ネットビジネス失敗で600万円のビジネス融資が返済不能になった体験談

投稿日:2016年10月10日 更新日:

近年、注目度が上がっているネットビジネス・「アフィリエイト」
自分で運営するWEBサイトに商品の広告を掲載し、そこから売り上げが上がると、販売成果報酬を得られるビジネスです。

「空き時間で誰でもできる」
「初期費用ナシ」
「“クビでも年収1億円”」

などの魅力が喧伝されることもあり、気軽な副業として始める方もいれば、本格的なビジネスとして展開する方も。

ですがその一方で、“思わぬ費用”が発生し、返しきれない債務に悩まされてしまう方もいます。

今回お話をお伺いした中村さんも、そうした方の一人。
「初期費用ナシで不労所得が手に入る」とまで言われるアフィリエイトビジネスの難しさや、返せなくなってしまった債務について、お話をお伺いしてきました。


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本格的にアフィリエイトをはじめた結果、経費が急増

質問者

アフィリエイトというと、ここ数年、ネット広告でも見かけるようになりましたね。「初期費用ナシで手軽に始められる」「不労所得が手に入る」など、魅力的にも思える宣伝が並んでいますが…。

中村さん

まあ嘘ではありませんよ。費用をかけずにやろうと思えば、どこまでも削減できます。ただ、それでは売り上げもほとんど上がりません。大きく稼ぐためには、相応の経費が必要です。
僕の場合、一番大きな経費になったのが、「PPC広告」でした。これ、ご存知でしょうか?

質問者

すみません、お聞かせ頂いてもよろしいでしょうか?

中村さん

googleとかyahooで検索すると、検索結果の一番上に、[広告]とついたWEBページのタイトルが表示されますよね。あれは、広告費用を払って、検索結果の上位に表示させているんです。
これがPPC広告なんですが、この出稿料がバカになりません。1クリックあたりの単価で…つまり、1回クリックされるごとに、広告料が発生するんですよ。

質問者

では、クリック数が増えるほど…つまりサイトを見る方が多ければ多いほど、広告費もかさんでしまうんですね。
1クリックあたり100円ぐらいでしょうか?

中村さん

とんでもありません!人気のキーワードだと、1クリック3000円とか、5000円とか…。入札制になっているので、高い費用を出す人がいれば、それだけ広告料が釣り上げられてしまうんですよ。もちろん私はそんな入札単価の高いキーワードには手を出していませんでしたけれども。。。

質問者
1クリック5000円!!そんなにするんですね!想像以上です。では、毎日たとえば100人が訪問したら…。
中村さん

100回クリックされますから、1日50万円です。
一日の費用で言えば、少ないほうでも3000円~1万円、高額になると100万円を越えるものもあります。

質問者

ものすごい金額ですね。とても個人事業で、負担しきれるレベルではない気がしてしまいます。

中村さん

もちろん、このPPC広告を使わずにやる方法もあります。ですが僕の場合、“お金で解決できるなら解決したほうがいい”“最終的に黒字になれば問題ない”と考えて、安易にPPCを使ってしまったんです。
もっとリスクや費用対効果を検討してから使うべきでした。

質問者

というと、その莫大なPPC出稿料が、失敗の原因だったわけですね。

中村さん

はい。間違いないと思います。

耐えなければいけない赤字の額が、想定の5倍に

中村さん

PPCを使ったアフィリエイトは、“資金繰りが難しい”んですよ。いろいろと仕組みがありまして、どうしても最初の2か月は、“完全な赤字”になりがちです。アフィリエイト報酬の入金が、成果発生から2か月後だったりするので。
そこにPPCの費用の支払いは発生しますから…。クレジットカード払いにしていても、1か月ほどの差が出るんです。

質問者

PPC費用の支払いが、クレジットカードで翌月。そして報酬の入金が翌々月…。“経費の支払いが先行する”んですね。

中村さん

ざっくりした説明ですが、そういう事になります。
まあ、それは最初からわかっていたので、僕もその赤字額を見積もって、耐えれる範囲内で回していたんですよ。

でも、ある時その想定を読み違えてしまったんです。
想像以上のアクセスが集まってしまって、でもそのほとんどが成約しなかったんです。

質問者

なるほど…。たとえるなら、「お客さんが一人ご来店するたびに、経費の発生する店舗」みたいなものでしょうか?大勢のお客さんが押し寄せて、大量の経費が発生してしまった。でも、そのお客さんの大半が「冷やかし」だった…。

中村さん

そんな感じで、大赤字になってしまったんです。
さらに悪いことに、成約率が落ちている…「ほとんどが冷やかし」という事に、気が付くのが遅くなってしまって…。
気が付いた後も、「アクセスが急増しているから、成約率を伸ばす施策を打てば大儲けできる」と、“儲けばかりに意識がいってしまい、リスク管理が疎かになってしまった”んです。
気が付いた時には、“想定の5倍の大赤字”…。何もかも後の祭りでした。もう呆然としましたよ。

質問者

ちなみに、金額にすると、おいくらほどでしょうか?

