ティーオーエムから請求書・督促状・催告書が来たら消滅時効の援用で解決

投稿日:2017年8月18日 更新日:

★この記事を読んでわかること
  • ティーオーエムから請求された借金が最後の返済から5年以上経過していれば「消滅時効の援用」により帳消しにできる可能性がある
  • 自分で対応すると“時効が中段”してしまう恐れがある
  • その結果、“その借金を1円も返さなくてよくなる権利”をドブに捨ててしまうことに
  • ティーオーエムは自宅訪問や仮執行など法的手続きにも強みがあるため、裁判・訴訟を防ぐためにも早めに弁護士・司法書士への相談が必要

このページでは、ティー・オー・エムからの請求や督促、自宅訪問について、対応方法と解決策をご案内していきます。

ティーオーエムは、郵便や電話での督促のほか、“突然、自宅を訪問して督促を行う”事案が発生しているようです。

郵便・ハガキでの督促や通知は、以下のような書類が確認されています。

  • 権利行使予告書
  • 訪問予告通知
  • 調査依頼通告
  • 一括返済催告
  • 確認通知
  • 支払通告
  • 特別救済通知
  • 優遇措置終了通知
  • 最終和解案
  • 債権譲渡譲受通知書

またこのほか、「電報」による督促も行っている様子です。

こうした手段は、他社では通常ほとんど使われない事から、ティーオーエムは“督促・回収業務にかなり力を入れている企業”だと評価できるでしょう。

こうした督促を受けた場合、自分で対応すると、思わぬ失敗やリスクの原因となります。
相手はプロなので、自分で交渉しよう、話し合いで解決しようと思っても、そう簡単にはいきません。

まずは弁護士や司法書士に無料相談を行い、アドバイスを受けることが重要となります。

 

ティーオーエムは架空請求の詐欺?それとも合法企業?

ティーオーエムから督促の郵便を受け取った方の中には、「ティーオーエムという会社は知らないから、架空請求ではないか」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。

確かに、同社の名前を悪用した詐欺の危険性もあるので、注意は必要です。
ですが、“心当たりが無くても、正当な督促”であるケースも多いため、最初から詐欺と決めつけて放置するのも、また違ったリスクがあります。

どのようなリスクがあるかは後ほど説明しますが、まずは“心当たりがないのに、正当な請求”というケースについて解説します。

まず、本物のティーオーエム自体は、正式な合法企業です。

商号・名称 ティー・オー・エム株式会社
本店・営業所 北海道札幌市中央区南8条西14丁目3番12号 中島ビル2階
電話番号 0115187011
日本貸金業協会会員番号 第002699号

このように、ティーオーエムは正式に登録された貸金業者(消費者金融)です。

知らない会社なのに督促が来る理由は、“債権(借金などの返済を受け取る権利)の移動”にあります。

法務大臣の許可を得て借金の回収を専門に行う債権回収会社ではありませんが、他社から長期間滞納している債権を買い取ったり、譲り受けたりして、請求を行っているようです。

もともとの借入先(債権者)として、次のような企業が挙げられます。

  • オリエント信販(ベティーローン)
  • アエル(日立信販、ナイス)
  • 播磨信販
  • タイヘイ
  • ニッシン
  • クリバース
  • シーエスジー
  • ドリームユース
  • ニッコウファイナンス
  • ユニマットライフ
  • プライム
  • 富士キャッシュサービス
  • センチュリー
  • プロマイズ
  • レタスカード

こうした貸金業者や信販会社のほかにも、ティーオーエムに債権が移動しているケースもあるので、ここに名前が載っていない場合でも注意が必要となります。

 

ティーオーエムの督促を放置すると差し押さえ・強制執行になる?

ティーオーエムに限らず、他社から債権譲渡譲受を経て催促される場合は、“一括で請求される”ケースがほとんどです。
期日までに支払わないと、“裁判”“法的手続き””差押え執行”といった内容が予告されているものもあります。

「法的回収を即時着手のため、先ず最優先で、勤務先会社(自営の場合は取引先会社)その他諸々を調査部へ依頼し、判明次第、請求残金の保全の為下記執行対象を順次差押えすべく、予告なく所轄の地方裁判所へ仮差押執行手続きをします」

「勤務先会社の給与及び賞与・退職金等、取引先会社の売掛金並びに請負代金等、銀行及び郵便局・証券会社等の預貯金、敷金・権利金・自動車・不動産その他」

こうした内容を見ると、恐ろしくなってしまう方が多いのではないでしょうか。

実際には、強制執行は“裁判所の許可”がないと行えないため、ティー・オー・エムが勝手にできるわけではありません。

とはいえ、近年は裁判手続きがスムーズになっており、裁判所を通した支払督促による請求などは簡単にできるので、やはり油断はできません。

また、他社の督促状と比較して、ティーオーエムの督促では、強制執行についての内容がとても具体的な文面になっている印象です。
こうした点から、ティーオーエムからの請求を放置したり無視していると、法的手段を執られ、裁判・強制執行・差押えといった最悪の事態に陥ることも考えられますので、早急な対応が必要です。

