ティーアンドエスから請求書・督促状・催告書が来たら消滅時効の援用で解決

投稿日:2017年8月18日 更新日:

★この記事を読んでわかること
  • ティー・アンド・エスからの督促に対しては、ご自身で対応するとリスクがある
  • 債務の消滅時効の援用により、1円も返済せずに解決できる可能性がある
  • ご自身で督促に対応すると、消滅時効の援用ができなくなる恐れがある
  • 請求・督促を無視すると裁判に訴えられることがある
  • 督促の自宅訪問への備えにもなるため、早めに弁護士や司法書士に無料相談することが望ましい

この記事では、ティー・アンド・エスからの督促を受けた場合の解決方法をご案内していきます。

「○○月○○日までに支払い下さい」など一括請求されたり、「すぐにご連絡下さい」といったケースががほとんどですが、ご自身でティーアンドエスに連絡をすると、取り返しのつかない事態に陥ってしまう可能性もあります。
そうした仕組みについても解説するので、ぜひお役立てください。

 

ティーアンドエスとは?架空請求の詐欺ではない?

まず最初に、「ティー・アンド・エス」は架空請求の会社ではないか?と疑問の方が多いのではないでしょうか。

心当たりのない会社だから、詐欺ではないかと疑いたくなりますよね。

ですが結論から言えば、詐欺業者ではなく、消費者金融会社です。
株式会社ティーアンドエスは、東京都港区に本社を構える、正式な貸金業者です。闇金ではないのか?といった評判もありますが、しっかりと金融庁に登録されており、個人向けの無担保無保証ローンも展開しています。督促・回収を専門とする債権回収会社ではありませんが、債権買い取り(債権譲受)業務も行っています。

「ティーアンドエスから借りた覚えがないのに、督促状が来ている」という方もいるでしょう。

「最期通告書」「支払通告書」「支払意思確認通知」「最期通告書」といったハガキや封書が届くことがあるようです。

これは、ティーアンドエスが、他社の債権を買い取って、督促を行っているためです。債権とは、“借金の返済などを受け取る権利”と、ここでは考えてください。

  • オリエント信販
  • クリバース
  • タイヘイ
  • アエル(日立信販、ナイス)
  • ベルーナ
  • 日本プラム
  • エイシン産業
  • クライム
  • プロマイズ
  • センチュリー

主にこうした会社から、ティーアンドエスは、債権を取得しているようです。

そのほか、次のような債権移動の事例も確認されています。

  • 「アエル」→「クリバース」→『ティーアンドエス』
  • 「オリエント信販」→「プロマイズ」→『ティーアンドエス』
  • 「アース」「キャスコ」「ラインズ」→「さくらパートナー(RHインシグノ・リラエンタープライズ)」→『ティーアンドエス』
  • 「アップル(DFS)]→「クリバース」→『ティーアンドエス』
  • その他、「タイヘイ」「日本プラム」「ベルーナ」「エイシン産業」「センチュリー」「エヌエーファイナンス(ユニオン保証サービス)」等→『ティーアンドエス』

ですから、上記の金融業者から融資を受けたことがある人は心当たりがあるのではないでしょうか?もちろんこれらの金融会社以外の債権もティーアンドエスが買い取って請求してきているかもしれませんね。

もちろん、ティーアンドエスの名前を悪用した架空請求詐欺の可能性も否定できないので、対応は慎重に行う必要があります。そうした意味でも、ご自身でティー・アンド・エスの督促に対応するのは、安全とは言えません。

ですが、リスクは架空請求だけではありません。
ティーアンドエスからの本物の督促であっても、ご自身で対応すると、取り返しのつかない事態になってしまうリスクがあります。

 

ティー・アンド・エスに連絡をすると、消滅時効の援用ができなくなる恐れがあります

先ほど解説したとおり、ティーアンドエスは他の金融業者から債権を買い取って請求してくるケースが多いのですが、それらは長期滞納している「時効債権」であることが多いのです。

時効債権とは既に時効を迎えている古い貸付のことをいいます。
時効を迎えている借金の場合、「消滅時効の援用」をすることで法的に借金をチャラにすることが可能です。

ですが、通知書などが来たからといって、自らティーアンドエスに連絡してしまうと“消滅時効の援用ができなくなる”恐れがあるのです。
“消滅時効の援用ができなくなる”と言われて、すぐに理解できる方は、多くないと思います。

 

