武富士の借金の滞納で督促状が来たり訴状が届いたら消滅時効の援用で解決

投稿日:2017年8月19日 更新日:

★この記事を読んでわかること
  • 倒産した武富士の債権を引き継いだ別の金融会社などから請求が来る場合がある
  • 最後の返済から5年以上経過していれば時効になっている可能性がある
  • 「時効援用」で借金を消滅させることができる
  • 消滅時効の援用は自分でも出来るが、失敗するリスクがあるため、専門家の弁護士・司法書士に依頼するのが確実

このページでは、武富士の借金で督促を受けた方、請求書や通知書類が届いた方を対象に、「消滅時効の援用」借金を帳消しにしたり、「債務整理」で返済負担を軽減させる方法を解説していきます。

 

倒産したはずの武富士の督促・請求がくる理由

武富士といえば、かつて存在した日本の大手消費者金融です。「武富士ダンサーズ」などを起用した、インパクトのあるテレビCMも話題になりましたが、“強引な取り立て”で、かつて社会問題にもなったこともありました。
平成22年10月31日、突然の「会社更生」申請を行い、事実上の倒産に。現在は倒産後の清算を主とした「TFK株式会社」となっています。

消費者金融や銀行からお金を借りると、債権債務というものが発生します。お金を返してもらう権利お金を返す義務といったら分かりやすいですね。債権も債務も自動的にはなくなりません。

そのため、倒産から何年も経つ武富士ですが、まだ完済しておらず滞納がある方は、今頃になって急に請求や督促状が来る場合があります。

督促は、武富士の債権を譲受した他社が行っているケースが多くなります。
武富士の債権(借金の返済を回収する権利)は、「日本保証(旧:ロプロ)」、「オリンポス債権回収」といった他社に債権譲渡され引き継がれています。また、回収を委託された「弁護士法人引田法律事務所」が代理人として督促を行うこともあります。

さまざまな弁護士や司法書士の情報によると、次のような通知書タイトルで請求や督促が行われているようです。

「日本保証株式会社」から…

  • 催告書
  • 減額和解のご提案
  • 通知書

「オリンポス債権回収」から…

  • 法的措置予告通知
  • 訪問予告通知
  • 一括弁済勧告通知
  • 和解提案書
  • 債権譲渡及び債権譲受通知
  • 債権管理回収に係る受託通知

「弁護士法人引田法律事務所」から…

  • 受任通知
  • 通知書(法的手続きの執行予告など)

上記は一部の書類タイトルですが、これ以外にも、さまざまな方法で督促・回収を行っていると考えられます。

ですが、武富士の借金は“時効になっている”場合が多く、“時効援用”で返済を帳消しにできる可能性があります。
こうした書類が届いた場合は、早めに弁護士や司法書士にすぐ相談してください。

自分で対応すると取り返しのつかない失敗にも繋がりますので、大切なポイントをこれから詳しく解説していきます。

 

消滅時効の援用とは?借金の返済義務を“時効”で消滅させる制度です

まず、“債務の消滅時効”について、簡単に説明します。

債務の消滅時効とは、“借金を時効で消滅させる”制度です。
借金にも時効があり、商事債権として“最終取引から5年”で時効となっています。

特に武富士と言った既に倒産している消費者金融で借りた完済していない借金は、最後の返済から5年以上経過していることが多いので時効を迎えている可能性があります。

借金が時効でなくなると次のようなメリットがあります。

元金はもちろん、利息や遅延損害金も全て払わなくてよくなる
連帯保証人がいる場合、その返済義務もなくなる
今後督促を受けることはない

ただし、これは「5年待てば、自動で借金が消える」といった、単純な仕組みではありません。

「消滅時効の援用」を行わなければ、いつまで経っても時効にならない

ただし、借金など債務の消滅時効は、“時効援用(時効を主張する)”という手続きを行わなければ、いつまで経っても成立しません。

最終取引から5年経ったからと言っても、消滅時効の援用をしなければ、返済義務が消えません。

“いつから”5年か=時効の起算点は、「時効の中断」によって変化する場合がある

たとえば、相手業者と電話をして、「今はまだ払えません」「一括払いは無理です」などの発言をしたり、
また、自宅訪問による催促を受けて、仕方なくその場で1000円だけ払ったり、今後の返済についての話し合いをしたとします。