中村さん

クレジットカードの限度額いっぱい…“600万円”です。
こんなことになる前に、広告料の上限を設定したり、出稿を取りやめておけば…と、本当に後悔しています。
ただ、あの時はビジネスチャンスだとばかり思っていて…。本当に、リスクを甘く見ていました。

想定外の高額赤字に、アフィリエイト継続も困難に

質問者

それだけ高額の決済になると、カード会社からすぐ連絡が来ますよね。

中村さん

ええ、すぐ来ましたよ。嘘を言うわけにもいきませんから、確かに自分が使った決済だと伝えました。
その時、想定外の事態で一括では払えない、分割にしてほしいと伝えたんですが、3回払いまでしか認められませんでした。

質問者

600万円を3回…。毎月200万円になりますね…。

中村さん

さすがに毎月、そんなに払えませんよ。しかも限度額いっぱいになってますから、翌月の広告出稿もできないわけです。
つまり、“無収入になって600万円の借金だけできた”のと、変わらない事態になってしまったんです。

質問者

そうなってしまうと…どうしたらいいんでしょう?もう打つ手が無いように思えます。

中村さん

そうなんですよね…。そのときは自分もアフィリエイターとしてプライドがあるので、何か手はないかと考えました。いろいろ試行錯誤もしましたが、“結局、わずかな残り資金と時間を浪費した”だけでした。
その間にも“カードの保証会社からの取り立て”がどんどん来たんです。

カード会社からの相次ぐ取り立てに、ついに精神障害に…

中村さん

取り立てを受けていた頃の話は、ちょっと詳しくできません。

質問者

ご無理なさらず結構ですよ。やはり取り立てを受けるのは、つらい事ですので…。

中村さん

それもありますが、実は、“ストレスや過労で、一時的な精神障害に”なってしまって…。当時のことを、あまりはっきり覚えていないんです。

質問者

そうだったんですね。無理もないと思います。突然の高額債務、ビジネスの継続困難、どうしようもない中で、取り立てが来るんですから…“精神状態を保てる人のほうが少ない”と思います。

中村さん

とにかく、『金さえ稼げばなんとかなる』と思って、夜も眠らずにパソコンにかじりついて、手あたり次第、何でもやって…。
でも、焦って付け焼刃ですから、うまくいくわけがないんです。
その間にも、“督促状の束と、保証会社からの着信履歴がどんどん溜まっていって…。”それを見るたびにパニックになって…悪循環でした。

督促を無視し続け、“最終催告状”が届き、ついに裁判…

質問者

カードの保証会社とは、交渉も続けられていたんでしょうか?

中村さん

いえ。督促状も電話も、まるっきり無視していました。「どうせ金を払えと言われるだけ」と…“謝ったら許してくれるワケでもない、交渉にもならない”のだから、電話に出るだけ無駄だと思っていました。

質問者

そうなると…“取り立てが次第にエスカレート”したと思われます。あまりご記憶にないとおっしゃっていましたが、“最終催告状”や“法的手続き開始決定通知”は、見覚えがないでしょうか?

中村さん

ああ…そういえば、見たかもしれません。ものすごいパニックになってしまった書類がありました。あれが“最終催告状”だと思います。

質問者

やはりそうですか。では、“裁判の一歩手前”まで、取り立てが進んでいたことになりますね。

中村さん

対応があと少し遅れていたら…“裁判に訴えられて、財産を差押えられていた”…。そう考えると、今でもまだ、気分が悪くなりますよ。

 

裁判になる前に、債務整理に詳しい弁護士や司法書士に無料相談を

今回のインタビューは以上になります。

お話をお伺いしたアフィリエイターの中村さんの場合、経営転落のショックや、取り立てを受けるストレスから、精神障害にまでなってしまいました。

取り立ても“裁判ギリギリの最終段階”まで進み、見かねたご家族の方が、弁護士に無料相談。
同時に、中村さんの精神状態のおかしさにも気が付き、心療内科にも受診したそうです。

医師と弁護士、二人の専門家の力を借りて、無事に窮地を乗り切った中村さん。ですが、「あと少し、対応が遅れていたら…」と考えると、まだご気分が優れないようです。


お金のトラブルは、想像以上にメンタルにもダメージを与えるものです。
メンタルの病気は、心療内科やカウンセラーなどの専門家でなければ、適切な治療ができません。

それと同じように、返済不能な債務も、弁護士や司法書士といった専門家でなければ解決できません。

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