これは大変難しい話ですので、ここでは簡単に、ポイントだけを解説していきます。

借金は最後の返済から5年経過すれば時効を迎える

自動的に時効は成立せず、消滅時効の援用手続きをすることで借金が消滅する

時効は「中断」することもある

時効が中断した場合、時効はゼロから再スタートする

自分で業者に連絡することは、自覚がない「債務承認」により時効が中断するリスクがある

大まかな説明では、このようになります。

最後の返済日は請求書に書かれている「期限の利益の喪失日」などが参考になります。

専門用語ばかりで、頭が痛くなってしまったら申し訳ありません。ですが、ひとつひとつの用語を説明していくと、まるで大学の教科書のように難しくなってしまいます。

「もっとわかりやすく、自分の場合の説明が聞きたい」という方は、ぜひ、消滅時効に強い弁護士や司法書士に相談し、仕組みを説明してもらってください。

ともかく、ここでご理解いただきたいのは、次の2点だけです。

あなたが督促を受けている借金は、実はもう1円も返さなくても良い状態になっているかもしれない

ティーアンドエスに自分で連絡をすると、自覚がなくても、“借金を返さなくて良くなる権利”を手放してしまう恐れがある

 

放置すると自体はさらに悪化。すぐに消滅時効の援用を!

これは勘違いされる方が多いのですが、債務の消滅時効は、“放置しておけば勝手に成立する”というものではありません。

“消滅時効の援用”手続きを行わない限り、何年たっても、何十年たっても、時効になりません。

逃げ切ることはできません。督促・取り立ても続きます。自宅への督促訪問もあることでしょう。

もちろん、請求・催告を無視していると、裁判所から支払督促が届いたり、裁判を起こされ、最悪の場合、強制執行・差押えといったことも考えられます。

さらに、時効を台無しにしてしまう“時効の中断”もあります。電話で「一括で払うお金なんてありません。」「返済はちょっと待って貰えますか?」といった一言で債務承認となり時効が中断し、またゼロから再スタートしてしまう恐れがあります。

債務承認とは借金の存在を認めることです。電話での些細な一言が原因で時効が中断・リセットしてしまうので、こちらから電話を掛けない方が望ましいです。

また、相手側(この場合、ティーアンドエス側)が支払督促などを使い、一方的に時効を中断させる方法もあります。

ですので、今、まさに“時間との勝負”となっている状況です。

ティーアンドエス側が、時効の援用を阻止するのが早いか、訴訟を提起されるのが早いか、それともあなたの消滅時効援用手続きのほうが早いか…ということです。

こうした事態のため、一刻も早く、消滅時効の援用に強い弁護士・司法書士を味方につける必要があります。

消滅時効の援用を無料相談できる弁護士・司法書士

 

その他の滞納・未払いがある場合も、合わせて解決を

ここまでティー・アンド・エスの督促について、対応方法として“消滅時効の援用”を説明してきました。
ですが、こうした方法はティーアンドエスに限らず、他の業者からの時効債権の請求に対しても用いることができます。

ただ、消滅時効の援用は、「最低でも、最後の返済から5年が経過していること」など条件が厳しいので、「時効援用は使えない」というケースもあるでしょう。

そうした場合は、“債務整理”による解決が可能となっています。
債務整理について詳しい解説は、ここでは長くなってしまうので、次のページに譲ります。ですが、“借金の減額や免除、取り立ての最短即日ストップ”といった解決をはかれる、国の認めた合法的な方法です。

「ティーアンドエスからの督促以外にも、現在他の借金などの取り立て、返済で困っている」
といった方も、この機会に、債務整理も検討してみましょう。
次のページでは、債務整理に詳しい弁護士の選び方や、債務整理で借金苦を解決できた方の体験談もご紹介しています。

こちらに、債務整理に強い弁護士・司法書士はこちら

 

ティーアンドエスの督促と郵便物

最後になりますが、ティー・アンド・エスの督促はどんなことが行われるのか、どんな郵便物が届くのかをチェックしてみましょう。

まずは郵便物です。次のような件名の書類・ハガキが、ティーアンドエスから送られて来るようです。

  • 訪問に関する御連絡
  • 訪問予告通知
  • 最後通告書
  • 支払通告書
  • 和解案のご案内
  • 支払意思確認通知
  • 債権譲渡譲受通知書

なお、この情報は2017年8月現在のものですが、今後、変更される場合も予想されます。ここに書かれていない件名の書類・封書であっても、すぐに詐欺や架空請求と決めつけて放置せず、専門家による無料相談でアドバイスを受けることをおすすめします。

また、郵便物と別に、電話や自宅訪問といった督促も行われている様子です。
自宅訪問があった場合も、債務承認を避けるために、「お金の話は一切しない」「すぐに退去を求める」といった対応をしたほうが良いでしょう。
早く帰って欲しいからといって「一円でも支払ったり」「今すぐ払うお金はありません」などの言動は避けて下さい。些細なうっかりとした言動が借金の存在を認める「債務承認」となり、時効が中断してしまう恐れがあるからです。

 

予め弁護士や司法書士に相談をしておけば、

「弁護士(司法書士)と相談しておりますので、お答えできません。お帰り下さい」

と毅然とした対応が取れるため、自宅訪問を受けた際も、トラブルを防ぎやすくなります。

こうした備えとしても、弁護士や司法書士への相談は、必ず行っておきたいですね。

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