 

消滅時効の援用で、ティーエムオーの返済を0円にする方法

さて、恐ろしい話ばかり続いてしまいましたが、実はティーオーエムから督促を受けている借金を、“裁判にならず、1円も返済せずに解決できる可能性”もあります。

それが、“消滅時効の援用”です。

借金には時効があり、最後の返済日から5年以上経過すれば時効を迎えるという法的な仕組みがあります。

ティーオーエムが他社から譲り受けた借金は、長期滞納している“時効債権”の場合があります。
「期限の利益喪失日」「最終取引日」などが記載されていれば、それを目安に起算点とし5年経過していれば“消滅時効の援用”手続きをすれば、借金を帳消しにできる可能性があります。

 

以下、借金の時効について簡単なポイントだけ説明します。

借金は最後に返済してから5年で時効になる
時効期間を過ぎた後、“消滅時効の援用”を行うことで、返済義務がなくなる
時効期間は、“債務承認”などの「時効の中断」の有無などで変わる

つまり、借金は時効を迎えれば自動的に消滅するのではなく、「消滅時効の援用」をしてはじめて正式に消滅するのです。

また、ここでカギになるのが、「時効の中断」です。これが起きると、“時効のカウントが、ふりだしに戻って”ゼロから再スタートしてしまいます。

時効の中断事由としては、“裁判上の請求”、“催告”、“差押え・仮差押え又は仮処分”、“債務の承認”がありますが、この中で特に注意するべきものが「債務の承認」です。

債務の承認とは借金の存在を認めることです。1円でも支払うことも債務の承認となりますし、電話などで「支払いを少し待って下さい」「一括で払うお金がないので分割にして下さい」など話すだけでも、債務の承認となる場合があります。
相手は回収のプロですので、電話の会話を録音しているでしょう。そうしたものが債務承認の証拠となれば、本来は一円も返さなくてよいはずの権利をドブに捨てる事になり、時効が中断してしまうことに繋がるのです。

そのため、ティー・オー・エムなどの債権者としては、“時効を中断して、時効成立を阻止すること”が重要な戦略となります。

また、ティーオーエムからの催促や通知書を無視していると、大阪府高槻市のネットコミュニケーションズ株式会社が、自宅に訪問してくることがあります。
その際に「和解書兼譲渡債権承諾書」という書類を渡されることがあります。その書類に押印・署名をすると“債務を承認”したことになり、時効が中断する恐れがあります。
書類にサインをしなくても、今後の返済についての相談をするだけでも、その会話が証拠となり、債務の承認となる事があるので注意が必要です。

 

つまり、取り立てを受ける私たちとしては、“時効を阻止されないうちに、消滅時効の援用を行って、時効を完成させること”が、いわば勝利条件となるわけです。

時効を中断させないためにも、消滅時効で借金を帳消しにするためにも、自分で対応せず、消滅時効の専門家である弁護士・司法書士に早めに相談することが必要です。

 

すでに時間との闘いになっています!対応を急ぎましょう

ここでは“債務承認”による時効の中断について解説しましたが、時効が中断しリセットしてしまう出来事は、これだけではありません。

たとえば、債権者であるティーオーエムが、裁判上の請求をするだけで、それでも時効が中断されてしまいます。
裁判上の請求とは、「支払督促の申立」「和解及び調停の申立」「公示送達」「郵便に付する送達」といったものがあります。

特に“支払督促の申立”については、債権者側の主張が正しいかどうかに関係なく裁判所で簡単に手続きができるため、ティーオーエムに限らず多くの業者が時効中断目的に使う手段です。
異議を申し立てればそのまま訴訟へと移行するので、裁判に負ければ強制執行・差押えといった事にも繋がります。

※ちなみに“仮執行”では、これによって時効が中断されるかどうかは、専門家の間でも判断がわかれており、“どう転ぶかわからない事態”となっています。

ティーオーエムが裁判所に申し立てをする前に、いち早く“消滅時効の援用”に向けて、アクションを起こす必要があります。

まずは、消滅時効の援用に強い弁護士・司法書士への無料相談から初めてみましょう。

消滅時効の援用を無料相談できる弁護士・司法書士

 

時効援用ができない場合や、他社でもお悩みの場合は債務整理も検討を

ティー・オー・エムから督促を受けている方の中には、“他社の借金でも困っている”という人もいるのではないでしょうか。

消滅時効の援用は、ティーオーエムに限った話ではないので、他社の返済に関しても、合わせて弁護士や司法書士に相談してみると良いでしょう。

また、「最後の返済から5年経過していない」「裁判に訴えられてしまった」など消滅時効の援用ができない場合でも、“債務整理に詳しい弁護士・司法書士”が間に入ることで返済を減額・免除したり、取り立てを最短即日で止めることも可能です。

こうした解決策もあるので、あきらめずに借金解決を目指していきたいですね。

こちらに、借金・債務問題に強い法律事務所をまとめました!

 

-消費者金融の債務整理

Copyright© 【債務整理ジャーナル】借金が返せないときに役立つ債務整理情報サイト , 2019 All Rights Reserved.

目次へ