アコムの借金を消滅時効で返済免除する方法

投稿日:2016年11月29日 更新日:

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このページでは、アコムの借金に”消滅時効”を援用し、返済を免除・完済する方法について解説します。

借金には、”消滅時効”の法律があります。アコムの場合は、商法522条が適用されると考えられます。
時効の中断がなければ、最後の返済から5年で時効を迎えます。
アコムに「借金が無くなる時効を使いますよ!」というふうに援用することを『消滅時効の援用』といいます。
この『消滅時効の援用』の手続きを行うことで、返済が全額免除されます。

時効の援用は、踏み倒しではありません

『消滅時効の援用は、踏み倒しではない』

このことが、まず一番重要になります。

『時効を使って踏み倒そう』といった考え方は悪質と言えるでしょう。
まして、『時効での返済免除を最初から狙って、アコムを利用する』など、絶対にあってはいけません。詐欺に問われる可能性もあります。


あくまで借金の消滅時効援用は、

最後の返済から5年が経過し、
お金を仕方なく返せない

といった場合などに使える法的な解決処理です。

借金の消滅時効は、たしかに国が法律で定めたルールですが、日本が国として借金の踏み倒しを奨励している…といった事は絶対にありません。

ですが、消滅時効の援用ができる場合は、正々堂々と行いましょう。
コムへの延滞金・遅延損害金・利息だけではなく、元金すらも払わなくて良くなるからです。

アコムの借金時効の基本は、一般的なものと変わりません

アコムの借金の時効については、基本的な消滅時効の援用手続きと大きく変わりません。

基本的な借金の消滅時効に関しては、次の記事でまとめているため、ここでは解説を省略します。
借金の消滅時効に関する詳しい解説は、次の記事でまとめていますので、ぜひこちらもお読みください。

 

この記事では、”アコムの場合”について、特に知っておきたいポイントを解説します。

アコムは時効の管理をしっかり行っている

アコムに限った話ではありませんが、借金の時効は、ただ機械的に年数が経てば、勝手に成立するものではありません。

さまざまな時効の中断事由があり、いつ時効期間を過ぎるかは、ケースによって細かく異なります。
そうした時効の管理を、アコムはきめ細かく行っています。

ほとんどの場合、時効期間が過ぎる前に、『裁判上の督促』=法的手続きを行い、時効を中断させるとともに、”差し押さえ強制執行”などの手続きに踏み切ります。

そのため、アコムの借金を、時効で全額免除することは、まず普通に考えると難しいです。

アコムからの督促で、消滅時効を適用できるケース

『アコムは時効管理を行っており、時効が完成する前に、差し押さえなどの法的手続きに踏み切る』

と解説しました。
ですが実際には、すでに時効を迎えているはずなのに”アコムから昔の借金の督促が来た”という事例も多くあります。

アコムへの返済を滞納したまま、住民票を移動せず夜逃げしていた場合。
住民票を新たな住所へ移すとアコムに現在の住所がバレるので昔の借金の請求が来る事があります。

DCキャッシュワンなど、過去に吸収合併した業者の未払い回収金に関する督促が届く。

上記2つの場合、最後の返済から5年が経過していれば、消滅時効の援用ができる可能性があります。

アコムが保証業務を行っている他社金融業者のローンで、滞納金を肩代わり(代位弁済)したものによる督促。

この場合は、アコムが代位弁済した日から5年経過している場合は、消滅時効の援用ができる可能性があります。

時効期間を過ぎていても、『消滅時効の援用』手続きを行っていなければ、時効は成立していません。
そのため、アコムが昔の借金の請求を行うことは、まったくの合法です。

時効になっているか、アコムに電話して確認するべき?

最後の返済から5年が経過していることが、時効完成の目安となります。
アコムから届いている督促や催告の書類に「返済期日」などが書かれていて、それが5年以上前のものであれば時効を迎えている可能性があります。

ですが、最後の返済日がいつかわからないからと言って、『時効になっているか?、アコムに確認する』のは、失敗の大きな原因です。

アコムに問い合わせる段階で、債務承認になってしまい、時効が振り出し(ゼロ)に戻ってしまう恐れがあるからです。

たとえ電話した時点で時効期間を過ぎていたとしても、時効援用を行っていなければ、時効は成立していません。
ですから、そこで問い合わせをして、うっかり借金の存在を認めるような発言をしてしまうと、それが債務承認となり時効が中断されてしまう可能性があるからです。

アコムからの請求で、時効かも?と思ったら

それでは、アコムから督促を受けて、『時効では?』と思った場合の対処方法を解説します。

たまにネットの掲示板や質問サイトで、昔の借金の請求には『放置で良いですよ』といった回答を見かけますが、これはまったくの間違いです。

そもそも借金の時効は、”期間が過ぎれば勝手に成立するものではありません”。


:時効期間が過ぎたあと、
↓↓↓
:消滅時効の援用手続きをする。

この2つが揃って、はじめて成立します。
また、その時効期間も必ずしも5年と決まっているものではありません。時効の中断などにより、”いつ時効期間が過ぎるかは、ケースバイケース”です。

ともあれ、”放置しておくだけでは、100年経っても時効になりません”。

本当に時効を迎えているか、専門家に調査してもらう
時効を迎えている場合、『消滅時効の援用』手続きをしてもらう

このステップが絶対に必要です。

手続きは、消滅時効の援用通知書を内容証明郵便で送るといった方法になりますが、自分で行うと失敗する可能性がありますので、司法書士や弁護士に代行してもらったほうが確実でしょう。

早めに対応しないと、時効中断のために、アコムが法的手続きを行う可能性もあります。
返さなくても良くなるはずの借金を返さなければならなくなる可能性があります。

そうなってからでは、手遅れです。

『アコムから督促が来たけど、時効では?』

と思ったら、弁護士・司法書士の無料相談を活用しましょう!

消滅時効の援用に強い弁護士・司法書士を一覧にまとめました

 

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