保証で返還を滞納し、JEESから取り立てを受けた場合、どうすれば良いのか解説していきます。

JEESに奨学金を返済できない場合、ブラックリスト、裁判、差し押さえといった、厳しい措置に至ってしまいます。

こうした事態になる前に、“債務整理”を行い、返済の減額・免除で解決するほうが良いでしょう。

こうした話について、より詳しく解説していきます。

★すでにJEESから督促を受けている方へ

すでにJEESによる代位弁済が行われ、取り立てを受けている方は、対応を急ぐ必要があります。

現段階で、個人信用情報機関への事故情報の通達もなされており、ブラックリストになってしまっていると考えられます。

すでにJEESは本気で回収業務を行っていますから、この後まもなく、裁判を起こされる等、法的措置に踏み切られるでしょう。
そうなる前に、急いで債務整理に着手する必要性があります。

そのために、今すぐできる第一歩として、無料の返済減額シミュレーターを活用してみて下さい。

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奨学金の機関保証とは?JEESから督促が来る理由

まずは簡単に、状況を把握していきましょう。
「JEESとは?なぜ奨学金の督促が来るの?」といった部分を確認していきます。

JEESとは、正式には「公益財団法人 日本国際教育支援協会」という公益団体です。

さまざまな事業を行っていますが、その中のひとつに、日本学生支援機構による奨学金の「機関保証」の実施があります。

奨学金の機関保証とJEES

奨学金を借りる場合、「自分で連帯保証人を立てる」か、「機関保証を利用する」か、どちらかを選ぶことになります。

機関保証を利用した場合、連帯保証人や保証人を自分で立てる必要はありません。JEESが“保証人の代わり”として、保証業務を行うことになります。

具体的には、

返還を滞納した場合の立て替え払い(代位弁済)
その立て替えたお金を払うよう、滞納者に対して督促

…といった事が、JEESによって行われます。

結論をまとめると、

“奨学金を機関保証で借りていて、返還を滞納すると、JEESから取り立てが来る”

ということになります。

★JEESによる公式説明

JEESによる公式な説明もご紹介します。

機関保証制度は、連帯保証人・保証人が得られない場合でも奨学金の申込みが出来る制度です。本人が 奨学金の返還を延滞した場合は、保証機関(日本国際教育支援協会)が本人に代わって日本学生支援機構に返還しますが、保証機関は本人に代わって返還した額を本人に対して請求します。このように、代位弁済後も、あなた自身が責任をもって保証機関に返済する必要があります。

出典:日本国際教育支援協会 機関保証センター pdf link archive

つまり、「JEESは、奨学金返還を肩代わりしてくれるわけではない」ということです。

今後どうなる?JEESから取り立てが来たら

JEESによる奨学金の機関保証で、返還を滞納すると、今後どうなるのか見ていきましょう。
公式サイトによる解説をもとに、流れをまとめていきます。

:日本学生支援機構による督促
まず最初は、日本学生支援機構による督促が行われます。

:滞納3ヵ月以上で、ブラックリスト
滞納が3ヵ月以上つづくと、個人信用情報機関に金融事故情報(滞納)が記録され、ブラックリストになってしまいます。
ブラックリストについて詳しくは、次の記事をお読みください。

:日本学生支援機構から一括返済請求(期限の利益喪失)
さらに滞納が続くと、日本学生支援機構から一括返還の請求が来ます。何百万円の残りがあろうとも、一括で払うよう請求されます。

:JEESによる代位弁済
一括返還請求にも応じられないと、JEESによる代位弁済が行われます。先ほども解説したように、これはあくまで「一時的な立替」です。
一口にまとめれば、“お金を払う相手が、日本学生支援機構から、JEESに変わる”ということです。

:個人信用情報機関への代位弁済情報の登録
JEESによる代位弁済が行われると、そのことが個人信用情報機関に登録されます。「滞納」「代位弁済」と2つの事故情報が登録されるため、今後のローン審査などで大きく不利になってしまうでしょう。

:JEESからの督促・請求(一括返済)
代位弁済後も、JEESから一括返済の請求が行われます。
また、債権回収会社、アルファ債権回収から奨学金の督促が来るケースもあるようです。[1]

:強制執行(法的措置)
その後も支払に応じられないと、強制執行(法的措置)になります。

銀行の口座預金差押え
勤務先(会社、バイト先など)に対する給与の差し押さえ
賃貸に住んでいる場合は敷金返還請求権の差し押さえ

…など、自分自身に財産がなくても、職場などを巻き込んで差し押さえが執行されてしまいます。

差し押さえや強制執行について、詳しくは次の記事をご覧ください。

すでに自分一人では解決不可能な状況です

JEESから督促が来て「一括返済請求」されれば問題は深刻です。
人によっては数百万円を越える一括払いが請求さるでしょう。普通の人は、そんな大金はとても払えません。

こうした状況では、とても自分一人では解決はできません。

「せめて分割に戻してほしい」
「返済をなんとか減らしたり、免除して欲しい」

…と話し合いをもちかけても、『今まで滞納していたのだから』という事は指摘を受けるでしょう。

分割返済(分納)や返還猶予は“条件付き”

一部の条件が合う人の場合、「返還猶予」や「分納」が認められるケースもあります。しかし、これも全員が必ず認められるわけではありません。

こうした返還猶予や分納の条件については、次の記事でまとめています。

★どうすればいい?分納や返還猶予も得られない場合

奨学金の分割返済(分納)や返還猶予は、誰にでも認められるわけではありません。
条件に合わなかったり、頼んでも断られてしまったりして、分割も猶予も得られない…という人も大勢います。

ですがその場合でも、「一括返済はとてもできないし、差し押さえを受けるしかない」という事ではありません。

奨学金は、実質的には“借金と同じ”です。
そのため、借金返済を減額・免除・分割しなおす、「債務整理」という手続きを適用できる可能性があります。

この債務整理を使った、奨学金返還の減額・免除については、「返還に困っている人なら、誰でも利用できる」種類の手続もあります。
詳しい方法は、次の記事で解説していきます。

奨学金が返せない、返還できない…債務整理で解決する方法

--脚注、参考資料--
[1]求償債権管理・回収業務の委託について-財団法人日本国際教育支援協会(JEES) link archive

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