時効援用の相談は弁護士・司法書士・行政書士の誰にすればいい?

投稿日:2018年9月29日 更新日:

この記事では、「消滅時効の援用の相談は弁護士・司法書士・行政書士の誰にすればいい?」といった疑問にお答えしていきます。

時効援用とは、借金や各種ローン、クレジットカードといった債務の返済を、時効で消滅させる手続きです。
“時効の起算点”から5年または10年が経過している場合、「時効援用」の手続きを行うことで、返済義務を消滅させる事ができます。

この手続きは、弁護士や司法書士・行政書士のいずれかに依頼して行うのが通常です。
そこで今回は、弁護士・司法書士・行政書士の違いや、誰に依頼するべきかを解説していきます。

★時効援用は自分でできる?弁護士や司法書士・行政書士への依頼は本当に必要?

「弁護士や司法書士・行政書士への依頼は本当に必要?」
「自分ひとりでも時効援用はできないの?」

といった疑問については、次の記事で解説しています。

時効の援用は、決して「消滅時効援用通知書を送るだけ」というわけではありません。正確に債務状況を確認し、適切に書類を作る必要があります。

また、債権者への対応、訴訟リスクの回避など、法律や法務の専門家に依頼すべき理由がたくさんあります。

弁護士・司法書士・行政書士の違いとは?

それでは、消滅時効の援用は弁護士・司法書士・行政書士のうち、誰に依頼するのが良いのでしょうか?
それを検討するために、まずは、弁護士・司法書士・行政書士の違いについて、簡単にまとめていきましょう。

  弁護士 司法書士 行政書士
根拠法 弁護士法 司法書士法 行政書士法
主な業務

・公的な手続き書類の作成
・依頼者の法定代理人
…ほか多数

・公的な手続き書類の作成
・一部の手続きで、依頼者の法定代理人

・公的な手続き書類の作成
所属会

・日本弁護士連合会
・各地の弁護士会

・日本司法書士連合会
・各地の司法書士会

・日本行政書士会連合会
・各地の行政書士会

費用の相場 司法書士、行政書士より高い 行政書士よりは高いが、弁護士よりは安い もっとも安い

詳しい比較は、別の記事で行っていきます。

ここではひとまず、

費用は、弁護士>司法書士>行政書士 の順に高い
できることも、弁護士>司法書士>行政書士 の順に多い

といった、全体のイメージだけ掴んでいただければと思います。

消滅時効の援用の場合での、弁護士・司法書士・行政書士の違いとメリット・デメリット

それでは、時効援用の場合は、弁護士・司法書士・行政書士で、どんな違いがあるのでしょうか?
それぞれ、メリットとデメリットをまとめていきます。

行政書士に時効援用を依頼するメリットとデメリット

メリット

  • 費用が安い

デメリット

  • 法定代理人になれない(そのため、一部の債務調査や、訴訟になった場合の対応、債権者とのやり取り等はできない)
  • 依頼できる内容は、時効援用通知書の作成のみ

行政書士による時効援用の特徴

費用が安いぶん、できる事も限られてくるのが、行政書士の時効援用の特徴です。
とはいえ、行政書士でも十分に対応できるケースも多くあります。

  • 債務状況がハッキリしており、契約書や取引明細が残っていて確認できる
  • 「明らかに時効になっている」と言えるほど、昔の借金(最終返済から、5年~10年以上が確実に経過している)

…など、“分からない事が少ない・ほとんどない”状況であれば、行政書士の権限でも、十分に消滅時効援用の成功が期待できるでしょう。

司法書士に時効援用を依頼するメリットとデメリット

メリット

  • 弁護士よりは費用を安く抑えられる
  • 1件140万円以下であれば、時効完成の調査や、司法書士名義での時効援用通知の作成・発送も可能
  • 訴訟になった場合も、1件140万円以下であれば、代理人として対応をお任せできる
  • まだ時効でなかった場合も、1件140万円以下であれば、債務整理による返済の減額・免除を依頼できる

デメリット

  • 簡裁訴訟代理認定での業務となるため、債務1件あたり140万円以下の制限がある(司法書士法第3条第1項第六号、および裁判所法第33条第1項第一号)
  • 債務1件あたりの金額が140万円以下なら、弁護士とほぼ同様で、債務整理による返済減額・免除も可能。

司法書士による時効援用の特徴

借金(債務)が、「1件あたり140万円以下」に収まるかどうかで、おおきく性質が変わります。一件あたり140万円以下であれば、司法書士は弁護士よりも安い費用で、弁護士とほとんど同じ内容をお願いできる分、かなりお得になります。

  • 債務状況や、時効中断が発生していないか等、不安なことや不明点がある
  • 大きな借金ではなく、140万円を越える借入ではない

…といった場合、司法書士を選ぶメリットも大きいでしょう。

弁護士に時効援用を依頼するメリットとデメリット

メリット

  • 時効援用に必要な、すべての業務を依頼できる
  • 万が一の際の訴訟対応なども任せられる
  • 金額に制限がない
  • 時効になっていない場合も、任意整理・個人再生・自己破産などの債務整理に切り替えて、返済の減額・免除といった解決が期待できる

デメリット

  • 司法書士、行政書士よりも費用の相場が高い
  • 時効援用を専門とする弁護士は、あまり多くない

弁護士による時効援用の特徴

良い弁護士に依頼さえできれば、「あとは何も心配しなくて良い」というのが、弁護士による時効援用の大きな特徴です。

最大のネックは、そもそも「消滅時効の援用専門」の弁護士が、ほとんどいない事。ただし多くの場合、“債務整理”を主な取り扱い分野としている弁護士であれば、時効援用にも対処できるでしょう。

債務整理に強い弁護士・司法書士の無料相談窓口については、次のページをご覧下さい。


また、「調査の結果、まだ時効ではなかった」といった場合も、債務整理による返済の減額・免除に切り替えて、借金問題の解決が期待できます。
こうした点も、弁護士に依頼するメリットと言えそうです。

無料相談で“比較”する方法も活用を

弁護士・司法書士・行政書士のどこが良いか…という話も大切ですが、「依頼する先生との相性」も、実は大切なポイントです。

消滅時効の援用、債務整理…といっても、結局は人と人との問題です。弁護士や司法書士、行政書士といっても人間ですから、人によって合う・合わないもあります。

ですから、最初は弁護士・司法書士・行政書士の違いをあまり意識せず、とにかく無料相談をしてみて、相性が合うかどうかを重視して決めても良いでしょう。

結果として多少費用が掛かっても、「この先生にお願いしてよかった」と思えた…そんな事例もたくさんあります。

もちろん、時効援用や債務整理の実力・実績も大切です。
いかに相性が良くても、実力が伴っていなければ、成功は期待できません。

そこで当サイトでは、時効援用で実績や評判の良い弁護士・司法書士・行政書士を、次のページでまとめています。
無料相談の窓口もあるので、こちらをぜひ、ご活用下さい。

時効援用に強い弁護士・司法書士

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