こうした言動は、“債務の承認(借金の存在を認めること)”となり、それが発生した時点で、時効のカウントが“ふりだしに戻って”しまうことがあります。

この“ふりだしに戻る”は、専門用語で“時効の中断”と言います。中断といっても、一時停止ではなく再びゼロからスタートするので注意が必要です。

放置している借金は、たとえ最終取引から5年以上が経っていても、“消滅時効の援用”をしない限り返済義務が消滅しませんので、”時効の中断”については特に慎重になるべきです。

 

武富士の借金を「消滅時効の援用」で失敗しないために

一部の解説サイトでは、「消滅時効を援用するという通知を、配達証明付きの内容証明郵便を送ればよいので、自分でも出来る。」といった説明が書かれている場合がありますが、自分で行うことはかえって逆効果となる場合もあるので当サイトではお勧めしていません。

自分で時効援用しようとすると、次のようなリスクがあります。

意図せずに“債務の承認”をしてしまい、時効が中断してしまう

準備に手間取っているうちに、訴訟を起こされてしまう

過去に時効の中断が発生しており、時効の起算点がずれ込んでいるのに気が付かず、時効援用に失敗してしまう

失敗した場合は、寝た子を起こすように、相手業者を刺激してしまい、裁判に訴えられる恐れがある

自分で時効援用をしようと思うと、このような失敗の危険があります。

他にも大切な事は、「時効の起算点」がズレることにより時効が伸びている可能性があることです。
借金の時効は“最後の返済日”を起算点としてカウントがスタートするわけですが、過去に自身が気付かないうちに時効が中断していることもあり得るからです。時効が中断してしまうとその時点が”起算点”としてまた5年間の時効期間を待たなくてはいけなくなるのです。

たとえば武富士に限ったことではありませんが、保証会社になっている会社が代位弁済(借金の肩代わり)をすると求償権がという新たな債権が発生します。そのような場合は、代位弁済した日が起算点となります。
また過去に、長期間滞納している返済について督促の電話が掛かってきて、返済についての話し合いをしたことは無いでしょうか?会話を録音されている場合は、それが債務の承認として時効の中断を主張されることもあり得ます。

このように、一般の人が時効の起算点はいつなのか?いつ時効を迎えるのか?時効が中断していないのか?といった正確な判断は難しいのです。

時効の援用ができるのかどうか分からない方は、消滅時効の援用に強い弁護士・司法書士に相談し、アドバイスを受けることをおすすめします。

消滅時効の援用を無料相談できる弁護士・司法書士

 

他の借金の返済にも困っている場合

「他社の借金返済でも困っている」
「すでに債務承認をしてしまい、時効援用ができそうにない」

こうした場合も、解決を諦めないでください。

消滅時効の援用ができなくても、任意整理や個人民事再生、自己破産といった「債務整理」で返済を減額、免除(免責)したり、取り立てをストップさせる道が残されています。

たとえば、

任意整理では将来の利息や遅延損害金をカットし、元金のみを3~5年の分割払いで、無理なく返済できるようになります。

個人再生では、全ての借金が1/5~1/10程度まで減額されます。

自己破産では、全ての借金の返済義務がなくなります。

「武富士の返済と、他社の借金を、まとめて一気に整理する」といったことも可能ですので、借金の返済が苦しい場合は早めに相談しましょう。

債務整理で借金の返済が楽になった方の体験談や、信頼できる弁護士・司法書士を次のページでまとめましたのでご覧ください。

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